【FELT】新たな時代を切り開くマルチロードバイク「VR60」
by: 新里駿

【FELT】新たな時代を切り開くマルチロードバイク「VR60」

 ロードバイク・TTバイクを中心に「質実剛健」なバイクを世に送り出し続けるドイツブランド「FELT」。

創始者は当ブログではすっかりおなじみ「フレームの魔術師」こと「ジム・フェルト」。

アルミ素材の設計やブレンディングに長け、今なお現場の第一線で開発に携わっている生粋の開発者として知られています。

2017年モデルよりロードラインナップに大きな変更が加えられるFELTですが、そんな最新モデルにて満を持して登場したのがマルチロードという位置づけである「VRシリーズ」です。

これまでコンフォートロードとしてラインナップされていた「Zシリーズ」に置き換わる形で登場したこのVRは、基本的なジオメトリーをZシリーズから引き継ぎつつも、ヘッドアングルをわずかに寝かせホイールベースを伸ばすことで更なる安定感を実現。

それに加えて太めのタイヤ・ディスクブレーキを搭載することで舗装路やある程度の未舗装路まで気持ちよく走破できるマルチパフォーマンスロードに進化を遂げています。

サイクリングは勿論林道や砂利道、さらには通勤にも使える一台をお探しのお客様にオススメです。

「Zシリーズ」を基本的には踏襲したメインフレーム。

好評だったエンデュランスロードジオメトリーを基本としつつ、ヘッドアングルをわずかに寝かせることによってホイールベースを延長。走行時の安定性を向上させています。

また、より上体を起こすことのできるアップライトポジションを採用することで、通勤時などにリュックを背負ってもつらくない乗車姿勢を楽にキープすることが出来ます。

バイクの性能を決定づけるフロントフォークにはFELTのミドルグレードカーボン「UHC ADVANCED CARBON」を採用。

エントリーグレードカーボンに引っ張り応力の高いハイモジュラスカーボンを加えることで、「UHC PERFORMANCE CARBON」よりも平均で20%の軽量化を達成。

ライダーの入力に対する反応性も向上しており、快適性を保ちつつよりレーシーな色合いの強いフォークへと進化を遂げています。

快適性を追求した結果シートステーブリッジが廃され、トップチューブと一体化したシートステー。

応力分析の結果剛性に全く貢献しておらずむしろ振動吸収性を損ねていると分かったブリッジを取り除くことで快適性が向上。

更にこちらも快適性を妨げていることが分かったシートステイとシートチューブの分厚い接合部を最小限の面積に留め、トップチューブと繋ぐことで更なる乗り心地の良さを実現しています。

この２つの新たなテクノロジーによってなんと垂直方向での快適性が12%も向上しており、先代のモデルよりもさらに乗り心地の良いバイクとなっています。

今日ではロードバイクのトレンドとなりつつあるディスクブレーキを、VRシリーズでは全ラインナップで採用。

どんな天候でも確実な制動力とパフォーマンスを発揮してくれるとともに、機械式であるのでメンテナンス性にも優れています。

 ディスクブレーキのパワーを確実に受け止めるため、扁平加工が施されたチェーンステーエンド部分。

最低限の扁平加工にとどめる事で、垂直方向の柔軟性を損なわないように配慮がなされた設計となっています。

快適性を追求した車体と相性のよいジェル入りサドル。

コンフォートロードでは体勢を起こす乗車姿勢をとることでお尻への加重が大きくなり、硬いサドルであるとお尻が痛くなってしまうのが難点ですが、ジェルの入ったやわらかいサドルを最初から搭載することでその悩みが起こりづらくなり、ストレスフリーにロングライドを楽しんでいただけるようになっています。

メインコンポーネントにはコストパフォーマンスに優れたSHIMANO Clarisを採用。

耐久性・変速性能の優れたSHIMANOパーツが採用されていることで、日常使いでもサイクリングでもストレスの無いシフトチェンジを体感していただけます。

またタイヤにはロードバイクとしてはやや太めの28Cのものをアッセンブル。

スポーティーなクロスバイクなどに搭載されることの多い28Cタイヤは走行性能と振動吸収性がうまく両立されており、バイクの性質と相まって気持ちのいい乗り心地を実感していただけます。

そしてマルチロードの名にふさわしく、装着可能なタイヤの最大幅はなんと35C。

もちろんFELTらしいレーシーな走行性能も持ちあわせているため、オフロードを走行したい場合は35C、ロードバイクらしい走行性能を体感したい場合は23Cをそれぞれ装着することで幅広い用途で使っていただける仕様となっています。

様々な乗り方に対応するマルチロードならではの仕様が、トップチューブ上に装備された二つの穴。

実はストレージボックスという小物入れを取りつけることの出来る穴となっており、小物をスマートに持ち運ぶことの出来る仕様となっています。

そのほかにも540mmサイズ以上のバイクではダウンチューブに２箇所のボトルケージ台座を設けるなど、他にはない独創的な仕様が多く搭載されているのです。

■VR60

マットオレンジ

サイズ:470　販売価格:￥98,800＋tax

現金でご購入で10％のクーポン券￥9,880が付きます。(カードの場合は５％になります。)