【TDF2017】TT苦手なチャベスはタイム差を抑えることできず。サイモンは上々のスタート。【ORICA-SCOTT】
by: 村松 太陽

 orica2                                      marketing.scott-sports.comより

 

【TDF2017】TT苦手なチャベスはタイム差を抑えることできず。サイモンは上々のスタート。【ORICA-SCOTT】 

 


 

雨の中での個人タイムトライアルとなった第一ステージ。

落車でモビスターのサブエースのアレハンドロ・バルベルデと新城が所属するバーレン・メリダのエース、ヨン・イザギレがリタイアするというそれなりに大きな波乱の幕開けとなった「Tour de France 2017」。

 

そんな中、船橋店が応援するORICA SCOTTは、

 

エースのチャベス。タイムトライアルは苦手でタイム差を抑えたいということを前回書きましたが、残念ながら抑えきれずにトップと1分13秒差の116位。前回覇者のフルームに対して1分1秒差が尽きまだ第一ステージとはいえ難しい展開を今後迫られそうです。

山岳ステージは5つ、中級山岳も合わせると10の登りステージで能動的に仕掛けてタイム差を挽回することを期待したいです。昨年のブエルタで見せたORICAの前残り作戦などで単独タイム稼ぎができれば可能性も見えてきます。総合争いの一人と見られてはいるのでそう簡単ではないとは思いますが。

 

 

一方マイヨブラン狙い(?)のサイモン・イェーツは上々のスタートを切れています。

全体の29位タイム16分41秒でトップ差37秒。

マイヨブラン争いでは32秒差の5位。トップは全体で2位に入ったシュテファン・キュング、クロノマンなので山岳入れば問題ないでしょう。2位は全体で17位のピエール・ラトゥール、こちらは要注意でTTも速いが登りも強いです。3位は全体20位のアレクセイ・ルツェンコ、パンチャーよりっぽいので山岳の出来次第で注意すべきか。4位は全体26位のティモ・ローセン、大柄な選手なので山岳は苦手そうなので大丈夫か。

上位の選手はいずれもアシスト業があるので注意は必要ながら十分挽回できるのではないでしょうか。もちろんサイモンもチャベスのアシストはありますが、サブエースでもあるので仕事は少なめで多少自由に動けると思われますのでチーム内ポジション的にも優位かと。

ほかに要注意選手は、昨年マイヨブラン2位のルイス・マインティーズ、サイモンと35秒後ろだがUAEチームエミレーツのエースなのでアシスト充実で手強い。昨年3位のエマヌエル・ブッフマン3秒差、昨年4位のワレン・バルギル22秒差あたりもチェックが必要。

 

 

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タイムトライアルにおいてチームの使用機材はSCOTTのPLASMA5にシマノコンポ、シマノPROのホイール。

フレームはトライアスロンにも使える仕様でストレージボックスとエアロボトルをはずすことでUCIルール対応となります。BB周りからチェーンステイへのボリュームと形状は圧巻でパワーを逃すことはないでしょう。

ホイールはシマノPROで、前輪にバトンホイール「ロード3Sホイール」で4本バトンから3本へと変更されより空力性能が向上、後輪にディスクホイールですが旧式を使っていたりゴニョゴニョなディスクホイールだったりしますが大人の事情でしょう。

ヘルメットはSCOTTのエアロヘルメット「SPLIT」を使用。長い尾の後端を切り落としたような形状で、基本定位置において空力を向上させるタイプ多少は動かしても影響小さくなるようにしている。ベストなポジション・フォームを維持し続けれる人向けですね。

 

 

 

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