日本最大級のスポーツサイクル専門店!専門知識を活かしたコンサルティングを致します!
2021/11/19 18:55
天候にも恵まれ2年振りの開催となった『ワイズロード社内試乗会』。
毎回多くのメーカー様にご協力頂きスポーツバイクショップの店員冥利に尽きるイベントです。
レポート第一弾は小径担当としてDAHON! それも乗り比べ!
目次
ロードバイクコンポーネントを搭載した両モデル。
『VISC EVO』に関しては以前からの継続モデルで船橋店でも人気の車体です。
それに対して『DEFTER』は21年モデルで初登場したモデル。 気になっている方も多いかと思いますが、入荷が遅れに遅れ年末~年始くらいまでには入ってくるのではとの情報です。
それぞれどこが違うのか、乗り心地はどれくらい違うのか。 拙いインプレではございますが、最後まで見て頂ければ幸いです。
DAHONでは珍しいフロント変速も備えた1台。
『折り畳みだけどスピードを出して軽快に走りたい! もしかしたら峠も攻めちゃうかも』と言う方にはこれ一択!と言うくらい勧めてきたモデルです。
見た目も他のモデルとは一線を画すようなフレームデザインですが、何がいいのでしょうか。
ドライブトレインにシマノTiagrを採用した2×10段速。
フロントシングルが多いDAHONラインナップの中でフロント変速も採用。
小径車は文字通りホイール径が小さいので漕ぎ出しが軽く、ある程度重ためのギアでも踏めてしまいます。
逆を言うと軽めのギアはほとんど使用することが無い(個人的に)という事なんです。
しかしVISCにはフロント変速を搭載。 小径車だから走る場所を限らせない!
峠などはもちろん、行楽地でのサイクリングの幅が広がります。
ちなみにギア比はフロント53-39T、リア11-25T。 リアが25Tまでしかないの!?と思われるかもしれませんが、上記でも書いた通り小径で回転が良く漕ぎ出しが軽い事、フロントで39Tが付いているのでご安心を。
ちなみに試乗コースはほぼ平坦でしたが、フロント、リア共にTOPギアで快適に進んでくれました。
20インチホイールは2種類の大きさがありVISCが採用しているのは大きい方の451ホイール。
406の20インチホイールはタイヤを付けた状態で上の写真のホイールくらいの大きさですかね。
径が大きくなった分走行性能もあがってきます。
メインのフレーム折り畳み箇所の上にもう1か所の接合箇所を搭載。
平坦でのスプリントや登りの時などにフレームがたわまないように接触面積を増やしています。
まさに走る場所を限定しないVISCならではの構造でしょう。
DAHONのNewラインナップ『DEFTER』。
パッと見では同社の『SPEED FALCO』に近い形状ですが、DEFTERの最大の特徴は【重量】。
ミドルクラスながら10㎏を切る(9.9㎏)仕様になっています。
またFD台座やキャリパーブレーキを搭載することで後のカスタムの幅が大きく広がっていきます。
当初の予定では夏くらいの発売予定でしたが、昨今の様々な事情によって年末~年始となってしまっています。
シマノのロードバイクコンポーネントClarisを採用。フロントチェーンリングは53T、リア11-30Tと小径車らしいギア比になっています。
両モデルともDAHONのスポーティーモデルらしくワンピースハンドルステムを採用。
VISCの方は流石という感じ。 451ホイールが初速からの加速がスムーズに行われしっかりとしたスピードにのります。巡航でも25kmは簡単に乗ってしまうのではという走り。
試乗コースがほぼ直線だったので登坂性能は確かめられませんでしたが、軽いギア比はしっかり登れそうな感じがしました。
ポジションも175㎝の私でも窮屈な感じはなくロングライドでも疲れにくいのではと思わせてくれました。
DEFTERの方はまず軽さが分かりました。 しっかりとコンセプトを感じ取れます。
406ホイールなので軽めの坂であればギアをそこまで落とさなくても勢いで登れてしまうような感じ。
VISCと比べるとハンドルまでの距離が近くハンドル位置もやや下目なので若干窮屈さは感じましたが、時間と慣れで気になるほどではないかなというくらい。
小径車の場合は走りもそうですが折り畳んだ時の大きさや軽さなども重要です。 その点で行くと9.9㎏と軽量でここまでの走行性能なら全然アリですね。
VISC EVOの方は現在写真のマンゴーオレンジが1台のみ店頭在庫がございます。
DEFTERの方に関しては上記でも書かせて頂きましたが、年末~年始の入荷予定で3色全て入ってきます。