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ハイスピード系クロスバイク BIANCHI ROMA3
by: 木立春之介

BIANCHI ROMA3
サイズ:57
カラー:CK16
\87,780(税込)

C-SPORTと双璧をなすクロスバイク

ビアンキにはC-SPORTシリーズとROMAシリーズの2種類のクロスバイクがあります。2台の特徴をざっくり言うとC-SPORTはどちらかというとマウンテンバイク寄りで、ROMAはロードバイク寄りという特徴を持っているんですね。今回ご紹介するのはROMAシリーズの方です。

フレーム設計を見ると性格の違いが見える

C-SPORT_2021_09_01_18_26_14

ROMA3_2021_09_01_18_20_25

C-SPORT 2_2021_09_01_18_26_14

ちょっとマニアックな話ですが、これは自転車の設計図です。
上がROMA、下がC-SPORTなのですが、一番違いが見えるのが、Cのチェーンステー長で43サイズどうしで見比べてみると3㎝もROMAの方が短いです。このパイプが短くなると、自転車を漕いだ時にキビキビと加速をしてくれるので、加速が重要となるレース系のロードバイクなんかは、短く設計されることが多いんですね。他にもDの項目を見るとROMAの方が、クランク(ペダルの付いてる棒)の高さが、より高い位置についていて加速重視になっていたりと、ROMAの方が走り重視に振られていることが分かります。

高性能な油圧のディスクブレーキ

◆制動力
◆コントロール性
◆雨の日のブレーキの効き
どれをとっても、従来のリムブレーキよりも高い性能を発揮してくれる油圧のディスクブレーキ。それもそのはずで、仕組み自体が車やスポーツ系のオートバイと同様のシステムを使用しているので、少ない力で十分なコントロールができるんですね。油圧のディスクブレーキの中でも、高性能なシマノ製のブレーキを採用しているあたりも嬉しいところです。

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※画像は別のカラーの物を使用しております。

使い勝手が良くなった変速機

これも上位モデルのクロスバイクでは多く採用されるようになってきている、2×8速仕様のものです。
以前のモデルでは前3段が多かったのですが、もともと前3段というのはかなり険しい斜面を走るマウンテンバイクに適した規格で、高速域用と中低速域用のギアに、めちゃめちゃ軽いギアが1枚追加されて、3段変速の構成になっているので、街中での移動であれば、高速域用と登り坂などの低速域用の2枚があれば、そこまで不自由に感じることは無いはずです。
前2段化は軽量化できる事はもちろんですが、調整が楽になるという部分も個人的には嬉しいポイントだったりします。

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※画像は別のカラーの物を使用しております。

まとめ

最近ではグラベル系のバイクが増えてきていることもあってか、クロスバイクも以前に比べると、だいぶタイヤの幅が広くなったモデルが多くなりました。その中でも今回ご紹介したROMAシリーズはその逆を行くスピード系に振ったモデルという事で、長距離をハイペースで走るツーリングなんかにも対応したモデルです。そんなモデルが欲しいという方にはなかなか魅力的な一台となるのではないでしょうか?

 

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