チェーンオイルの”水置換性”とは
by: 木立春之介

水置換性(みずちかんせい)

なかなか聞き馴染みが無いという方もいるのではないでしょうか。これはチェーン用オイルなんかで使われるちょっと面白い性質のことで、たとえばチェーンをお掃除した後に仕上げで水を流したとします。当然そのままだとチェーンから油が流れ出てしまうので、チェーンオイルを塗布すると思うのですが、チェーンの表面には水分が付いていますので、水気を拭きとらずに油をその上からかけても油は浮いてしまって、チェーン内部の滑車になっている部分までしっかりと潤滑出来ないわけですね。
そこでこの水置換性が活躍します。水置換性のあるオイルを水が付いたチェーンに掛けると、チェーンと水の間に油が割って入ることができるという何とも魔法のような効果を発揮してくれます。
まさに“油とチェーン水入らず”ってわけです。
これのおかげでお掃除後の注油がとても楽なので、超ズボラな私は水置換性のある物を選んでます。

当店にもあります。

船橋店においてある水置換性を持つチェーンオイルといえば、
WAKO’Sのチェーンルブです。\1,760(税込)

 

CHL チェーンルブ

このチェーンルブの特徴は、吹きかけるとまずは溶剤の成分がチェーン内部にどんどんと浸透していって、潤滑するためのオイルをガンガン重要な部分に送り込んでいくわけですね。そこから細かな隙間までオイルが行きわたると、浸透させるためにいた溶剤が揮発していって、残るのは潤滑するためのオイルだけという事になります。大体6時間くらいたつとサラサラしていたチェーン表面に粘りが出てきますかね。それのおかげで高回転で回しても飛び散りずらいです。ちなみにオートバイでやってもほとんど飛び散らなかったのには驚きです。
チェーンのオイルはいろんなメーカーが出していて、どのメーカーにするのが良いか結構迷います。そんな時はオイルの性質で選んでみるというのも面白いかもしれません。

 

施設案内

 

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