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【インプレ】昔と違ってエアロロードの快適性はどうなの?マイバイクを用いて解説致します!
by: 下山田航太

ひと昔前のエアロロードと言えば平坦番長などと言われていました。
ですが、最近のエアロバイクはテクノロジーの変化などにより空力性能だけでなく軽さや快適性も考えて設計しているバイクが増えております。
そこで今回はTREKが誇る振動吸収機構『Iso Speed』が搭載されているマイバイクを用いてどれだけ変わっているかをデータではなく体感でご説明いたします。

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【インプレ】『エアロロードの快適性』

購入から3年が経ち、色んなシチュエーションで走りました。実際にライドしてみて感じたMADONEのインプレッションも含めて私目線でご紹介させていただきます。

『バイク情報』

車体:MADONE SLR 9(リムブレーキ)

コンポーネント:SHIMANO R9150

ホイール:BONTRAGER AEOLOS XXX6 チューブラー

タイヤ:VITTORIA CORSA チューブラー (700×25c)

サドル:BONTRAGER XXX Carbon Road Saddle

<漕ぎだしと平坦の巡行>

 エアロフレームとあって軽量フレームと比較すると初速は劣るが、そこで引き離されるということは無い印象。
空気抵抗削減されたフレーム形状と高剛性のフレームが功を奏し、いつもの巡航速度が苦にならないばかりか踏み込んだ力が効率よく推進力に変わり「スーッ」と軽やかに進んでくれます。(私の場合は巡航速度が2㎞ほど上がりました。)

<登りと下り>

外見のイメージでは剛性が相当高いと思われがちですが、ダンシングした時の癖は少なく普通のロードバイクに近い感触で登ることができます。
ヒルクライムだけのレースで無ければこの一台でこなせるでしょう。 
下りの安定感も優れている印象で、コーナー時にバイクを傾け立ち上がる反応性の良さは今まで乗ってきたバイクの中でも一番コントロールしやすい気がします。

<新型ISOスピードのスライダー位置を変えての走行>

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ここからが今回のポイントである、エアロロードとしての快適性についてです。
本モデルは快適性の向上を目的としてDOMANEに採用していた調整式のISOスピードを搭載しています。
先述の通り新型ISOスピードのスライダーを前後に動かすことで、シャキッとした鋭い反応性が特徴的な「剛性重視」から細かな振動を除去することで快適性の高い乗り味が特徴的な「快適性重視」までの調整が可能になりました。

そこで今回、ライド中に昔から走っている印旛沼のサイクリングロードでISOスピードをいじってみました。

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まずはしなりを多くし快適性を高めて乗ってみると………
エアロフレームとは思えないほどの振動吸収量でISOスピードの凄さを改めて実感することが出来ました。
画像では分かりづらいのですがシートチューブ付近へ体重かけることでISOスピードがしなり、その結果路面からの凹凸の多くを低減してくれるようです。

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そしてしなりを抑えて乗ってみると………
乗った瞬間に「これはかなり硬いフレームになった」と思わず声を出してしまう程硬い乗り味に
サドルの硬さ(軽さ重視でめちゃくちゃ硬い…)も相まってこの仕様で乗っていると、じきに体から悲鳴が聞こえてきそうです。(笑)

反対にメリットとしてはダウンヒル時のバイクコントロールやフレーム自体の剛性が向上することで、より鋭い走行が可能になると思います。
一長一短あるそれぞれの特徴を考えると、やはりライダーの体格やさまざまなライドシーンに合わせてチューニングしていただくといいと感じました。
ちなみに私はしなりを多くし、剛性の高さもあるバランスの取れた場所がお気に入りです。

<ハンドルの形状>

MADONE 写真3 +

NEWモデルでは従来の一体型ハンドルから2ピースで構成されているハンドル・ステムへと変更されています。
そのためハンドルの剛性がほどよく、振動吸収性に優れていると感じました。
また上ハンドルを手前にベントさせることで握りやすさや振動吸収も向上しているなど、細かいブラッシュアップも施されています。

<ホイール>

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私が現在使用しているホイールはチューブラー仕様のAEOLUS XXX6。リム形状を試行錯誤し設計された最高の空力性能と軽量性を誇るモデルです。
リム高が60mmと高いため、横風が怖いなど不安点が出てくると思いますが本商品はその横風をいなし前へと進む推進力に換えてくれます。

従来のD3形状を採用したAEOLUSも他メーカーと比べて横風に強いデータが残っていますが、本モデルに採用されているリム形状(Speed Stablity Shaping)は10,000種類もの試作品から最も横風に強いホイールを導き出し、たどり着いた新たなホイールとなっています。

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カーボンホイールの弱点の一つである『ブレーキの制動力』についてもブレーキ面にレーザーエッチング加工を施すことで大幅に制動力が向上しており、天候時はまだ試していませんがが晴れている時であれば他メーカーのカーボンホイールと比較しても良く止まると実感しました。

<最後にMADONEがどんなライダーにオススメか>

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休日のサイクリングは勿論シビアなレースまで、様々なライドをこなせるオールラウンドなバイクです。
外観のかっこよさは勿論、空力性能と快適性を両立したロードバイクをお探しのお客様に是非おすすめしたい一台です。
勿論、最近のエアロバイクはカーボン素材や設計を工夫し快適性を向上しているバイクが多いため選択肢が多くなっているのが現状だと思います。

そして船橋店ではTREKは勿論。PROJECT ONEも受付中です。

MADONEの事なら下山田におまかせください。 

 

 

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