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2023/04/16 15:12
こんにちは。ロード担当の下山田です。
久しぶりに入荷したアウトレット車が破格プライスでびっくりしたのでそのお話を。
目次
タイムトライアルバイクのエアロダイナミクスを取り入れた初めての本格派エアロロードとして、2008年に鮮烈なデビューを果たしたドイツブランドFELTのロードレーサー「AR」。
創業者ジム・フェルトの原点ともいえるトライアスロンバイクにて培われた空力性能は勿論、ロードレーサーとして求められる走行性能・コーナリング性能を高い次元で実現しており、そのパフォーマンスはまさに「世界最高のエアロロードの一つ」と言えるでしょう。
今回は同シリーズよりミドルレンジの位置づけとなる「AR ADVANCED ULTEGRA」のアウトレット車が1台入荷しました。
本モデルは標準でカーボンホイールや専用コックピットと言った贅沢尽くしの仕様となっており、コスパの良いエアロロードをお探しのお客様は間違いなく買いの1台だと思います。
そんな贅沢尽くしのアウトレット車を私なりにご紹介いたします。
徹底的に追及されたフレーム設計はライド時、風の乱気流を低減しパワーの節約を実現。
カーボン素材を研究し続けてきたFELTによるオリジナルブレンドカーボンを強度や弾性に応じて適材適所で配することで、過不足のない剛性感と振動吸収性を高いレベルで実現しています。
それにしても車体を横から見るとThe!エアロな見た目で存在感が強いですが、上から見るとうっっっすい(笑)エアロフレームのカッコよさが詰まった一台です。
この形状は多くの空気抵抗を受けるヘッドチューブの前方投影面積を最小限としつつ、フロント周りに求められる剛性感を確保した結果と言えます。
バイクの性能を決定づけるフロントフォークには「UHC Advanced + TeXtreme カーボン、モノコックコンストラクション」を採用。コストを削減しつつもエアロダイナミクスと軽量化を意識。
先述のヘッドチューブ下部から続く一連の造形によりダウンチューブへと流れる空気を整流することで、一般的なロードバイク比で遜色のないハンドリングを実現しています。
エアロシートポストを当然ながら採用していますが、一工夫しているのが同社の優れた技術力。
幅広いライダーに乗ってもらうためシートポストを反転して挿入することで、エアロバーの装着を想定したTT/トライアスロンポジションにも対応可能となっています。
さらにシートポスト下端が分割されており力が加わった時にリーフスプリングのように前後にしなることで、大きな衝撃を吸収することで振動吸収性の向上を図っています。
メインコンポーネントにはHIAMNO社製ミドルレンジであるR8000系統(=ULTEGRA)をアッセンブル。
エアロダイナミクスに長けたエアロハンドル&ステムを採用。
ハンドル内へのワイヤーの内装を考えると将来的にセミワイヤレスを採用したDi2化がオススメです!
空力性能に定評のある「Reynolds AR58 DB Custom」を搭載。
チューブレスレディのため将来的にチューブレスとしても楽しめる1本。
当然のように搭載されているカーボンホイールですが、車体価格を改めて考えると安すぎる(笑)
他社の完成車メーカーがタイヤをコストを下げますが、本モデルに採用されているタイヤは走行性能と耐久性に優れた「Continental Grand Prix 5000」
■FELT 2022年モデル AR ADV ULTEGRA
メーカー希望小売価格:¥869,000
⇒ワイズロード特別価格:¥598,000