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2024/05/02 17:21
先日、船橋店のスタッフ5名で鎌倉方面にBROMPTON輪行ツアーに出かけた際、私は自分のC-LINE(M6R)ではなく、店舗の試乗車で用意してあるP-LINE(M4L)で行ってきました。
実際の走行性能の違いや輪行のしやすさの違いなどBROMPTON乗りならではの目線でインプレしていきたいと思います!
普段はMハンドルを使用しているので、今回もSハンドルではなくMハンドルを使用してみました。
今回は■走行性能(平地) ■登坂性能 ■輪行時の3つの視点からC-LINEとP-LINEの違いを比べていこうと思います。
まずは前々日に店舗から自宅まで(約5㎞)帰った際、一番最初に思った事は『よく走るなぁ』という感想でした。
普段はC-LINEの内装3速目に外装をインナー、いわゆる【5速目】で走る事が多いのですが、まずは外装の3速目(13T)でスタート。
しばらくしてから4速目(11T)にしましたが、メチャメチャ重くなったという訳でもなく、こちらの方が普段走っている5速目に近い印象がありました。
当日も平地では基本4速目で走る事が多く新車という事もありますが、気持ち良く走る事が出来ました。
自宅に帰る際に家の直前にある程度勾配のある坂があるのですが、そこで最初の違和感を感じました。
普段は内装を1速に落として1番軽いギア比で登るのですが、シッティングの状態でケイデンスを上げて登れるのですが、その日は途中からシッティングではきつくなり思わず立ち漕ぎをしてしまいました。
???という疑問は軽くありましたがライド当日、ある坂で同じ症状に出くわします。
ある程度の坂であればギア比を軽くすれば登れていたのですが、銭洗い弁天の手前にある勾配がある坂を登っていた時にやはり途中からシッティングではきつくなり立ち漕ぎに切り替えたのです。
以前にC-LINEで登った時はシッティングで登れた坂が登れない・・・。
自分の脚力が落ちたのかしら・・・いやいや、以前に来た時よりも体重は15㎏以上軽くなっているし、自転車に乗っている時間や距離も増えている。 むしろ脚力は増しているはずなのに・・・。
そして銭洗い弁天から更に先に進む坂は更に勾配が上がりもうシッティングでは完全に登れません・・・。
そこで、船橋店きっての走り屋スタッフ・下山田に『コッチで登ってみて』と託したところ下山田も『キツイ!』と言っていました。
まぁ普段ロードで走っていたりまだまだ20代前半という事でなんとか登ってはいましたが、やはり勘違いではなかったようです。
下山田も普段はM6Lを乗っているのですが、そこで出た結論としてP-LINEの4段変速はC-LINEの6速に対して真ん中の2~5段目になっているのではという事になり、平地でも1番重いギアはC-LINEと比べても1段軽いと言った感じです。
日常の中でここまでの勾配と距離がある坂道は中々出くわさないので、街中にあるような坂であればP-LINEでも十分に対応出来るのではないでしょうか。
フロントのチェーンリングを小さくすると言った方法もありますが、そうすると平地での走りが軽すぎてしまうので、BROMPTONで山などに出かける際はC-LINEの6速、または新たに出たP-LINEの12速がいいかもしれません。
普段、私が乗っているのはRタイプでリアキャリアがありローラーが4つ付いているためホームなどは転がしながら進めるのですが今回はLタイプのため全て持って移動になりました。
しかし、C-LINEと比べ、チタンであったり内装ギアが無い分2㎏ほど軽くなるので持っての移動もそこまで苦ではありませんでした。
輪行をする際、ほとんどが電車の1番端の車両に乗り込むため、ホームでの移動が1番メンドクサイのですが、そこはやはりP-LINEの軽さが際立ちます。
C-LINEの内装変速はペダリングを止めた状態で変速するのですが、P-LINEは外装4段変速のため、通常のクロスやロードと同じくペダルを漕ぎながらやるのですが、いつもの癖で脚を止めながらやってしまい、ペダルを漕いだ瞬間に『ガタン!』となってしまったことが数回ありました・・・。
また今回のライドで1番感じた事は『グリップ』の恩恵です。
私のBROMPTONにはERGONのグリップを付けており、手の平全体で支える事が出来るのですが、今回は通常の筒型グリップだったので、快適性が全然違いました。
エルゴノミック形状のグリップはマジでオススメです!
今回は全部で約30Kmの行程でしたが、平地あり、激坂あり、輪行ありとP-LINEの性能を試すにはちょうどいいライドでした。
船橋店ではC-LINEもP-LINEも、更にT-LINEも試乗車をご用意しております。
GW中はもちろん、これから秋までの行楽シーズンに様々な楽しみ方が出来るBROMPTONをぜひお試しください!