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「ENVE SES 3.4 NEW STRATE SPOKE」を購入した者が語るENVEの真実
by: 高橋 愁

こんにちは、ワイズロード船橋店の高橋です。

俗に言う、モンスターホイールを購入しました。
今回はレビューに加えて、私が考えるENVEという存在についても書きました。

ENVE SES 3.4 NEW STRATE SPOKE

詳しくは割愛しますが、私のバイクはホイール以外にハンドルやサドルもENVEで揃えてます。
自分で言うのもアレですが、ENVEを心酔してるといっても過言ではないと思います。

レビュー

シェイクダウンはいつものコースで、印旛沼CRから少し外れた丘の上のカフェへ。

道中は路面の凹凸が結構ある感じ。
ENVEはそんなことお構いなしで、そして今まで使ったどんなホイールよりもスムーズに走ります。

それもそのはず。

リム内幅25mmのフックレスでタイヤ幅は29C(実測31mm)、空気圧はフロント4.0barにリア4.2bar。
ENVEお得意のエンジニアリングも相まって、ほぼ約束されたも同然のマイルドな乗り心地。

前のホイールもフックレス(ZIPP)だっただけに、ここまで変わるとは思ってもみませんでした。

もう他のホイールは使う気にすらなれません。

PHOTO:DIATEC

ポガチャル選手の影響でSES4.5が人気ですが、ロング行く方や平地と登りのバランスをとるならSES3.4も良いですよ。

実際にSES3.4でもエアロ性能は非常に高いです。(後述しますが)

ENVEの真実

これから書くことはENVEフリークの私がENVEを称揚するだけの内容になってしまうと思います。
既にここまでで違和感に気付いた方、この先はご覧になられない方が良いかもしれません。

さて、最近は中華ブランドの登場で良いモノとそうでないモノの区別が曖昧になった上に、カルチャー的な面でもブランドの価値とかスタイリングとか、そういうのを重んじる方って本当に減ってしまったなと思っている今日この頃。

私は安くて良いモノやただ高いだけのモノ、色々あると思ってます。
決して中華が全部ダメとか高いモノが全部良いとか、そうは思ってません。

組み付け例:カスタマーT氏の場合

組み付け例:カスタマーK氏の場合

それはさておき、「趣味の道具として良いモノを使いたい」とか「あと一手が欲しい」と思う方っていらっしゃるはずです。
そのような自転車エンスーの方に、私が自信とリスペクトを持ってオススメしたいのがENVEなんですね。

ただ実際のところ、どのお客様からも「ENVEは高い!」と言われます。
まあ確かに高い!と思いますよ、私も同感です。

だってホイールで50万円、ハンドルで8万円、ステムで5万円の世界ですから。

でも考えてみて下さい。
ENVEってただ高いだけなんでしょうか。

PHOTO:DIATEC

元よりENVE SMART SYSTEM(SES)はワイドリムが空力性能と剛性に有効であると主張してきました。
これが長年の注目を集めるポイントでもあるんですが、その恩恵を体感出来たのは向かい風のサイクリングロードを走ってた時。

フツーならステアリングが安定しなかったり、パワーが落ちると速度もどんどん落ちるわけですが、ENVEはその反対のような感覚。
ホンモノの空力性能のおかげで、とにかく真っすぐ速く走れてしまうわけです。(リムハイトは前のホイールの方が高かったのに)

私はENVEの掲げる「Real Worid Fast」を体で感じ、結果として向かい風でも安全に速く、そして思いっきりライドを楽しめるようになりました。

‘‘高い‘‘だけあってその性能は究極と言っても遜色ないと思います。

PHOTO:DIATEC

ENVEは「最高の製品とは自分達が使ってみてイライラしないことである」と、ユタ州オグデンにいる彼らもまた私達と同じ情熱を持った自転車エンスーなんです。

PHOTO:DIATEC

そんなENVE、なぜここまで高性能なホイールを作れるのでしょうか。

ENVEのホイールはその形になるまでの一つ一つが、他社と大きく異なります。

例えばフツーのホイールの場合、リムはブラダ(ブラッダー)でリム内部から圧をかけて成形し、後からスポークホールやバルブホールとなる部分にドリルで穴を空けます。
ホイールブランドによってはブラダが取り切れず、ホイールバランスや重量に大きく影響したり、回転中にリム内部からカラカラと音が鳴ってしまうこともあります。
カーボンにドリル加工もあまり良いやり方とは言えません。

PHOTO:DIATEC
左:ENVEのリム
右:他社のリム

PHOTO:DIATEC
左:ENVEのリム
右:他社のリム

対してENVEは成形時のブラダを後で完全に取り除くことが出来る上に、モールドで一体成型。
つまりリム内部がクリーンかつ必要な穴が空いた状態でリムが成型されるので、高精度なリムが作れるのです。

ちなみに一体成型の技術はENVEの特許です。

PHOTO:DIATEC

ENVEのリムは無塗装です。

他社のカーボンホイールの場合、焼き上がった直後は表面に気泡や粗さがあるため、どうしても表面処理が必要になります。
その工程で発生するカーボンの粉末は人体に有害。
人を幸せにするための自転車の道具を製造する過程で、人に害を及ぼすという大きな矛盾が生じます。

PHOTO:DIATEC

この矛盾を克服するために、ENVEはこれまた独自の技術を生み出して無塗装で仕上げることに成功しました。
先の一体成型の技術などもココに繋がります。

当然、無垢なので一つ一つ仕上がりも違いますから2つとして同じホイールはありません。

PHOTO:DIATEC

このように彼らはモノづくりにおける、トレードオフと矛盾を最小限に抑えるために日々努力しているわけです。
ここまでモノづくりに拘るブランドってENVEくらいじゃないでしょうか。

そういう意味でもENVEの製品は秀逸と言えるわけです。

それでもENVEは‘‘高い‘‘と感じるでしょう。
高いだけあってENVEのホイールは破損交換生涯保証です。

自転車に乗っていると落車や事故に遭ってしまうリスクは誰しも伴います。
もしあなたが50万円という価格に躊躇するなら、その50万円でENVEがあなたのサイクリングライフをバックアップすると考えてみて下さい。
どうせ買うならアフターがしっかりしているところから買いたいと思いませんか?

最初の5年はかなり手厚い保証を受けられますから、計算すると1日あたり274円で乗れてしまうわけです。(500000円÷1825日=274円)

決して名ばかりの生涯保証ではありませんので、詳しい内容はこちらからどうぞ。↓

SUPPORT | ENVE エンヴィ 日本公式サイト | ダイアテック

さて、ここまで性能面やアフターのこと、どれもパーフェクトなENVE。
ですがENVEの良さはこれだけではありませんよ。

極めつけはカスタムデカール。
残念ながら日本の代理店はカスタムデカールに対応してませんが、ENVEが認定したカスタムデカールパートナーを利用すれば、あなたのバイクのスタイリングを自由に変えることが出来ます。

私は独自ルートでデカールをホワイトに変えました。
今時点では当店でカスタムデカールを承ることは出来ませんが、将来的にそのようなサービスが提供出来たら良いなと思っています。

ちなみにまだ他にも書きたいことがあるんですが、長くなりそうなのでこの辺でやめておきます。

Y‘sROAD×ENVE

ENVEは当社のなかでも限られた店舗でしか取り扱っておりません。
せっかくなので、この場を借りて取り扱い店の紹介をさせて下さい。

・船橋

船橋で自転車をお探しならY’s Road 船橋店 | 日本最大級のスポーツサイクル専門店!専門知識を活かしたコンサルティングを致します!

・お茶の水

Y’s Road お茶の水店エアロロード・トライアスロン館 | エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ

・新宿本館

新宿でスポーツサイクル・用品をお探しなら Y’s Road 新宿本館 | 日本最大級のスポーツサイクル専門店!ジャンル最新の完成車500台以上を常時展示!

・上野アサゾー

上野、御徒町で自転車をお探しならY’s Road 上野アサゾー店 | 日本最大級のスポーツサイクル専門店!ロードバイク用スモールパーツ在庫は国内随一!

・東大和

東大和で自転車をお探しならY’s Road 東大和店 | 日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!

・川崎

川崎で自転車をお探しならY’s Road 川崎店 | 日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート! 川崎で自転車をお探しならY’s Road 川崎店

・神戸

神戸で自転車をお探しならY’s Road 神戸店 | 日本最大級のスポーツサイクル専門店!お客様に合わせてスタイル提案!

・名古屋本館

東海地区で自転車をお探しならY’s Road 名古屋本館 | 日本最大級のスポーツサイクル専門店!圧倒的在庫量!中京地区第1号店!

・大阪本館

大阪で自転車をお探しならY’s Road 大阪本館 | 日本最大級のスポーツサイクル専門店!関西地区品揃えNo.1ショップ!

・フジグラン広島

 広島で自転車をお探しならY’s Road フジグラン広島店 | スポーツサイクル全ジャンルの品揃えと専門スタッフによるサポート

ENVEへの情熱を持ったスタッフが各店舗に在席しています。
ぜひお近くの店舗に足を運んで頂き、相談してみて下さい。

最後に

そういうわけで、ENVEはただ高いだけのブランドではありません。
ちゃんと理由があって高いのです。

だから私は‘‘自分で買って使いたい‘‘と思うし、ジャンルを問わず世界中のサイクリストから支持されているのがその証拠だと思います。

まずはご相談からでもOKです。
ENVEのことでしたらぜひ当店にお任せ下さい。

今後とも宜しくお願い致します。

 

施設案内

 

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