【点検のすゝめ】点検で防げる出費がある。
by: 木立春之介

点検のすゝめ

修理、カスタム担当です。
日々皆さまからお預かりした自転車を元気にするお役目をさせていただいておりますが、毎日のようにお客様がお持ち込みになった自転車を見ているとある事に気が付きます。
それは何か？

定期点検をしている自転車は維持費が安く済むことが多いと思う。

例えば同車種、同じような使用条件の自転車で、半年～1年毎に店舗に点検で自転車をお持ち込みいただく方と、納車から3年間乗って不具合が出てから店舗にお持ち込みされる方。
統計を取ったり裏付けがあるわけではありませんが、3年間のトータルの維持費で考えると、定期的に点検をしている方の場合はそうでない方に比べて3分の2くらいの金額で済んでいる印象の方が多いんですよね。修理担当を始めたころは不思議だったんですが、最近何となく分かってきた気がします。

病気と一緒

不具合の症状が出始めてから修理を行う場合というのは、当然ながら修理を必要とする部品本体、それに関係している部品まで破損してしまっているケースが多いんですね。ただ、実際にはそうなる前に何かしら前兆のサインを出している自転車が多いです。私が思うのはその前兆の段階で手を打つことが修理費を安く抑えるコツだと考えます。ちょっとした消耗パーツが痛んだことでパーツ本体にまでダメージを広げてしまったケース。パーツが破損寸前な事に気が付かずに走ってしまいトドメを刺してしまった。それに影響して周りの部品も玉突き事故の様に巻き込まれてしまうケース。修理を毎日のように承っていると、こういったケースを良く目にします。つまり病気と一緒で早期発見がとても大切なんですね。

ぜひとも点検を

人間の健康診断と同じように自転車にも健康診断をしてみるというのはいかがでしょうか？という修理担当からの提案です。壊れる前兆に気が付けば打てる対策の選択肢も増えますし修理費も比較的安価に済むケースが多いです。
当社にはクイック調整というメニューがございます。当社にて購入いただいた自転車の場合は￥2,200(税込)、他社で自転車を購入されたお客様の場合は￥3,300(税込)でご提供しているのですが、このクイック調整の内容は、部品にガタつきや異常は無いかな？変速やブレーキの調整はちゃんとしてるかな？適切に注油や空気圧の管理がされているかな？というのを点検して、簡易的な調整で直る場合は微調整を行い自転車の健康状態をチェックするメニューです。このクイック調整の内容の中で部品の交換が必要な部分があったりする場合は、オーナー様とご相談の上で別途修理となります。クイック点検を実施するとそのオーナー様の自転車の管理状況が何となく見えてくることがあるので面白いです。定期的にオイルを塗って可愛がっているなーとか、この方はマメに掃除する方だなーみたいな情報を自転車が教えてくれますので隠しごとはできませんよ笑

その中でもし間違った管理方法などがあればお教えする事も出来ますし、乗っている中で気になっていることとか、お困りごとがあればクイック調整ついでに聞いていただければお答えできることがあるかもしれません。

サイクリスト応援ポイント還元キャンペーン

さて、今回この記事を書かせていただいたのにはキャンペーンをお伝えする目論見があったことがバレてしまいましたね。