日本最大級のスポーツサイクル専門店!専門知識を活かしたコンサルティングを致します!
2025/12/28 11:36
こんにちは、ワイズロード船橋店の高橋です。
SRAMのコンポーネントを紹介します。
SNSのタイムラインなどを眺めていると、ここ最近はSRAMのコンポーネントで組まれていることが2~3年前よりも増えた気がします。
当店でもSRAMで組むというパターンがいっきに増えました。
2024年に旗艦モデルの「RED AXS D1」→「RED AXS E1」へモデルチェンジを果たし、今年に入ってからは2ndグレードの「FORCE」と3rdグレードの「RIVAL」もREDのソレを踏襲する形で新型になりました。
レースシーンでもSRAMのシェアが徐々に増えていますよね。
とはいえ「実際のところどうなん?」や「SHIMANOを選んでおけば間違いないんじゃ?」という方もまだまだ多いとは思います。
でもこれってある種の食わず嫌い的な感覚に近いのかなという気がします。
私もその一人でした。
少し前までSHIMANO以外はアウトオブ眼中でしたし。
SCOTT ADDICT RC PRO
しかし、時代というのは変わっていくもので、気が付けば私もSRAMユーザー。(前言撤回!すみません!)
今は「RED AXS E1」と「FORCE AXS E1」のミックスで使用しています。
元を辿ればSHIMANOを約3年半使った上での宗旨替えになったのですが、後悔はありません。
現行の12速コンポでSHIMANOとSRAMを試せたのは、経験値としてもかなり大きいですし。
とりあえず先に結論から。
買って組んで使ってみて思った感じ、今のSRAMとSHIMANOは良さの方向性がそれぞれ違うので、合う方を選ぶのが正解だと思います。
なぜSRAMを選ぶのか?何が良いのか?
これは「コンポーネントに何を求めるか」によって変わると私は思います。
ブレーキのフィーリング?変速の速さ?メンテナンスのしやすさ?スモールパーツの入手性?ぱっと思い浮かぶだけでも山ほどあります。
そこで。
個人的に‘‘SRAMがSHIMANOよりも優れているな‘‘と思った点を纏めてみました。
注意:人によって意見が変わるという前提の上で参考にして下さい!
➀ブレーキ性能の高さと使いやすさ
・レバーの引きが非常に軽く、コントロールしやすい。
・ディスクローターが歪みにくい。
・ブレーキキャリパーの品質が安定しており、パッドクリアランスの個体差が少ない。
・用途や好みに合わせて4種類のブレーキパッドを選択出来る。
・リーチアジャスト機能の調整幅が大きく、コンタクトポイントも4段階で変更出来るため自分好みのブレーキフィーリングに出来る。
・確実かつスピーディに作業が出来る。
②レバー形状と機能が秀逸
・フレアハンドルを想定したレバー形状。
・ブラケットを4本の指でホールドできる。
・パドルシフトのクリック感がハッキリしている。
・シフト操作が単純。(右のシフトでRギアを重く、左のシフトでRギアを軽く、同時押しでFギアの変速。)
・フードトップの内側にあるボーナスボタン(SHIMANOで言うところのD-FLY)が押しやすい。
③圧倒的な拡張性
・フロントギアを2×と1×で選択出来る。
・UDH対応フレームであればXPLR(1×13速)シリーズが選択出来る。
・パワーメーターの精度が高く、種類が豊富で両足用と片足用から選択出来る。(REDは88,340円~、FORCEは37,600円~、RIVALは28,320円~でコストパフォーマンスもそこそこ良い。)
・チェーンやスプロケットはレインボーやパープルのカラー展開がある。(REDとFORCEの一部のみ。)
・「HAMMER HEAD KAROO(サイコン)」や「ZIPP AXS WEEL SENSOR(ホイール)」と組み合わせることで、システムを一つに近い状態へ纏めることが出来る。
・旧モデルとの互換性がある。
④確実な変速性能とコンポーネントとしての完成度が高い
・SHIMANOほど速くはないが、遅くはない確実な変速性能。(=ガチャついたりしない。)
・チェーンがバタつかない。
・クランクはカーボン、RDにはビッグプーリーを採用している。(REDとFORCEのみ。)
・チェーンの耐久性が高い。(FRICTION FACTSという第三者機関で実証済み。)
・調整がシンプルでスピーディに出来る。
・フルワイヤレスで作業が楽。
⑤ビジュアル
・SHIMANOとは少し違うメカっぽいデザインがとてもクール。(大事でしょ!)
ざっくりこんな感じでしょうか。
すごく細かい点も含めるとまだもう少しあるんですけどね。
一方で、ブレーキパッドやチェーンをはじめとしたパーツの入手性やSHIMANOと比べて価格が高いというネガティヴなイメージを持たれる方も少なくはないと思います。
ですが最近は代理店がかなり頑張っていることもあって、一昔前ほど入手性は悪くないですし「SRAM TECH HUB」に認定されたお店であれば購入前の相談からアフターサポートまで、あらゆるニーズに対応しています。
残念ながら当店は認定外ですが、SRAMユーザーが急激に増えていることを加味し、コンポーネントはもちろん、ブレーキパッドやチェーン、ブレーキホース、DOTオイル、充電器、バッテリーなど「これはお店ですぐ買えないとまずい」と思ったパーツは在庫するようにしています。
これらはワイズロードオンラインからもお求め頂けます。
価格については先のモデルチェンジで1割ほど値下がりました。
それでも高価なことに変わりはないですが、
SHIMANOを選んでおけば間違いないというのはそうなんですけど、そこで盲目にならずに広いぜひ視野を持って頂き、一度SRAMという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
SRAM RED AXS E1 GROUPSET
価格:504,600円(税込み)
※クランク、スプロケットは別売り。
さて、ここからはさらっと店頭在庫を紹介します。
まずはSRAMが誇るトップモデル「RED AXS E1」から。
こちらは初回限定で既に販売終了となってしまったグループセットで、単品で購入するよりも80,000円ほどお求めやすくなっております。
HAMMERHEAD KAROO
そうそう、セットに付属しているサイクルコンピューターが高性能でオススメ。
タッチの反応がスムーズでサイクルコンピューターとは思えないほど高画質。
SRAMのコンポーネントとペアリングすると、レバー上部にあるボーナスボタンでページ移動が出来たり、端末側でバッテリー残量の確認や変速モードの設定、SRAM製パワーメーターの校正などが可能です。
SRAMユーザーはマストアイテムだと思いますよ。
私はコレ持ってないのですごく欲しいです。
SRAM RED AXS CRANK SET 2× E1
価格:111.800円(税込み)
このクランクを使うためにSRAMにする、と言うとちょっとオーバーですが、カッコいいいですよね。
クランクアームはカーボンを採用。
軽量かつ高剛性ではありながら、一般的なアルミクランクと比べて踏み味に素材特有のしなり感があってオススメ。
遠目で見たときのインパクトも抜群。
また当店限定のサービスとして、SRAMのカーボンクランクをご購入頂いた方にプロテクションフィルムの作成を無料で行っております。
クランクアームに傷をつけたくない方はぜひご相談下さい。
レバー(片側)
価格:49,520円(税込み)
フロントディレイラー
価格:44,320円(税込み)
リアディレイラー
価格:61,490円(税込み)
クランクアーム DUB/170mm
価格;28,290円(税込み)
ダイレクトマウントチェーンリング 46-33t
価格:42,680円(税込み)
スレッドマウントチェーンリング 46-33t
価格:42,680円(税込み)
スレッドマウントパワーメータースパイダー
価格:59,600円(税込み)
チェーン
価格:9,710円(税込み)
SRAMで良いのはREDだけではありません。
2ndグレードのFORCEもオススメ。
キーテクノロジーとなるブレーキやレバーのデザイン、カーボンクランク、リアディレイラーのビッグプーリーといった部分はREDのソレを踏襲しながら、2ndグレードとして不要な要素のみを省略したことで、重量増は約200g(パワーメーター無し&フロント2×の場合)に抑えています。
全体の価格ですが、REDが約660,000円でFORCE は約380,000円になります。
FORCEはパワーメーターの構造が秀逸で、両足計測のスパイダー型と左足計測のクランク型、2種類から選択出来ます。(↑は前者。)
この辺はQUARQというSRAM傘下のパワーメーターブランドが開発しており、計測精度は非常に高いです。
店頭在庫はありませんが、左足計測なら価格は37,600円(税込み)なので比較的リーズナブル。
いかがでしたでしょうか。
新車をご検討の方はもちろん、載せ替えも承りますのでまずはご相談下さい。
店頭でお待ちしております。