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最新のエアロロードが入荷しました
by: 西野 拓也

コストパフォーマンスに優れる台湾の大手自転車メーカー、GIANT。同社が新たに発売した様々な場面で活躍できるエアロロードをご紹介いたします。

優れた空力性能を様々な局面で

新型PROPELの開発においてGIANTは、登り、平坦、下り、コーナー、荒れた路面など、あらゆる場面において最高の性能を発揮するバイクを目指しました。

乗り手も車体の一部として

今回の開発では、各要素の性能を個々に高めるのではなく、「車体全体のあらゆる抵抗の軽減」と「車体と乗り手を1つのシステムと捉えた時の効率と扱いやすさの向上」の相乗効果が追求されています。「AeroSystem Shaping」により、乗り手、車体、ハンドル周辺、ホイールシステム、タイヤを1つの動的なシステムとして捉え、空力性能を追求。タイヤとリムの連続的な設計は、空力抵抗と転がり抵抗を低減しました。

剛性の基準をフレーム単体から、コックピットおよびホイールシステムを取り付けた状態へと見直すことで、乗り手からの出力をさらに効率よく推進力へと変換することが可能になりました。快適性とハンドリング性能のさらなる向上は乗り手に安心感をもたらし、どのやうな状況でもペダリングに集中することができます。

設計・技術詳細

車体、コックピット、ホイール、タイヤが一体となり、高速走行時の抵抗を低減。細部を徹底的に考慮したフレームセットと新開発のステム一体型ハンドルバーが風を切り裂き、同時開発のホイールシステムとタイヤが転がり抵抗を最小化。旧世代との比較で -18.4W という大幅な改善を達成しました。旧世代で時速40km/h巡航に必要なパワーを基準に、同条件で新世代を走らせた場合、40kmを 72 秒速く走り終えることができます。

新世代Propelシリーズにおける最も大きな進化の1つが、快適性の大幅な改善です。フレーム、フォーク、コックピット、各コンポーネントに採用される、快適性向上技術が連携し、より滑らかな乗り心地を実現しました。

新世代 Propel の開発では、フレームやコンポーネントをそれぞれ個別に最適化するのではなく、ライダーも含めたバイク全体を1つの動的なシステムとして捉えてエアロ性能を追求。エンジニアたちは、数値流体力学(CFD)、風洞実験、ヨー角解析を用いて、実走行環境における車体と乗り手の周囲のエアフローを検証しました。この開発工程の優位性は、新しいPropelの卓越したエアロ性能が物語っています。

ハンドルやヘッドチューブは、バイク全体の空力性能に大きく影響します。新世代Propelでは、ヘッドチューブがよりスリムな形状に。フォークコラム前側からホース類をフレーム内部へと引き入れる「OverDrive Aero」テクノロジーを引き続き採用し、新しいステム一体型ハンドルバーや改良されたエアロスペーサーとあわせて、よりな外観と、空気抵抗の低減を実現しています。

Propelシリーズに搭載されるホイールシステムとタイヤは動的なシステムの一部として最適化されており、その優れたエアロ性能でスピードに貢献します。
50mmハイトのフックレスカーボンリムは、幅広いヨー角で空気抵抗を最小化。強風にさらされても安定性を損なうことなく、推進力を維持し続けます。刷新されたCADEX AeroタイヤおよびGIANT Gavia Courseタイヤは、リムとの境界部の最適化を進め、よりスムーズなエアフローを実現すると同時に転がり抵抗を低減。 CADEX Aeroタイヤは優れたグリップ性能とコントロール性能を発揮しながら5.6Wのワットセーブを達成し、高効率な走りに寄与します。

新世代Propelの卓越したエアロ性能において鍵となるイノベーションが、同時開発のステム一体型ハンドルバーの採用です。 Contact SLR Aero Integratedハンドルバーは、背面を平たく、前後方向に短くした、新しいエアロ形状のトップ部を採用。幅狭なレバー取り付け部や、フレア仕様のドロップ部はコンパクトな乗車姿勢を可能にし、乗り手を含めたシステム全体の前方投影面積の減少を可能にします。

ヘッドチューブとステム一体型ハンドルバーも1つのシステムとして設計されており、エアロ性能、剛性、振動吸収性のバランスを緻密に最適化しています。Contact SLR Aero Integrated ハンドルバーは、快適性向上にも重要な役割を担い、フロント周りの柔軟性は旧世代 Propel との比較で12.8%向上。路面からの振動を軽減し、不快な微振動を最小化します。ハンドル部には新しいエルゴノミックデザインを採用しており、エアロポジションにおいて上体を安定的にサポートし、快適性を高めています。

剛性テストの結果、新世代 Propel Advanced SL フレームセットは旧世代との比較で、ねじり剛性が3.4%、ペダリング剛性が2.4%向上していることが確認されました。軽量化との相乗効果により、剛性重量比は5.7%向上しており、より強力な加速が可能になりました。

史上最軽量の Propel を目指し、開発者集団はあらゆる要素を徹底的に精査し、グラム単位の軽量化に挑戦し、フラッグシップモデルである Propel Advanced SLはフレーム単体で、旧世代より45gの軽量化を達成。ステム一体型ハンドルバー、ホイールシステム、タイヤの同時開発コンポーネントの各部で軽量化を積み重ね、Propel Advanced SL 0では355gもの軽量化を果たしました。

スプリント、アタック、登りでのダンシング時など、車体が高い負荷にさらされる瞬間に重要となるのが、車体全体の効率性です。新世代Propelはライダーからの入力を余すことなく推進力へと変換するために、フレームセットだけではなく、コックピットやホイールシステムを組み合わせたシステムとして設計されました。軽量化と最適化された剛性の相互効果により、全ての主要コンポーネントが連動し、推進力を最大化します。この新しい設計プロセスにより、システムとしてのハンドリング効率は14.8%、ペダリング効率は14.2%の改善を達成。GIANT史上最も高効率なエアロロードバイクが誕生しました。

新設計のシートチューブ、チェーンステー、シートポストが連動し、旧世代 Propel Advanced SL と比較して垂直方向の柔軟性が最大25%向上しました。これにより、バイク後部を介してライダーに伝わる路面からの衝撃や振動が大幅に減少。長時間のレースやライドの終盤でも、より脚を残しながらフィニッシュを目指すことができます。*Advanced SLグレードはフレーム一体式のVectorインテグレーテッドシートポスト(ISP)仕様、Advanced ProおよびAdvancedグレードは別体式のVectorシートポスト仕様となります。

タイヤクリアランスは最大32mmに拡幅。大きなエアボリュームによって低圧運用が可能で、荒れた路面でも減速しにくく快適なワイドタイヤを装着することができます。刷新された CADEX Aeroタイヤおよび GIANT Gavia Courseタイヤはグリップと安定性が向上。どんな路面状況でもスピードを維持し続けます。

タイヤとホイールを1つのシステムとして設計することで、横方向の荷重に対する安定性を高め、自然なハンドリングを実現しました。また横風にさらされても操舵力が一定かつリニアに保たれるため「風に抗う」ためのストレスが減少。体幹や腕部の疲労減少にも繋がります。

在庫状況

GIANT PROPEL ADVANCED PRO 0 Di2

カラー:オブシディアンパルス

サイズ:520M 身長目安170~180cm程度

販売価格:¥990,000(税込)