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【船橋×TREK】あのIso Speedを廃止!?新型TIAGRAを搭載したお手頃価格の”Domane SL4”
by: 下山田航太

新型Domaneが発表され数週間が経ちました。私自身も驚いたフレーム思想を本日はご紹介いたします。

TREK 2027年モデル Domane SL4 

TREKは1976年にアメリカ・ウィスコンシン州で誕生した、世界最大級の自転車ブランドのひとつです。
ロードバイクはもちろん、MTBやクロスバイク、E-BIKEまで幅広く展開し、レースで培った技術を一般ユーザー向けのバイクにも積極的にフィードバックしています。
特にDomane、Madone、Émondaなど、用途に合わせて明確なキャラクターを持ったロードバイクを展開しているのもTREKの魅力です。「速く走る」だけではなく、「長く、楽しく、自転車に乗る」ことまで考えたバイク作りを続けているメーカーの一つと言えるでしょう。

今回ご紹介するのは、TREKのエンデュランスロードを代表する「Domane SL 4」。
先日DOMANE SL5のブログを投稿しましたが、今回ご紹介するSL4が少し経って入荷しました。(入荷した車体カラーはMatte Deep Smoke。本ブログで使用している画像のカラーはBuff Beigeとなります。)

Domaneといえば、長距離を快適に走れることを大きな武器にしたロードバイクですが、今回の2027年モデルでは、ただ「乗り心地が良い」というだけではありません。
前作から大きく進化した新世代のDomane SL。今回は、前作との違いも含めてじっくりご紹介します!

そもそもDomaneってどんなバイク?

〈過去写真〉

DomaneはTREKが展開するエンデュランス系ロードバイクに位置づけされ、ハイエンドグレードではレーシングバイクのような速さを持ちながら、長時間走ったときの疲労を抑えやすい安定感と快適性を重視したモデルです。
「ロードバイクを買ったら100km以上のロングライドにも挑戦したい!」そんな方にはかなり相性の良いカテゴリーです。

さらにDomaneは単純なロングライド専用車ではありません。
舗装路を気持ちよく走るのはもちろん、前作のGen 4では最大38mm幅のタイヤに対応し、ハードパックされたグラベルなどにも対応できる高い汎用性を持っていました。
そして今回のGen 5では、その懐の深さがさらに広がっています。

最大のポイントは「IsoSpeed」がなくなったこと

「え?DomaneなのにIsoSpeedなくなったの?」と思った方もいるかもしれません。ついているのが当たり前!ぐらい定着していましたが、むしろ、ここが今回のDomaneを語るうえで非常に重要なポイントです。

前作Gen 4では、Domaneを象徴する「リアIsoSpeed」を搭載。
シートチューブとフレームを独立させることで、路面から伝わる振動を抑え、長距離走行時の快適性を高めていました。

ところが新型Gen 5では、このIsoSpeedを廃止。
一見すると「快適性が落ちたのでは?」と思ってしまいますが、TREKはそこを別の方法で解決しています。

新型では27.2mm径の丸型カーボンシートポストを採用しました。シートポストそのものをしなやかに動かすことで、路面からの振動を吸収する設計へと変更されています。昨今増えているチューブレスホイールの快適性を加味するとIsoSpeedの存在意義を改めて考える必要がでてきます。

つまり、複雑な機構で快適性を作る → フレーム全体をシンプルにして、必要な部分でしなやかさを出すという方向に進化したわけです。

「軽く、シンプルに」が新型Domane

Gen 5の大きなテーマは、まさにここ。
TREKはGen 5について「より軽く、シンプルに、洗練された仕上がり」と説明しています。

前作Gen 4は、軽量なフレーム設計やカムテール形状、リアIsoSpeedなど、快適性と速さを両立するために様々な技術を投入したモデルでした。

対してGen 5では、そうした機構を整理。よりシンプルな構造にしながらも、Domaneらしい快適性を維持しています。

同社のテストでは、標準装備の35mmタイヤを使用した場合、振動吸収性はGen 4との差が5%以内でした。つまり「IsoSpeedをなくしたから乗り心地が大幅に悪化した」という単純な話ではありません。ここは個人的にも、新型Domaneでかなり面白いところだと思います。

タイヤクリアランスもさらに拡大!

Gen 5では、対応タイヤ幅もさらに広がりました。Gen 4の最大38mmから、Gen 5では最大40mmに対応。
ロードバイクとしての快適性だけでなく、少し荒れた舗装路やハードパックされた未舗装路など、走れる場所の幅も広がっています。もちろん、40mmタイヤを履けば必ずグラベルロードになるわけではありません。

ですが、「今日はロングライドだから太めのタイヤ」「少し荒れた道も走ってみよう」「快適性重視で35~40mmを選びたい」といった使い方ができるのは本モデルの大きな魅力です。

それでも「速さ」はちゃんと残っている

ここも重要です。
Domaneというと「快適だけど、レーシングバイクほど速くない」というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、Domaneはもともとレースでも使用されてきたモデルです。

TREKによれば、Gen 5はGen 4と同じRoad Enduranceジオメトリーを採用しながら、テストではGen 4より1~2W速い結果も出ています。

つまり新型は、快適性を捨てて速くなったわけではなく、Domaneらしい快適性を残したまま、より効率の良い方向へ進化したと考えると分かりやすいと思います。

Domane SL 4はこんな方におすすめ!

個人的にDomane SL 4をおすすめしたいのは、

・初めてのカーボンロードを探している方
・ロングライドを快適に楽しみたい方
・100km以上の距離にも挑戦したい方
・速さと乗り心地の両方が欲しい方
・休日のサイクリングからロングライドまで1台で楽しみたい方

このあたりです。

特に「レースに出る予定はないけど、ちゃんと走れるロードバイクが欲しい」という方には、Domaneはかなりちょうどいい存在です。
逆に、ヒルクライムで少しでも軽くしたい、レースでキレのある加速を求めたいという方なら、TREKにはMadoneなど別の選択肢もあります。

Domaneは「速さだけ」を追求するロードバイクではありません。

快適に走れて、長く走れて、それでいてちゃんと速い。このバランスこそがDomaneの魅力だと思います。

そして2027年モデルのGen 5では、IsoSpeedを廃止するという思い切った変更を行いながら、そのDomaneらしさをしっかり残しています。

前作Gen 4からのモデルチェンジというより、「これからのDomaneはこういう方向で行く」というTREKからの答えが見えるモデルなのではないでしょうか。

在庫車体は下記となります

■TREK DOMANE SL4

サイズ:S(適応身長目安:160cm~170cm) カラー:M.D.SMOKE