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2025/02/12 13:35
出遅れた感は否めませんが、最新モデルの「COLNAGO V4」について私なりにインプレッションを交えてご紹介させていただきます。

目次
COLNAGOは1954年にイタリアで設立され、創業者はエルネスト・コルナゴです。
設立当初から現在も人気を誇っているメーカーで、特に最新の性能とクラシックなデザインを融合した旗艦モデルのC68、ピュアレーシングモデルのV4RSはグランツールで活躍しています。
やはり有名なのはプロ選手のタディ・ポガチャルでしょうか?今回はそのプロ選手も使用している同社旗艦モデル「V4RS」の弟分である「V4」に昨年のスタッフ試乗会で試乗してきましたのでご紹介させていただきます。
当店に1台常設の試乗車がありますが、3/29~4/6まで当店でCOLNAGO V4の試乗会を実施予定です。ご興味ある方はお越しくださいませ。
ちなみに先日エンデュランスロードの位置づけとなる「BRIDGESTONE RE8」を掲載しましたので併せてご覧くださいませ。

「V4RS」から得たデータを基に作り上げられたオールラウンドバイク「V4」
「V4RS」よりも程よい剛性感でロングライド時でも剛性負けせず楽しめる1台。かくいう私もV4に試乗して剛性のバランスの良さを実感しました。
クリテリウムやエンデューロレース系などの加減速が多くコーナーリングが重要な場面でも加速性能や巡行といった点では申し分なくしっかりと踏める剛性を持ちつつも振動吸収性も疎かにしないカーボンレイアウトを実現しています。
個人的には振動吸収性自体は特化している程ではないと思いますが、ミドルレンジで剛性感と快適性の両立を図ったバイクは珍しいのではないでしょうか。
さらに本モデルは前述に加えて「ラグジュエリー感」があります。これは塗装の美しさという点になりますがロードバイクを購入する上での大切な所だと思います。
他社に比べてブランド力もありますが、車体自体に高級感が漂っています。あくまでも私の感覚ですが。←私なんかが乗っていい物なのかと自分を疑ってしまいます・・・

「V4RS」と同形状ということで空力性能はほぼ同等と言えるでしょう。
個人的にはリアトライアングルの設計が好きで、ただシートステーをトレンドに合わせて下げるだけではなく、空力性能と快適性、剛性といったレーシングバイクとして必要不可欠な性能をしっかりとV4でも考えられています。
V3の時からそうでしたが完成車を購入後にホイールを交換して乗ると、ビックリするぐらい走行性能が向上します。以前に試乗した際に実感しましたが、お客様からも同じような評価をいただいています。

昨今当たり前になりつつあるワイヤーの内装化を勿論採用。
完全内装ではありませんが、ステム下に沿わせた設計にすることでメンテナンス性を意識。最近工賃も値上がりしておりますので維持費という所で考えるとプラスの材料になると思います。
サイズ:420S/455S/485S/510S/530S(VDDKのみ)

【VDDK】

【VDRD】

【VDLB】
VDRDとVDLBは人気車種で正面からの写真が撮れなかったため横からの写真となります。
・ULTEGRA Di2搭載車:¥891,000(税込)
・105Di2 搭載車:¥715,000(税込)
・105メカニカル:¥561,000(税込)
店頭在庫車は下記となります。
常設試乗車もあります!乗ってみて検討も大歓迎です。


V3も高級感は勿論ありましたが、より一層高級感が増したV4。これはカタログや公式HPで画像を見ても分かりますが実車を見るとそれを上回る高級感を感じました。
試乗コースを1周して感じたのがフレームの剛性と精緻なジオメトリーが加速力やコーナーリング時の安定したハンドリングを実現しているように感じました。
振動吸収性に関しても申し分なく、さらに振動吸収性を高めたいならチューブレス対応ホイールとタイヤに交換してあげると快適性の向上と走行性能の向上が見込めると思います。
平地の巡行も適度なエアロダイナミクスを取り入れることで気になることはなく、万能なロードバイクといった印象を持ちました。
COLNAGO V4は競技シーンは勿論、長距離ライドや週末のロングライドでもその性能を遺憾なく発揮する、バランスの取れた1台です。伝統と革新を見事に融合させた設計は多くのライダーに魅力が届けられると思います。
ご検討中の方はまず当店の試乗車を試乗してご体感くださいませ。