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【ZIPP】新型「353NSW」&「303SW」発表
by: 高橋 愁

こんにちは、ワイズロード船橋店の高橋です。

ZIPPから新製品の発表がありましたので、お知らせします。

ZIPPの新型ロードホイールについて

353 NSW

(PHOTO:ZIPP)
価格:785,000円(税込み)

先代の発表は2021年でしたが、その当時ではあり得なかった「フックレス」や「内幅25mm」のリムを採用し、衝撃を与えました。
最近になって他社がようやく似たようなスペックのホイールを出してきたなと思ったら、そこに今回の新型ですからね。

大きく変わった点としては6つ。

・AXS ホイールセンサーを内蔵。
→空気圧が適切な範囲であるか、常にモニタリング出来る。

・リム外幅30mm→29.5mm。
→タイヤを含めた統合設計(TSEテクノロジー)により、あえてナロー化。

・リムハイトは45-40mm→40-35mm。
→空力性能は新型の方が有利。

・ハブはCognition V2→ZR1 SL。
→セラミックベアリングを採用し、前後重量は304g。ポルトガル製。

・リムの耐衝撃性16%向上。
→設計を見直し、カーボンの積層を強化。

・スポーク本数を24本→20本へ。
→用途を見直し、オンロードでの性能にフォーカス。

これらを踏まえて、私は最先端を行くZIPPらしいアップデートだなと思います。

特に空気圧センサーの導入は意外?でしたね。

その一方で、カーボンスポークを採用しなかったことやフックレスリムへの疑念がある方もいらっしゃると思います。(私はないですが。)

PHOTO:Youtube

そういった点については↑の動画でZIPPの広報担当の方?が説明していますが、最先端を行くが故に生じてしまうジレンマのようなものを感じました。
説明がやや不十分な点もありましたが、非常に興味深い内容でしたね。

特に「カーボンスポークを採用しなかったのは残念」と思う方も少なからずいらっしゃるかもしれません。

しかし彼らは「最先端のブランド」という看板を背負い、信念を持ってモノづくりをしています。
単純に流行りだからと言って採用するはずはなく、ZIPPらしい保守的な姿勢はこれまでと変わりはありません。

むろん、ゆくゆくはカーボンスポークになり、もっと言えばハブもストレートプルになると思います。
しかしまだその時ではない、今はただそれだけではないでしょうか。

303SW

価格:385,000円(税込み)

303FIRECRESTを廃盤とし、新たに303SWが加わりました。
303SWではオンロード、パヴェ、グラベル、シクロクロスなど幅広い用途を想定しています。

大きく変わった点は4つ。

・AXSホイールセンサーを内蔵。
→空気圧が適切な範囲であるか、常にモニタリング出来る。

・リム外幅30mm→33mmへ拡大。
→30C~35Cに最適化されたリム幅へ変更。(使用可能なサイズは29C~。)

・リムのサイドウォールを強化。
→リムの耐衝撃性10%向上。さらに耐パンク性能も向上。

・スポーク本数を24本→20本へ。
→リムの強度が上がったことで、スポーク本数を削減。

私としては3537NSWも303SWも魅力的だなと思います。
それぞれ全く違うホイールなので、ご自身のスタイルにあわせて選ぶのがベスト。

ちなみに当店では303SWが入荷予定です。

私自身もZIPPのホイールを使っていましたし、迷う方が多いであろうENVEも使っています。
決め兼ねることがあればなんでもお答えしますので、お気軽にどうぞ。

 

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