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2016/11/12 01:20
【店長がゆく小径車の旅】~南アルプスを望む平沢峠~
超ご無沙汰しておりました【店長がゆく小径車の旅】のコーナー!
最近は子供達を乗せ、ママチャリで爆走する日々を過ごしております店長の宮野です。
改めまして関東甲信越エリアをはじめとする気ままな輪行ぶらり旅で、各地の素敵な魅力を小径車で探しに行こうという主旨のコーナーです。
今回は新宿駅から中央線「あずさ」にて、目指す場所は山梨県北杜市。
折り畳み自転車「ブロンプトン」を駆り出し、南アルプスの雄大な景色を堪能してゆきます。
サイクリングの起点となる「小淵沢駅」に到着するやいなや、始発ながらもハイカーやロードのサイクリストの方々がチラホラ見受けられます。
ちなみに駅を降りれば目の前は既に雄大なフィールド!!
名だたる峰々がそびえ立つ景色は圧巻です。
新宿から特急に乗れば2時間弱で着いてしまうという世の便利さ。
今回は小淵沢駅から県道11号を走り、清里方面を抜けて目的地である【平沢峠】を目指します。
途中には道の駅、土産物屋、牧場などもあり、いかにもリゾート地らしい雰囲気で何処か洗練された空気感も漂います。
しかしながらこのルート・・・全行程のほとんどが登りです。
ご夫婦やカップルで「ねぇ、行ってみない?」から、現地での怒りを静めて頂くため最初に言っておきます。
ちなみに小淵沢駅より自転車で少し走ると、【観音平展望台】という場所があります。
地図には「南アルプスの眺めが最高」とありますが、勾配がキツく場所によっては14%台もざらで辛さも最高なのです。
しかし登った先には素敵な眺めが待ち受けているもの、苦労して見る景色に一際の想いを馳せる訳です。
「いやぁ、辛そうな坂を見ると登りたくなっちゃうんですよ!アッハッハッハッ」
そう言いながら登るのはウチの副店長【デンジャラス渡邉】
道中は大変ですが葉のざわめき等自然のBGMを聴きながら走るのも乙です。
途中の小休止も挟みつつ展望台にたどり着くと、そこに待っていたのは疲れを癒す素晴らしい景色。
空気も澄んでいて、この日は雲の上に富士山の山頂が顔を覗かせていました。
既にエンディング並みの疲労感
途中の寄り道もサイクリングの醍醐味ですが、改めて本筋に戻り今回の目的地を目指します。
基本的に木々に囲まれた清々しいロケーション。
途中には八ヶ岳連峰の赤岳が顔を覗かせ、旅の気分も高揚させてくれます。
しばらく走り続けると【まきば公園】という補給に最適な場所があります。
牧場が併設されていて、現地の極旨グルメなどが堪能できるオススメスポット。
それだけでなく見晴らしが最高な場所でもあり、ロケーションが食卓に更なる彩を添えてくれます。
ハイジのような世界観
ここで我々も簡単に食事をとりましたが、その美味さときたらグルメ細胞が進化するレベルです。
都内で食べたら1000円以上する味のヤツが超リーズナブル!!
「ハイジッ!肉を食べたら立てそうな気がするっ!!」そう言わんばかりのミート・クララ 渡邉
■雄大な景色のフォトコーナー
カメラのシャッターをパシャパシャ押してしまう程の圧巻の景色を堪能し、食後の運動を再開します。
「中々こんな景色って見られないね」、そんな話をしながらペダルを漕いでいると・・・
まだくる絶景のオンパレード
まるで山頂から降りてくる紅葉のシャワー
都度ペダルを止めて見入ってしまう絶景です。
本来は山中を走っていると木々に囲まれた同じような風景が続きますが、今回は至る所に絶景ポイントが点在し走っていて非常に楽しいルートです。
その後もアップダウンを繰り返しながら目的地まで既に射程圏内の清里に到着。
まさかのペンギン村疑惑・・・
ちなみに今回走っているルートは、小淵沢駅から小海線が県道を並走するように走っています。
ゆえに突然のトラブルや登りが辛ければ途中輪行も出来るので気が楽です。
しかしながら自然との距離感を縮めて、現地の風を感じながら自転車で走るのがやっぱりオススメ!
小海線もローカル感満載で素敵
清里エリアを通過すると、いよいよ山梨県と長野県の県境である野辺山に突入。
野辺山の駅はJR鉄道の最高標高地点らしく、駅前にはそれを象徴するシンボルがあります。
駅前には地元の方々が営む軽食屋もあり、定番の「おやき」なども売られているので補給やお土産にもオススメです。
JR最高到達地点の碑。
野辺山駅を経て目的地の【平沢峠】は目前、寄り道等で大幅に予定が遅れ気味でしたがラストスパートです。
これまたのどかな農道を走りつつも辺りが開ける気配もなく、若干の不安を抱きつつ最後となる登りをゆくと・・・
雄大な南アルプスを望む【平沢峠】に到着!
さすが信州の峠だけありスケールが大きく、八ヶ岳を望む景観は今までの疲労を吹き飛ばしてくるかの如く素晴らしいものがあります。
しばし峠での余韻を楽しんだ後は、再び清里へ戻り小海線にて輪行で帰路を目指します。
今回の旅は予想より登りがキツめでしたが、それ以上に雄大なスケールの自然を満喫することが出来ました。
輪行で小海線「野辺山駅」を起点に逆ルートを辿れば、結構快適なサイクリングコースではないかと思います。
皆さんも是非輪行で四季折々の景観を楽しんでみては如何でしょう。
それではまた次回!!