日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2015/11/16 16:13
「今年、まだ紅葉を観に行っていない」
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ワイズロード東大和店の開店準備に追われ、気が付けば11月も半ば過ぎ。
このままでは秋を満喫する前に今年が終わってしまう。
「行かねば!紅葉を観に!美味い物を食いに!」
と衝動に駆られて思い立ったのは日曜日の夜23時。
翌日朝8時に私は山梨県甲府駅に居ました。
(良い天気!)
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移動手段は電車を利用した輪行。走って行く気概はありません!
ちなみに輪行時は車体とホイールは別袋派。
ホイールのハブやスプロケットでフレームを散々傷だらけにした結果、
TIOGAのコンパクトに畳める2本入りホイールバッグを使う事に辿り着きました。
これにより車体が傷つかないだけでなく、左腕に車体、右腕にホイールといった
具合に機材を分散し、持ち運びやすくもなるのでオススメです。
今回目指すは甲府市から10kmほどの場所にある名所「昇仙峡」
実はこれで来るのは3回目で毎年来てます。
毎年圧倒されるぐらいの紅葉っぷりを見せつけてくれるのですが、いざ着けば・・・
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ぜ、全然紅葉してない!? どころか既に終わり際!
時期的に見頃のぎりぎりだった事、前日と一昨日に強い風雨があった
事が災いし、すっかり散った後でした・・・ 去年はこんなに綺麗だったのに。
(紅葉最盛期はこんな感じ)
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しかし落ち葉は落ち葉で風情あり。
(屋根まで枯れ落ち葉で真っ赤赤)
(ロードでなくシクロなら突っ切りたかった)
(大岩がゴロゴロしている渓谷沿いを走ります)
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しかし紅葉は無くとも飯がある。
山梨県と言えばやはり「ほうとう」!
この昇仙峡の奥には美味いほうとうが食べられる「金渓館」があります。
渓谷を一望出来る最高のロケーションです。
紅葉が最盛期なら京都にだって負けない風情があります。
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(THE・NIPPON)
(崖っぷりぎりぎりの席)
田舎ほうとうと鮎の塩焼き、これの為に来た!
田舎ほうとうはかぼちゃやジャガイモの根菜類にきのこ山菜ネギなど
野菜が盛りだくさんで肉類一切無し! だが圧倒的な満足感!
甘い味噌で作られた暖かい汁に冷えた身体も温まります。
鮎の塩焼きは鮎に塩まぶして焼いた感じです(そのまま)
シンプルゆえに美味。
腹を満たして一服したら、後はひたすら登り続けるだけ。
メインは昇仙峡ですが、この道の最標高地点は500m以上登った場所にあり。
昇仙峡のシンボルである巨大過ぎる岩「覚円峰」を見上げながら、ひたすら上へ。
(左が覚円峰 180mの大きさの岩)
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頂上手前3kmぐらいがえげつないぐらいキツイのがこのルートの特徴です。
最後の区間は平均勾配9%、一番キツイ所は20%相当。
インナーローでケイデンス30 速度5km/h前後という低速で登ります。
ですが道中眺めは抜群、こんな景色を眺めながら、フラフラ登りきり、
甲府盆地に広がる街並みを眺めながら気持ちよく超低速ダウンヒル(下り下手)
韮崎駅まで下り本日のライドはこれにて終了!
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と見せかけて、やはりここまできたら温泉ぐらいは入らねば!
韮崎駅から3kmほど離れた場所にある知る人ぞ知る名湯「韮崎旭温泉」
超強力な炭酸泉で3分浸かれば身体中が炭酸の泡まみれに。
手のひらで押せば形がくっきり残るほど強烈な泡です。
38度程度の源泉かけ流しでぬるめという事もあり30分ぐでー。
風呂上がりにコーヒー牛乳をテラスで景色を眺めながらキメてこれにて終了!
(あいにく富士山は雲の中)
自転車の楽しみ方は千差万別、人それぞれですが、私はやっぱり
走る、観る、食う、浸かる、寝るの観光ライドが一番好きです。
非日常を手軽に楽しめるのがスポーツサイクルの良い所ですね。
今回のルートは甲府駅から韮崎駅まで約50kmの短いコースです。
今年の見頃は残念ながら終わっていましたが、秋にはイチオシのルートです。
帰りは爆睡して帰れる輪行の旅、オススメです!