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2020/01/16 16:28
先日入荷をご紹介した最新作タイヤ
『 MICHELIN POWER ROAD 』
早速使ってみちゃいました!
こんにちは、東大和店の大元です。
最新アイテムは使ってみたくなるこの性分!
ミシュランのロードバイクタイヤといえば
『PRO3』が大傑作でかつては愛用し続けていました。
(もう10年ぐらい前のタイヤに・・・)
それから『PRO4』『POWER COMP』を経て、
新たに誕生したのがこの『POWER ROAD』
万能さが光る『オールラウンド』タイプとのこと!
POWER ROAD
23C:223g 25C:235g 28C:255g
希望小売価格:5,200円+税
『オールラウンド』タイプのタイヤは
性能をバランス良く兼ね備えたモデルという事。
つまり
最低ラインは全性能『及第点』が条件です。
軽さに特化したから耐パンク性に目をつぶるとか、
耐パンク性に特化したから軽さに目をつぶるとか、
そういう妥協が一切許されないという点があり、
一番厳しく評価されるタイプのタイヤです。
【 早速タイヤをはめてみよう編 】
▲ タイヤ取り付けはこっから先が鬼門だが・・・
ミシュランのタイヤといえば、
お世辞にもタイヤがはめやすくないが定説!
POWER ROADはその欠点を克服する為に
『アラミドビード』に変更されています。
『EASY TO FIT』だよ!とメーカーが言う通り、
ビードを触って見ると非常に柔らかく、
いざやってみたらすんなりはまって拍子抜け。
▲ これなら出先のパンク修理もラクラク!
▲ 噛み込みチェックは入念に行います。
タイヤの保護ワックスはガッツリ健在!
取り付け直後は全体が真っ白になりますが、
走ってるうちに取れるのでご安心ください。
また、取り付けた直後はワックスのカスが
リムに付着するので必ず拭き取ってください。
ブレーキ面に付着すると効きが悪くなります。
【 ワクワクしながらいざ実走編! 】
▲ テンションとは裏腹に天気はどんより
『POWER ROAD』はクリンチャータイヤですが
空気圧はチューブレスに近い指定になっています。
(25Cで5BARから8BARが指定範囲)
体重を加味して『6BAR』に設定しました。
POWER ROADの性能を発揮するにはまず、
今までのタイヤとは空気圧が異なる事を
最初に意識するべきポイントになっています。
▲ 未だに10速『DURA-ACE』を愛用中
【 漕ぎ出し:☆☆☆☆・】
スタートはとてもなめらか~な走り出し。
重量235gと決して軽量ではないはずですが、
『太いタイヤ+低圧運用』ゆえに接地面が始めから
平らで転がり始めのタイヤ変形が少なく感じます。
信号のスタートストップもこれならスムーズです。
急加速では特出した印象はありませんが、
登り坂でトルクが加わってもタイヤが沈み込む
感じもなく、芯のある転がりはとても軽快です。
【 グリップ:☆☆☆☆☆ 】
しっかりバイクを倒しても横滑りする挙動ゼロ!
路面をあからさまに掴むグリップ感が少なく、
なめらかなに路面を滑るように曲がってくれ、
気持ちが良いコーナーリングが味わえました。
路面は前日の雨でうっすらと湿っている状態、
このコンディションでも不安なく走れました。
新コンパウンド『X-RACE』の効果が絶大か。
『太いタイヤ+低圧運用』で接地面が大きいのも
安定した走行感に繋がっておりますね。
トレッドのグリップデザインも効いてそうです。
【 振動吸収:☆☆☆☆☆ 】
普段チューブレスレディを使っていますが、
まったく遜色がない快適な乗り心地に驚愕!
路面の凹凸でバイクが大きく跳ねませんし、
突き上げるような衝撃も緩和してくれています。
確かにチューブ入ってるはずなんだけど・・・
これが低圧タイヤの素晴らしさなのかと。
ロードノイズの少なさはロングライドでは
間違いなく疲労軽減に効いてきますし、
長距離をハイスピードに走るのにはもってこい!
【 耐久性能:????? 】
30km程度の使用なので評価しにくい所ですが、
触った印象としてはタイヤ自体に厚みがあり、
危うさのようなものを感じることは有りません。
ケーシングのTPIを120に減らした分、
繊維の強度は上がっていますし耐パンク性能は
向上しているはずなので貫通には強いはずです。
寿命はワンシーズン走りきるのは容易でしょう。
タイヤのすり減り具合がわかる『TWI』ホールが
トレッドにあるので交換時期は見誤らないでしょう。
▲ うっすらですがTWIの表記とホールあり
総合評価としてはかなりの高得点です。
欠点はなく、全ステータスが優秀です。
しかもこれで5,200円とは・・・
ミシュラン、恐るべし!
同クラスのタイヤでは断トツの性能ですし、
更に上の価格帯とも十分に勝負が出来ます。
始めは価格もTPIも下がっている為、
悪くないけどすごく良くはないだろうと
大きな期待はしていなかったのですが、
使ってみればタイヤ技術の進化を
まざまざと感じさせられる結果となりました。
創業130年以上、世界第2位のタイヤメーカー、
開発力はどのメーカーよりもあるはずです。
そんな大規模メーカーだから実現したこの新作、
試して頂く価値は十分にあると思いますね。
シーズン前に最新タイヤにするならオススメです!
ご購入はワイズロード東大和店までどうぞ。