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【東大和x自腹インプレ】EMONDA SLR 3rd vs DOGMA F12 XLIGHT DISK
by: 田中伸也

  • 閉店告知
  • IMG_5936

     

    いきなり行きますよー

    それなりに長いです

     

    2021年モデルとして

    3rdエディションとなった

    TREK

    EMONDA SLR

     

    IMG_5925

     

    インプレッションや仕様については

    当業界の各メディア発表を

    ご覧になった方は多くいらっしゃると思います。

     

    中でもバイクへのインプットパワーを

    一定に設定して

    同じコースのタイムを測るテストで

    新型がタイムで勝る結果は

    興味深い内容でした。

     

    OCLV800カーボンによって織りなす

    3代目EMONDA SLRの走りとスペック、

    オールラウンダーという視点に於いて

    TREK史上最軽量、最速というキャッチは

    個人的に偽りは無いと感じます。

     

    その総合性能は、

    先代のリムブレーキタイプより

    増した重量的ハンデを

    問題にしない程の進化を遂げ、

    2020年ツール・ド・フランスで

    リッチー・ポート

    総合3位の活躍が印象的です。

     

    やはり最新型は良いのです。

    TREKパフォーマンスロードの

    最新フラッグシップです。

    ハンドリング、加速性、ブレーキ性能、

    そして、かの天才児と謳われた

    マドン譲りの巡航性能と

    羽を得るようなクライミング性能、

    トータルバランスも当然、最上級です。

     IMG_5926

    では

    表題は

    PINAELLO

    DOGMA F12 XLIGHT DISK

    との比較ですので

    DOGMAについて簡単に書きます。

     

    2021年モデル発表から各メーカーが

    オールラウンドタイプのエアロ化に

    舵を切っていることは周知の事実です。

    そんな中でピナレロの

    エアロオールラウンダーコンセプトは

    2015年発表のDOGMA F8から

    既に始まっています。

     

     

    ピナレロはDOGMA F8の開発から

    東レT1100カーボンの恩恵を享受し、

    他メーカーに先んじて

    エアロオールラウンダーの製作が

    可能だったと言えるでしょう。

     

     

    そんなDOGMA F8の

    デザインコンセプトを継承したモデルは

    F12で偶然にも3代目です。

     

     

    DOGMAのナンバリングは以下のように

    言われています。

    ———————–

    F8

    F8 XLIGHT(F9)

    ———————–

    F10

    F10 XLIGHT(F11)

    ———————–

    F12

    F12 XLIGHT(F13)

    ———————–

     

    XLIGHTが奇数番に相当するため

    偶数番がモデルナンバーとなっているようです。

     

     IMG_5917

     

     

    DOGMAもEMONDAも

    専門メディアのインプレには

    「良いよー」の文字が踊っている訳ですが、

    そのまんま

    良いに決ってます。

     

     

    なので詳細は

    既にあるインプレッションにお任せして

    極めて個人的な比較感想を書きます。

     

    もう個人的な好みの問題で

    どちらを選らんでも

    高い満足感を得られるのですが

     

    実際に走らせて感じた

    DOGMAとEMONDAの違いは

    ペダリング時の

    入力具合に感じるのです。

     

     

    硬いとか柔らかいも若干影響はするのですが

    両車共フラッグシップだけあって

    フレーム剛性は

    お世辞にも柔らかいと表現できません。

    ペダリングの入力イメージを

    大雑把ですが絵にしてみました。

     

    DOGMAのイメージ

     

    f12pedaling  

    (テキトーでスミマセン 

     

     

    12時過ぎの入力開始から

    それなりに強く踏み始めて

    4時手前にスイートスポットが終わる

     

    スキルの要求が高目、

    スイートスポットを外れて

    踏み遅れると

    推進力への変換効率が悪く、

    踏んでる割に進まず、余計に疲れる

     

     

    DOGMAに乗って

    初めてまとまった距離に乗ると

    最初はなんとなく

    バイクに合わせてペダリングしますが

    疲れて

    だんだん

    バイクに合わせられなくなり

    踏み遅れ続きで

    強い疲労感に襲われがち。

     

    されど、しっかり

    DOGMAに合わせて

    ペダリングできれば

    ピナレロの神が降臨。

     

    一踏み一踏みの伸びやかさは

    鋭さを増し、

    スイートスポットが狭い分

    無駄な力を使わなければ

    スピードの持続時間は

    自ずと長くなり結果的に

    速い訳です。

     

    バイクに合わせられれば

    最高に気持ちいいのです。

     

     

     

    次に

    比較の為に

    左EMONDA、

    右に改めてDOGMA

    のイメージを置きます。

     

    emonda-pedalingf12pedaling 

     

    EMONDAはDOGMAより

    若干しなるようです。

     

    スイートスポットは

    DOGMAより

    やや長い感じです。

     

     

    EMONDAの

    力の立ち上がりは

    DOGMAほどの力を必要せず

    力の出し易い

    4時に向かって

    入力を大きくして

    踏み終わるイメージです。

     

     

    踏み終わりも

    DOGMAほどの

    強さは必要無い感じです。

     

    しかし

    スイートスポットが長い分

    踏んでいる時間も若干長いので

    必要な力の総量は

    DOGMAと

    EMONDAで

    あまり変わらない感じです。

     

    力の立ち上がりと

    スイートスポットが長目の分

    踏み遅れしにくいなど、

    EMONDAの方は

    スキルをあまり意識せずとも

    合わせ易く、

    より楽な印象になると思います。

     

     

    DOGMAに比べて

    ゼロスタート時は

    明かに

    走りが軽く感じることなど

    EMONDAの方が比較的

    万人受けし易い理由にも

    繋がると感じます

     

     

    加えて

    EMONDAの特徴である

    シートマストは

    自分の想像以上に

    高い振動吸収を発揮。

    これはDOGMAには無い機能です。

     

     

    東レT1100Gと

    東レM40X

    の違いというのは、

    短絡的過ぎますが

     

    どちらが優れているという結論は

    出せないと思います。

     

    グランツール15勝

    に憧れを重ねて

    イタリアンバイクを選ぶ?

     

     

    合理性を追求した

    アメリカンバイクを選ぶ?

     

     

    どちらも

    速いバイクなので

    外観と

    重量と

    カラーと

    価格ひっくるめて

    最後は好みですよね

     

    以上 あくまでも

    あくまでも

    個人的感想です。

     

     

    何かの参考になれば

    幸いです。

     

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