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2021/10/30 18:38
今日はちょっと視点を変えてみた企画
『このジオメトリーがおもしろい!』
毎年進化し続けるロードバイクのキモは
『素材』『規格』そして『設計』です。
設計というのは様々な視点がありますが、
基本となるのは『ジオメトリー』です。
ライダーに最適なフレームサイズを決める時に
参考にする重要な要素でもありますが、
実はロードバイクの性能も決めているんです。
今日はそのおもしろいジオメトリーを持っている
カーボンロードバイクを紹介します!
2021年 MODEL
新『DURA-ACE』搭載モデル
Racing 400 DB仕様 (在庫:54size)
¥913,000-
新『ULTEGRA』搭載モデル
Racing 400 DB仕様 (在庫:52size)
¥693,000-
軽量オールラウンダーとして人気を博した『イザルコ』
エアロ要素を取り入れたことで更にハイスピードになり
軽量エアロオールラウンダーとして生まれ変わりました。
平地は速く、登りは軽く、長距離は快適とまさに完璧。
その走りの秘密がジオメトリーに隠されていました。
『数字が多すぎて何が何だか・・・』ですよね。
注目するのは『BBドロップ』と『シートアングル』です。
BBドロップ』はかなり低めの78mmに設定されています。
最近は各社低め傾向ではありますが、際立って低いです。
BBドロップの数値は走りに大きく影響するファクターで、
数値が小さい・位置が高い場合は漕ぎ出しがスムーズになり、
数値が大きい・位置が低い場合は直進安定性が高くなります。
つまりIZALCO MAXは直進安定性が高い分、漕ぎ出しが重い!
と、数値だけで見ればそうなのですが実は漕ぎ出しは軽快で、
BB剛性の高さと小さく作られたリア三角でカバーしています。
例えば鉄フレームでこのジオメトリーを再現しても
快適性もキレもないバイクが出来上がるはずです。
ハイモジュラスカーボンの素材性能もさることながら、
成型の自由度が高いカーボン素材だからこそ実現した
カーボンフレームならではの走りと呼べるでしょう。
イザルコはシートチューブが立った設計をしています。
この謎を紐解くヒントはシートポストにありました。
IZALCO MAXは快適性を高める為に、D型シートポストにし、
更に後方へオフセットをつける事でよりしなりを生む設計です。
しかし、最近のロードバイクの主流は前乗りポジションな為、
他社はゼロオフセットのシートポストを採用していますが
路面からの突き上げが強く、快適性を損なう傾向にあります。
そこでFOCUSはシート角を立てオフセットポストを使う事で
ポジションと快適性を両立することに成功しました。
さすがドイツブランド、考え尽くされてますね。
IZALCO MAXは小さいサイズもバッチリあります。
推奨身長はありませんがスタックとリーチで判断するに、
47/XXSサイズなら身長155cm前後の方でも乗れるはずです。
トップモデルに乗りたいけどサイズがない・・・
という方はぜひIZALCO MAXをチェックしてみてください。