日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2022/07/19 21:29
しかし家から現地まで走るのか?
現地から家まで走って帰るのか?
どんな自転車好きでも考えるだけで
「めんどくさ」と思ってしまいますよね。
自転車を電車に乗せて移動する手段なので
走りたくなる所まで電車で移動して良し!
走れるだけ走って電車で帰ってきても良し!
初めて走る場所を思う存分満喫できるので
スポーツサイクルの面白さが更に広がります。
今日は輪行に必要なアイテム『輪行袋』について
どんなタイプがあるのか、輪行時の注意点含め
やり方と魅力をご紹介していきたいと思います。
トピックス
(上記モデルはエンド金具が別売りです)
輪行袋で最大シェアを持つ『オーストリッチ』が
メインで展開しているのが縦型のタイプです。
サドルとエンド金具で自立させる方式で
収納時の形が縦に長いので縦型と呼ばれます。
袋に入れたとしても自転車ですので電車内では
持ち込み荷物として最大サイズとなります。
縦型は横方向に最小限のサイズになる為、
電車内でも置き場所を極力取らずに済みます。
人が多い路線や時間帯で周囲の邪魔になりにくく、
また2人で輪行する際に一緒に置きやすくなります。
ではデメリットはなにか。
縦に長いので身長170cm以下の方は肩に担いだ時に
輪行袋の位置が地面スレスレになってしまう為、
歩行や階段の昇り降りなど駅内での移動が大変です。
移動中に脚や膝に輪行袋がぶつかる事もしばしば。
そのデメリットが少ないのが『横型』のタイプです。
最近人気が高まってるのが『MARUTO』の横型輪行袋です。
縦型のデメリットであった担ぎにくさが改善され、
地面までの距離に余裕が生まれるので
小柄な方でも輪行袋を担いで移動しやすくなります。
ハンドルとサドルで自立する方式な為、
エンド金具が不要になるのも利点です。
荷物を減らせますし、幅のあるハンドルのおかげで
安定感は高くなり、輪行袋が自立しやすくなります。
ただ横型にも当然デメリットはあります。
2人以上の輪行時に置き場所を変える必要があり、
混雑する路線、時間帯で邪魔になりやすいです。
つまり
という事ですね。
輪行袋の使い方は動画にて公開されています。
文章で説明をするより分かりやすいので
ぜひ以下の動画をご覧になってみてください。
(参照元:YSROAD YOUTUBE)
(参照元:MARUTO YOUTUBE)
各メーカー様も解説している通り、
各箇所をしっかりと養生する事が大切です。
慣れれば上手に愛車を梱包する事が出来ますが、
輪行始めたての頃はフレームに傷がつくことが
往々にしてありますのである程度覚悟は必要です。。
フレームに結んで固定しますが移動中に緩み、
接触してしまい塗装を傷つける事があります。
絶対に傷をつけたくないという方はかさばりますが
『TIOGA Wheel Bag 2本用』の併用もオススメします。
輪行袋とホイールバッグの2袋を
担ぐことになりますが傷つきは防止出来ます。
実は私もこの方式で輪行をしています。
丸めると輪行袋と同じぐらいのサイズなので
大型サドルバッグ等で持ち運ぶ必要はありますが
傷つきを防ぐ為に背に腹は代えられません。
幸い250gと軽量なので重さは気になりませんよ。
電車という公共交通機関を利用する輪行は
他の利用者に迷惑をかけないことが鉄則です。
輪行袋に入れた自転車はスペースを取る特大荷物なので
利用者が多い通勤時間帯は邪魔になってしまいます。
運転席との間に壁がある車両は輪行袋を立て掛けやすく、
乗降者の邪魔になりにくいので端の車両を使いましょう。
車両の振動により輪行袋が倒れる可能性があります。
周りにぶつかる可能性がある為、輪行袋の横について
極力支えて倒れないようにしてあげましょう。
自転車の収納、組み立て作業は時間がかかるので
邪魔にならない人通りが少ない場所で行いましょう。
輪行作業をしているとオイル汚れが手に付きます。
手が汚れたまま電車を利用するのは望ましくないので
オイル汚れを落とせる携帯ハンドクリーナーを
輪行するときは必ず持ち歩くようにしましょう。
サイクルジャージ・レーシングパンツは非日常的服装です。
電車に乗ってはいけないということはありませんが、
他の利用者の目がある事を忘れてはいけません。
TPOマナーとして、ハーフパンツを履くだけでも
奇異の目を向けられる事を減らすことが出来ます。
東海道・山陽・九州新幹線は座席の後ろに荷物を置ける
特大荷物スペース付き座席が存在します。
輪行袋の持ち込み自体に予約は必要ありませんが、
通路の狭い新幹線の場合は置き場所がほぼなく、
迷惑になりやすいので予約しての利用が望ましいです。
昔からスポーツサイクルは自己解決の乗り物と呼ばれ、
人に迷惑をかけないようするのがマナーとされています。
走っている時も、輪行する時も、周りへの配慮を忘れずに
見て気持ちが良いサイクリストでありたいですね。
関東圏のオススメ輪行スポットをご紹介!
甲府駅からアクセスが出来る昇仙峡は大岩・奇岩を
見る事が出来る国の特別名勝に選ばれている渓谷です。
登りがメインですが、何度来ても壮大な景観は圧巻。
福島県猪苗代から福島に抜ける磐梯吾妻スカイラインは
下界を見降ろしながら絶景の中を走ることが出来ます。
浄土平にある吾妻小富士では大きな火口とともに、
福島県内の街を見晴らすことが出来て眺望は最高です。
神奈川県の三浦半島は横須賀からスタートすれば
どこを走っても海が眺められ、潮風が気持ちいいです。
橋を渡り城ヶ島に行けば海鮮料理と港猫を楽しめます。
高崎駅から榛名山を登れば榛名湖と榛名富士を一望できます。
榛名ヒルクライムのゴール地点でもおなじみで、
関東のサイクリストに人気のクライミングスポットです。
サイクリングの醍醐味である『非日常感』を
更に感じる事が出来るのが輪行だと思います。
全国に鉄道網が張り巡らされている日本は
輪行で遊ぶのに最高の国ではないでしょうか。
地図で見る以上に、走ると分かる日本の広さ!
いつもと違う道は刺激が盛り沢山ですよ。
この夏は輪行で旅に出てみてはいかがでしょうか。
皆様の輪行旅を応援致します!