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【イベントライドレポート】3年ぶりの開催!ツール・ド・妻有2022に参加してきました!
by: 高橋

ワイズロード東大和店の高橋です。

去年・一昨年はコロナの影響で多くのイベントが開催を断念する2年間でした。
今でも猛威をふるい続けるコロナですが、規制解除が進み多くの地域で感染対策を講じながらイベントが開催されるようになってきました。

新潟県では「ツール・ド・妻有」が3年ぶりに開催され、遠方南からは沖縄、北からは青森の方がイベントに参加し、賑わいを見せていました。
私、スタッフ高橋もイベントに参加し、120kmコースを走ってきました。

地域の方々の暖かさに触れ、自然を堪能するサイクリングイベントのライドレポートをしていこうと思います!

ツール・ド・妻有2022

ツール・ド・妻有(以下TDTと略します)は新潟県十日町市の観光協会が主催するサイクリングイベントです。

十日町市では3年に一度「大地の芸術祭」が開催され、その年にはジャージのデザインが新しいものへと変わり、配布されます。

そして今回はその大地の芸術祭が開催される年。参加者たちは黄色いジャージを身にまとい、会場に集まります。

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イベント当日、天候はあいにくの雨。

しかし、3年ぶりの開催とあって参加者の方々は楽しみにしていたのか、出走を断念する人は少なかったです。

この日、イベントには約810人のサイクリストが集まったそうです(大会運営委員会情報)

 

レースとは違い、”ヘンテコ”なバイクが集まるのもサイクルイベントの特徴。
タンデムバイクで夫婦で参加する方や、小径車とジュニアバイクで親子3人で参加する方、聞いたこともないメーカーのバイクetc…。

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受付を済ませ、大会のグッズ販売所に行くと、オリジナルTシャツやサコッシュ・ステッカー等が売られていました。

ちょうどそのタイミングで会場にアナウンスが。

「ご来場の皆さーん!今回、大会を開催するにあたって、新型コロナウイルスの感染対策に多額の経費がかかっております!
大会オリジナルグッズ、こちらで販売しております!どうか、買ってくださーい!!」

切実ぅ…(苦笑)
このアナウンスに会場から笑い声が聞こえてきました。

私はTシャツとステッカーを購入。

その後、手荷物を預けてスタートの合図を待ちます。

ツール・ド・妻有2020 いよいよスタート!

開会式を終え、午前7時。スタートの合図が出されます。

120km,90km,70kmコースがあり、120kmの出走者から順にスタートしていきます。

このイベントはレースでは無いため、混雑を避ける為に十数人ごとに間隔をあけて出走します。

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私は写真を撮りたかったため遅れて7:30過ぎにスタート。
90kmコースの方々に紛れてスタートラインを切ります。

一緒に走る予定の人たちには「遅れますがすぐ追いつきます。」と言い残して。

 

案の定最初のエイドステーションに行くまでに追いつき、坂でヒイヒイ言っている仲間に「おつかれっス!!」と一言。

その後「この後キツイ坂あります」とか「この先のコーナー曲がれば登り終わりです」とか言っていたら「ガイドさん」と呼ばれるようになりました(苦笑)

レースとは違う沿道の応援

サイクリングイベントの醍醐味は、皆で同じコースを走る。というだけではありません。

沿道の地域の方々の応援はとてもあたたかく、元気がもらえます。
レースのような「行け!!」「ALLEZ!!」「回せぇー!!」などの白熱とは違い、
子供からご年配の方まで「頑張れ~」と手を振ってきます。

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この応援が何気に物凄く力になります。

手を振り返してみたり、「イェーイ」と言いながらピースサインをしてみたり。

地域性あふれるエイドステーション

TDTでは頻繁にエイドステーションが設定されており、補給ができます。

中には郷土料理の蕎麦笹団子が食べられる場所も。

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「笹団子食べ放題!?」とここぞとばかりに笹団子パクパク。

スポーツマンにはありがたいミネラルやビタミン等が補給できるラインナップにもなっています。

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仲間のうちの一人ははちみつレモンの汁と水を貰ってレモネードにしていました(笑)

 

景色もまた芸術

大地の芸術祭の作品もところどころで見ることができます。

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雨の中、仲間に追いつくために爆走中で写真を撮り忘れてしましたが、スタートから間もなくして

作品番号:N-010 [日本に向けて北を定めよ(74°33’2″)]

という作品があります。私の好きなアート作品であり、偶然にも私が生まれた年に制作された作品です。

 

自然の景色もアート作品に負けず劣らず。

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中でも120kmコースにだけ組み込まれている「星峠の棚田」は十日町の棚田を代表する絶景。

四季折々、様々な表情を見せてくれます。

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今年になって農林水産省の「つなぐ棚田遺産」にも認定されたそうです。

 

 

この日、土砂降りの雨にも見舞われましたが、いつもと違い周りには同じ環境下・同じ道を走るサイクリストがいます。
一人であればげんなりするシチュエーションも「Kさん!今日ってブルベでしたっけ!?」と冗談を言い、笑い合い、時には助け合い。
時間いっぱい楽しみながら、フィニッシュラインを切りました。

サイクルイベントという非日常

TDTは午前7時スタート、午後5時終了。

120kmだとしても単純計算で12km/hでも完走できます。

もちろんあくまでも単純計算での話ですので、実際にはエイドで立ち止まる時間なども含まれるのですが、こうしてみるとサイクリングの経験が少ない方でも完走できそうではありませんか?

 

サイクリングイベントとは何もレースばかりではありません。

TDTのように120kmも走るものばかりでもありませんし、レベル分けをしてくれるイベントもあります。

 

まだイベントに参加したことがない方、コロナ過でしばらく参加を見送っていた方。今年から参加されてみてはいかがでしょうか?

イベントでしか味わえない非日常。興奮。

数百人規模が同じコースを走るという体験はサイクリングの意味を変えてくれるかもしれません。

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