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【GOKISO】クライマースルーディスクハブ＆ホイール予約開始

2022/11/10 16:21

【GOKISO】クライマースルーディスクハブ＆ホイール予約開始
by: 田中伸也

トピックス

1 6年の開発期間を経て
2 唯一無二の構造と回転性能
3 ハブ単体の静的最大耐荷重400kg
4 GOKISO　TOPICS
5 ハブ保証期間は10年
6 価格と仕様

6年の開発期間を経て

GOKISOクライマースルーディスクハブ＆ホイールが正式発表されました。

ハブボディに対してフランジ部分をフローティングさせ、路面からの衝撃や不要な外部応力を弾性変形させることで衝撃を吸収する構造をクライマーハブから受け継ぎ、ディスクブレーキシステムに対応するスルーアクスルタイプへ進化。フロントフォークやリアエンドの平行を出すための球面ワッシャー＆ナットは従来ハブから引き続き採用。カシメ加工で一体化することにより、紛失することがなくなりました。

GOKISOディスクブレーキホイール過去記事はこちら

唯一無二の構造と回転性能

以下、GOKISOカタログより抜粋

「70 年の歴史を持つ近藤機械製作所が培ってきた、精密機械加工の技術と品質管理技術、ものづくりへのこだわり、これら全てを自転車用ハブに投入して生まれたのが GOKISO です。」

GOKISO製品の真髄が表現されている文章です。

弾性体構造や球面ワッシャーを備えたクライマースルーディスクハブは、全ての設計をゼロから練り直し、GOKISO品質に足りる製品となるまで設計の見直しを繰り返し今回の発表に至ったそうです。

スルーハブシャフトはTI-6AL-4V チタン合金

球面ワッシャーはSUS303 ステンレス

ハブボディ＆ベアリング座金等はA7075T73 超々ジュラルミン

全部品を機械加工削り出しによる高精度な仕上がり

日本製、P5級（DIN）精密ベアリング　フロント4個、リア8個　装備

ベアリングはGOKISOオリジナルオーダー製の外輪、内輪の玉受け、ボールベアリングがステンレス製、

潤滑グリスもGOKISOオリジナルオーダーで自転車の回転域に特化した粘度になっています。

スルーディスクリアハブはハブ本体4個、フリーボディはXDR対応でベアリング小径化のため4個

（リムブレーキのクライマーハブはハブ本体4個、フリーボディ3個）

リアハブ、フリーボディラチェットは4爪、92ノッチ

衝撃吸収弾性体サスペンション構造

※以下画像はリムブレーキタイプ、クライマーハブですが衝撃吸収弾性体サスペンション構造をあらわします。

これらのハイスペックを正確に、ハブへと組上げた製品がGOKISOです。

ハブ単体の静的最大耐荷重400kg

動的耐荷重600kgの設計、GOKISOならではのハイスペックが可能にする値です。

以下カタログより抜粋

「GOKISO ハブは「ホイールの回転/ 衝撃荷重」「フリーボディの回転/ 駆動トルク」、それぞれを効率的に荷重を受けられるよう可能な限り左右に広くベアリングを配置されました。これによって構造的にシャフトの変形が抑えられ、駆動トルクがホイールの回転に影響を与えない構造となっています。」

※以下の画像はリムブレーキタイプですがベアリングの基本配置と役割をあらわします。

実際、走行中の路面からの衝撃を最大で400kg前後を想定していて、それを上回る耐荷重設計だからこそ、あらゆる場面で安定したハブの回転が得られるのです。

GOKISO　TOPICS

重量的には軽いとは言えないハブですが、並外れた構造が生み出す回転性能はスポーツバイク業界に根強い「軽さの正義」の枠外にある製品と言えます。

例として、GOKISOのイベント実績を紹介します。

2022年【日本トライアスロン選手権2022】17歳史上最年少で林愛望が初優勝GOKISOホイール TLCL38mm使用

2022年ツール・ド・北海道2022　第2ステージ那須ブラーゼン谷順成選手優勝GOKISOホイール TLCL38mm使用

2021年落合佑介氏、日本縦断最速記録を更新GOKISO GD2ホイール50mm使用

2021年第 89 回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース女子エリート優勝　ワイズロード植竹選手GOKISO GD2ホイール24mm使用

以下近藤機械製作所ホームページより抜粋

「

・全日本マウンテンサイクリングin乗鞍　3連覇(2017/2016/2015)　森本誠選手
　　（個人通算7勝、GOKISOホイールでの優勝は通算4回）

・2016第13回Mt.富士ヒルクライムコースレコード優勝　森本誠選手

・Taiwan KOM 2016 総合6位　アジア人1位　森本誠選手

・ツールド沖縄優勝　高岡亮寛選手

・ジャパンカップ2014　オープンレース女子　優勝　西加奈子選手

」

JCL PRO TEAM / 那須ブラーゼン　ホイールオフィシャルサプライヤー

イベントでの実績やチームへの供給は製品の品質を推し量る一つの指標と成り得るのですが、GOKISOの特徴として長い距離ほど誰もがその回転性能の恩恵を感じることが出来ると思います。

個人的感想ですがGOKISOはバイクのポテンシャルを引き立てます。カーボンバイクでも、スチールバイクでも、取り付けたバイクのポテンシャルを相殺することなくホイールの性能を上乗せします。

もし、貴方がGOKISOホイールに乗る機会があって、ハブが良く回ると聞いて走り出し、思ったより進む感じがしなかったら、それは貴方想像を超えてバイクが進んでいる為にペダリングのタイミングがずれているかもしれません。バイクに力が伝わるタイミングを探るようにケイデンスを意識して逃げるバイクにタイミングが合えば、GOKISOは応え、滑らかに走り出します。