日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2022/11/22 14:19
ワイズロード東大和店の高橋です。
紅葉を見に笛吹に行こうと思ったのですが、
いつも通りの柳沢峠ルートでは面白くない。
そんな中、
秩父から山梨へと抜けるルートを発見!
なんて走りがいのありそうな道!
目を輝かせますが、山梨へ続くトンネルは
自転車や歩行者は通行禁止の有料道路。
迂回ルートも…無さそう。
うーむ。面白そうな道を見つけたのに…。
モヤモヤ考えながらマップを見ていると、
「あれ?横に道がある?」
「コレは、登山道…Flat Bedの出番か」
ということで行ってきました
雁坂峠
登るまではここが
「日本三大峠」の1つ
だとはつゆ知らず…。
紅葉狩りを目的に行ったはずですが、
最終的にもっとスゴイ景色を
目の当たりにしてきましたので、
そのライド(?)レポートです!
今回のライドでは大体片道が100㎞程度。
行きは山伏峠を通って秩父へ、
帰りは甲州まで降りて柳沢峠を通るルート。
前回330kmを走って
ハイキングをしたことを考えれば、
200km+登山くらい余裕ではなかろうか?
この浅はかさが地獄の始まり…。
サイクリングで難しいのが着こなし。
登りは暑いし下りは寒い。
暑さを我慢してしまうと
汗でウェアの保温性能が失われ、
結果的に汗冷えしてしまう。
寒さは正確なバイクコントロールが
出来なくなったり、
体調を崩してしまう致命的な要因になる。
そんな時のキーワードは「重ね着」
運動強度が高めの私は
基本的に冬場でも
インナーは夏用を使用しています。
この日のウェアはこんな感じ。
ビブタイツ:GORE BIKE WEAR(モデル名は忘れました)
インナー:KAPELMUUR UVカットスリーブ メッシュアンダーVネック
トップス:Lion de KAPELMUUR レジェフィット
グローブ:CRAFT パイオニアゲルグローブ
ビブタイツは本当であれば
15℃帯のものでいいのですが、
先日落車した際に
ビリビリに破けてしまったため
GORE WEARの5℃帯のものを使いました。
案の定、ちょっと暑かったです。。。
インナーは汗の処理能力に長けたレイヤー。
その上には夏用の半袖ウェアを着て、
速乾性を重視しつつ胴の保温性を強化。
最後にポカポカのサーモジャケットを
着用しています。
こうすることで、登りで発汗しても
サーモジャケットのファスナーを開けるだけで
汗を逃がし、汗冷えを防ぐことが出来ます。
下り坂ではその上から
ウィンドブレーカーとネックウォーマーを着用。
グローブもウインドシールドグローブに付け替え、
本気の防寒対策をします。
個人的には日差しが無い状態では
7℃を下回ったらシューズカバーの出番ですね。
今回はまだその域ではありませんでしたが。
バイクはいつもの装備で出発。
山伏峠までは問題なく進みましたが、
そこから問題発生。
暗闇、びちゃびちゃの路面、そして落ち葉。
「恐っ!!」
デスコンボの完成です。
山伏峠から奥秩父までこの濃霧は晴れず、
下りではゆっくりと慎重に進みますが、
そうしている間にも体は冷え始め
体力を奪っていきます。
晴れ予報でライド計画を立てたために、
レインジャケットやシューズカバーは
持ってきておらず、
歯をガタガタ言わせながら
走ることになりました。
日が昇り始めた午前6時。路面は雨が降ったかの如くびちゃびちゃ
彩甲斐街道。読み方に困るこの道の名前は
「さいかいのみち」だそうです。
「分かるか!!」と心の中で
ツッコミをしていましたが、
この出会いの丘でなんと
車にDOGMAを積んだ方に遭遇。
さすがは「出会いの丘」。。。
ここでトイレを済ませ、バイク”を”パッキング。
ここに車を停めて登山に行く人も多いようで、
トイレの横には「登山届」が設置されていました。
雁坂トンネルまで歩くと見えてきたのは
「歩行者・自転車は通行できません」の看板。
「分かってますとも。私はその”上”を行く。」
紅葉を楽しみながら、
黒岩尾根登山道から森の中へと歩を進めます。
そしてこの後、ある誤算に気付き、
スタッフ高橋は地獄を見ることになりますが、
それはまた次回。