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2023/01/28 19:12
ハブ・スポーク・リムが全て一体となったレース機材『バトンホイール』
基本的にはトライアスロンやタイムトライアルなど、速さを競う競技で絶大な効果を発揮する決戦用機材です。
それでもロードバイクのカスタマイズで使いたい!という方、実は中々いらっしゃるのではないでしょうか。
何と言っても見た目の迫力が唯一無二!カーボンディープリムを凌ぐ存在感で誰もが振り向くこと間違いなしです。
そこで今回は前後共バトンホイールのモデルに限定し、ディスクブレーキに対応したアイテムをご紹介したいと思います。
トピックス
55mmハイト、そしてボリューム感の凄い3スポークタイプでエアロを追求したバトンホイールです。
VISIONと言えばトライアスロン・タイムトライアル用にエアロパーツを開発している専門ブランド、空力性能についてはピカイチと言っていいでしょう。
クリンチャー/チューブレス対応モデルで前後重量1,715gとカーボンディープホイールに迫る軽さがあり、スピードの出る緩やかで短めの登坂であれば単純な軽量クライミングホイールよりタイムを出せるはずです。
エアロロードバイクと組み合わせれば驚異的な平坦巡行を可能としてくれるでしょう。
ロードバイク用にデザインされた3スポークタイプのバトンホイールです。
リムハイト47mmに対して前後重量1,635gと中々に軽量でまさにロードバイクの用途に向いていますね。
使用できるタイヤはチューブラーとなりますので、アップダウンのあるコースの決戦用ホイールに最適化と思います。
回転性能のアップを感じ取りやすいフロントがセラミックスピード製のベアリングになっている為か、フロントの方が価格が高い逆転現象が起きています。
これは次の4スポークタイプでも同様のようですよ。
スポーク本数が1つ増え、前後重量1,775gと重量増なものの、その分剛性がアップした4スポークモデル。
ほぼ平坦メインのコースでバイクパートの距離が長いカテゴリーのトライアスロンに4スポークタイプはオススメです。
3スポーク同様にチューブラータイヤのみ使用可能です。
ホイール重量は少し重めですが、チューブラータイヤは軽いものも多いのでトータル重量であれば他のモデルとトントンぐらいになるのではないでしょうか。
究極の性能を追求する話題のサイクルコンポーネントブランド『CADEX』が生んだ4スポークのスーパーエアロホイールです。
アイアンマン世界王者『クリスティアン・ブルメンフェルト』が使用し、今世界中から注目を集めているトップモデル!
超低摩擦エアロハブR3-C40にセラミックベアリングを標準搭載、クラス最高の空力性能と効率を実現しています。
リム内幅22.4mmと非常にワイド、かつフックレスリムを採用しチューブレスレディタイヤ専用となり、ビード幅拡大により極めて高い横剛性も得られキレのある安定したコーナーリングが可能です。
リムハイトはフロント50mm、リア65mmと異なる高さとなり、前後重量は1,927g、トライアスリートが求める究極の平坦巡行性能を突き詰めたバトンホイールとなっています。
1年以上の開発期間をかけて誕生したハンドメイドで作られるブラックインクの超軽量バトンホイールです。
エアロのメリットと軽量化を合わせたクライミングタイプで、前後重量がわずか1,318gしかありません!
その分リムハイトは30mmと控えめで、5本のスポークも細身ですよね。
25C~28Cタイヤに最適化したリム内幅21mmを採用し、まさにロードバイクに最適なバトンホイールです。
カーボンはテクストリーム、東レ、日本グラファイトの大手3ブランドを組み合わせ、ベアリングはセラミックスピード製を採用していると言うのですから性能へのこだわりが凄すぎです。
リムハイト48.5mm、1本1本エアロ感が強い6本のスポークを採用したビターボエアロ。
前後重量1450g以上(重量差あり)とボリューム感に対して非常に軽量です。
ハブは信頼の『DT-SWISS』製となっており、ラチェット等のメンテナンスやパーツの入手性も良さそうですね。
耐荷重95kgまでとデリケートな一面もありますが、エアロと軽さを両立したロードバイクに欲しい万能スペックとなっています。
更に軽量で高いクライミング性能も得られるのがビターボロード!
前後重量1,249g以上(重量差あり)とバトンホイールとしてはまさに最軽量クラスです。
ねじれた形状をしたエアロスポークはディスクブレーキ制動時に生じる力の流れに沿うようデザインされていますよ。
万能かつ空力重視ならビターボエアロ、クライミングメインで軽さを重視ならビターボロードというチョイスが良いでしょう。
BITUBO AERO同様に耐荷重量は95kgまでとなっています。
ディスクブレーキ対応する7種類ものバトンホイールを紹介致しました。
リムブレーキ時代に比べて、ロードバイクでの使用を前提としたモデルが出てきている事に驚かされます。
ブレーキ面が不要となり、リム形状の自由度が富み、よりエアロで、より軽量なモデルが作りやすくなったんでしょうね。
ロードバイクは今やありとあらゆる機材が空力を追求する時代、ディープリムを超える空力性能を得られるカーボンバトンホイールは今後人気が高まる可能性は十分にあり得ます。
もし前後セットで20万クラスのモデルが登場しようものなら、選ばれる方も増えそうな気はしますね。
使用する素材、そして構造上、その価格帯で作るのは難しいアイテムではありますが・・・
デリケートな機材ですが、絶対的な個性を発揮しつつ、より速く走りたいサイクリストの最終兵器!
まだみんなが使い始める前に、ロードバイクに導入してみるのはいかがでしょうか。