日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2023/06/01 07:05
スタッフおおもとです
3,300円で走りが変わる
凄いチューブが出るぞ!
発表直後からインターネットで話題沸騰!こんなアイテム、話題にならないはずがありません、そして使ってみたくなるに決まってる!
ということで
トピックス
700×23-28C 対応
1本:¥1,650-
重量たったの36gという鬼軽量チューブ、こういうアイテムは得てして取り付けに難儀があるもの。
正直かなり警戒しながら作業をしたのですが、作業性は普通のチューブと大差はなく、むしろブチルの軽量チューブよりタイヤに収めやすくて拍子抜けしました。
メーカー指定通り0.5bar未満で膨らませるだけで十分形になり、チューブを入れてる最中に軽量チューブにありがちな先に収めた所が出てきてしまうという事がありません。
その代わりこの段階で感じたのはチューブ自体の硬さ、確かに転がりは良さそうですが乗り味はどうかなと気になりました。
好印象だったのは虚弱性がありそうな樹脂バルブのつけ根を厚みのあるクリアテープで補強している点、これなら安心して使えそうです。
またバルブナットが使えない代わりにバルブホール周りに貼る音鳴り防止のシールが付いているのも良いですね。
リム内幅:15mm タイヤ幅:25C 空気圧:80PSI
交換前のブチルチューブ:PANARACER R-AIR
ここ数日使ってみましたが、まず初日に感じた感想は『乗り味が硬い』です。
比較の為に交換前に使用していた『PANARACER R-AIR』と同じ空気圧で乗車しての感想です。
25Cタイヤなのに23Cタイヤのような突き上げ感があり、路面が荒れている所では振動の凸感をダイレクトに感じます。
『R-AIR』がしなやかで快適性の高いチューブなのは確かですが、取り付け時に感じがチューブの硬さが乗り味に出ています。
その代わり転がりは驚くほどに軽い、高速域ほどスピードが乗せやすいのは体感出来ましたが、振動もありその分疲れやすいです。
コーナーリングはレールの上を走るようなキレはありますが油断すると横滑りしそうな硬さ。
空気圧据え置きの場合は速いけど扱いにくく、私の好みではありませんでした。
次は75PSIまで減圧、たった5PSIだけでも凸感は少しマイルド、しかし転がり感は当然やや落ち。
どっちつかずな印象で試した中では一番イマイチな結果でした。
乗り味がR-AIRにかなり近く、軽快さと乗りやすさが一番バランス良く好印象。
路面に弾かれる感じが少なくなり、バイク自体の挙動が扱いやすくなり軽さを感じさせる確かな軽快さ。
硬さによるペダリング動作への悪影響が緩和され、フォームへの影響が少なくこれが私の中で最適圧に落ち着きました。
乗り心地はかなり良くなりますが明らかに転がりが落ち加速感は鳴りを潜めてしまいます。
ここまで落とすなら軽量ブチルチューブのままで良いです。
確かに走りは軽いのですが、空気圧がそのままだと乗り味に大きな影響を与えてしまうネガな面も見受けられます。
チューブレスレディタイヤに乗り慣れていると快適性の差を気になってしまいますね。
ただ私の試した機材が過去に使っていたナローリム+25Cタイヤという細い組み合わせのせいでその傾向が顕著に出た可能性を感じています。
今主流のワイドリム+28Cタイヤの組み合わせであれば、元より低圧で使用する上、接地面が広く快適性と操作性が高い組み合わせになるのでTPUチューブ自体の硬さは気にならず転がり抵抗向上の恩恵、そしてワイドタイヤに対応している太いブチルチューブは重量もかさむので軽量化の恩恵を大きく受けられると思います。
やっぱり今の時代に出てきたアイテムだからこそ、今の機材で使った方が効果を期待出来そうですね。
今回私が証明できたのはアルミホイールのリムブレーキでも問題なかったという点かもしれません。
メーカー様も『大丈夫!』と言ってますが新しい素材はまず試してみない事には全力で走るのは怖いよね、という人もいるかと思います。
ただ長時間ブレーキを多用するシーンではリムの温度上昇をケアするように記載もありますので、今週末開催される『Mt.富士ヒルクライム』のようなロングコースで集団で下るようなシーンでは注意が必要です。
リムブレーキの方は自主的に休息を入れながら安全に下るよう心掛けましょう。
自分に最適な空気圧さえ見つければ費用対効果は抜群!
この手頃な価格で軽量化が望める注目アイテム『MAGENE EXAR TPU TUBE』は近日再入荷致しますので、手頃に走りを変えたい方はぜひお試しあれ。