【補修方法】アルミパーツの傷を補修してみよう!
by: 高橋

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ワイズロード東大和店の高橋です。

落車や転倒をして車体・パーツに傷がついてしまった…。

という経験、ありませんか?

 

今回は車体やパーツに付いてしまった傷の補修方法を
簡単にですが、ご紹介したいと思います!

 

傷の状態確認

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今回補修したのはSRAM RIVAL AXSのレバー。

軽く落車をしてしまいレバー本体が抉られてしまいました。

 

このままでは削って均したとしても大きく凹んでしまうため、まずはパテ埋めからしていきます。

 

パテ埋め作業

 

パテ埋めの前に汚れを洗浄します。

パーツクリーナーやアルコールなどを使って、脱脂しましょう。

 

接着面が滑らかな場合はヤスリで目付けをして接着力を高めますが、今回の場合はすでに表面積が大きくなっているので脱脂洗浄作業だけでパテ埋めに進みます。

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使うのはセメダインのエポキシパテ 金属用。

名前の通りエポキシ樹脂と、ポリチオールという成分を主成分としています。

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これをコネコネすると成分が混ざり合って硬化が始まります。

ちなみにすごく臭いので手袋必須です。

 

これをモリモリ貼り付けて

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完全硬化を待ちます。

 

表面均し作業

完全硬化しました。

ここからサンドペーパーを使って均していきます

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荒目から細目の順に研磨していくのですが、荒すぎれば深く削りすぎてしまいますし、表面を整えすぎれば塗装の乗りが悪くなってしまいます。

荒くても280番以上、細かくても800番以下が良いかと思います。

 

今回は削る量が少ないので、800番のみを使って研磨しました。

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マスキング

塗装する前にマスキングです。

塗装したことがある人であればご存知かと思いますが、思っている以上に塗料は周囲に飛散します。

「ちょっと過剰くらいがちょうどいい」という感覚で広範囲を保護しましょう。

 

噴霧した塗料は隙間から奥に入り込んでしまいますので、マスキングは表面だけでなく、できる限り内側まで施しましょう。

 

 

塗装作業

写真を撮り忘れてしまいましたが、今回使ったのは車用の補修塗料、トヨタの202ブラック。「ただの黒」です。

 

それをシンナーで希釈し、エアブラシで吹付けができるまで弛くしたら準備完了です。

 

あとはプラモデルと同じ要領でパテ埋めした箇所を中心に塗り拡げてあげれば

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ほぼ作業は完了です。

仕上げ

塗装まで終われば見た目は問題ありませんが、使った際に塗装が剥がれる可能性があります。

とはいえクリア塗装を塗るわけにもいかないので、それ防ぐために塗料の硬化後はコーティングを施工し、表面に硬度をもたせたら作業は完了です。

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いかがでしょうか?

 

フレームの塗装に関しても同じ方法で補修はできますし、クリア塗装を塗ってあげれば表面硬度もある程度は保たれます。

フレームの場合は多くが調色(色合わせ)が必要になります。

最近私が調色した事例を紹介すると、某メーカーのフレームの傷補修に使ったのはスパークルメタリックエメラルドグリーンロイヤルブルーの3つ。
それぞれを2:13:4で混ぜて補修しました。

色合わせが難しいところですが、逆に言えば色合わせさえできればパッと見はなんとかできます。

 

 

自己責任という形にはなりますが、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

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