【ワイズロードスタッフ試乗会】孤高の存在感放つ COLNAGO V4Rs
by: 田中伸也

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11月2日に開催されたワイズロード社内試乗会で最新のトップモデルを試乗させていただきました。
取引先の皆様においては扱いブランド愛溢れるご対応ありがとうございました。

近年フラッグシップモデルの共通点といえば

ディスクブレーキモデルにしてUCIルールギリギリいける軽量性
エアロオールラウンダーにして軽いペダリングで素早い反応性
ナチュラルなハンドリングと高い安定性などでしょうか。
他スタッフに聞いても概ね高評価バイク達

看板背負ったフラッグシップですから
各メーカー持ちうるノウハウ注ぎ、腕を振るって磨いた個性を宿した数珠のバイクです、そりゃいいに決まっています。
概ね誰が乗っても軽い!速い!となり、あとは良い悪いでなく個人の好みで選択が分かれることでしょう。

推しのブランドバイクなら贔屓目に星追加もありありでしょう。

 

そんな各メーカーのフラッグシップバイク、概ね誰が乗っても軽い!速い!を競い合っている中で、異質に感じる、もはやクセ強と言ってもいいぐらいに評価が分れ、気になったバイクが

COLNAGO V4Rs

今年発表された最新の他メーカーモデルを乗ってからの試乗。

舌触りの良いバイクに馴れたところにピリ辛が来た感じで、

もう走り出しから硬い。

とはいえ振動吸収性は普通に気にならない程度で今時のピュアレーサーらしい感じ。 
Uターンはコース的にバイクを倒せる程ではないにしろ意識せずともイメージラインをトレースしてくれる自然なハンドリング。この時のV4Rsのソリッド感はちょっとクセになる。

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コーナーの立ち上がりから、硬いバイクならではのペダリングスイートスポットへ丁寧に入力する。
ペダルに入力するタイミングは硬いバイクなので早めがマスト、
入力立ち上がりは強めで入れて、そのままの強さで3時位置で脱力するイメージ、
ようは早めにギュッと踏んですぐ脱力する感じでペダリング。
長い時間踏み過ぎないように。
すると、V4Rsの異質なフレーム剛性を正当化し、硬さに対する感情を反転させるように、滑らかに風景が流れ出し、V4Rs本来の軽さが顔を出す。

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プロレーサーはV4Rsでもっと流麗な世界を長い時間見ているだろうと思いながら、短時間ながらこのバイクが体の延長上にある感覚が走る楽しさとして刻まれる。
同時にロートルな自分が手なずけるのは容易でないとも実感するわけです。

走り出しからプロもアマも満足させ、バイクと乗り手が対等である装いを演じるバイクはとてもフレンドリーで扱いも易しく、マーケット的にとても優等生でしょう。しかし、V4Rsをフレンドリーとは言うのは少々躊躇してしまう。
前作V3Rsもまた、誰もが満足するフレンドリーな優等生バイクの域に到達し、後続モデルV4Rsは大きな命題を与えられたなら、挑戦的で、さらなる高みを目指したプロバイクとなるのも自然な流れと思います。

V3-RSとV3はあってV4Rsだけなのはなぜ?という正解ではないかもしれませんが、V4Rsのライダーに媚びないバイクという初見の感触が自分の中で妙に腑に落ちる訳です。

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1954年の創業

からトップチームへ長きにわたり供給し、レースと共に積み上げたノウハウとプライドを具現化したCOLNAGO最高のレースバイクは、選手の為に設計され、全てのライダーには受け入れ難いかも知れない。

プロ、アマ問わずライダーフレンドリーへと突き進んでいる時代の大きな流れの中、V4Rsは孤高の存在感を放つ1台と言え、リアルにプロ用というハードルが、マニア心を搔き立てるってもんでしょう?

スポーツ機材でありながら趣味のアイテム、憧れのプロと同じ乗り物を堪能できるのはスポーツバイクならでは、ですから。

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株式会社アキボウ様 ありがとうございました。

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