
日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2025/03/01 00:10
2021年のUCIレギュレーションの変更は、伝統的なフレーム三角をもはや過去のものとするほど、フレーム設計に大きな変化をもたらすことになりました。
昨今話題のCOLNAGO Y1Rsも例に漏れず。
ここまで大きく影響を与えたのは、シートポストの位置変更。
それまではシートチューブ上にある必要がありましたが、新規定では「シートポストはシートチューブから独立しても良い」という風になりました。
それにいち早く反応したバイクがSCOTT FOIL。
PLAZMAの空力設計を踏襲して更なる磨きがかけられ、TTバイクのような見た目へと進化したこのバイクが今回のお客様のレース投入機材です!
トピックス
サイドから見た時のド迫力な形状と、個性的なパープルカラーがインパクト抜群の1台!
第2世代FOILの開発コンセプトに掲げた「エアロオールラウンダー」の立ち位置をADDICTに移すことによって、更にエアロへと進化することになった第3世代FOILは、数多のビッグメーカーのエアロロードバイクの更に上に位置する、まさに空力の最前線に立つ究極のエアロロードです。
流線形となるラバースリーブを備えたハンドルバー。
横から見た時のボリューミーな見た目とは裏腹に正面から見た目は非常にスマート!
60mmものディープリムと23mmのワイドな内幅、フックレスリムを備えた”妥協無き速さ”への追及が感じられるホイールです。
専用ハンドルバーと合わせることで一体型ハンドルと同レベルの空力アドバンテージを有するステム。カバーは後方に引くことで簡単に着脱可能でクランプボルトへのアクセスも容易です。
非常に空力に優れたバイクですが、開発目標は空力特性の最大化ではありません。空力特性、重量、快適性の合理的なバランスに重きが置かれていました。
結果、このような見た目を有しておきながらもアルテグラDi2完成車、ペダル、パワーメーター、他アクセサリーなど含めた実測重量は8.25kgにとどまっています。
さらに以前私もFOIL RC 30に試乗したことがありますが、多くのエアロロードが高速域に特化するほど初速がモッサリする中、低速域から驚くほどの加速を見せ、振動吸収性にも優れた、楽しくも快適なバイクだったと記憶しています。
これならレーサーではないホビーユーザーでも楽しめると思えるバイクでした。
SYNCROS CAMPBELL 20 AERO IL REAR LIGHT
シートポストと一体化するテールライトを装備
SYNCROS FOIL AERO FRONT COMPUTER MOUNT
ステムから専用品となるため、コンピューターマウントももちろん専用設計。
K-EDGEのコンボマウントを使用することで、コンピューターマウント下部にGOPRO規格のマウント配置することができ、ライトの取り付けが可能になります。
MAGENEはサイクルスポーツ機器のソフトウェアやハードウェアの研究開発、製造、販売を行う中国の企業。2015年設立とかなりの新興ブランドです。
圧倒的なコストパフォーマンスを誇りながらも高精度。24mmスピンドル採用でシマノのクランクから簡単に差し替え可能です。
さらに嬉しいのは一部のサイクリストにしか需要は無いかもしれませんが、クランク長167.5mmがラインナップに存在すること!
今回のお客様も色々試したうえで「167.5mmが良い感じ」とのことで、167.5mmを取り付けました。
チェーンリングはMAGENE純正のQED スプリットチェーンリング52/36T。
Di2の恩恵もありますが変速もジャムを起こしたり、もたついたりすることも無さそうです!何も気にせずガンガン踏んでください!
ハブ・スポーク・ニップルのカラー、リムハイトが選択可能で自分好みのホイールを作成可能なEQUALホイール。
軽量でハブの回転も滑らか、それでいて自分好みのアッセンブリにできてお手頃価格。
その上メンテナンス性も考えられており非常に優秀なホイールです!
足回りを最大限軽量化しようとした際に、現在では未だクリンチャータイヤ+TPUチューブが優勢です。純正ホイールはフックレスリムでタイヤの選択肢が限られることに加え、横風の影響なども考慮して30mmハイト。さらに車体のパープルの補色となるグリーンカラーのニップルをチョイスしました!「ヱ○ァン○リヲンみたいにしましょうよ~」という会話があったとかなかったとか(笑)
完成ホイール重量は
F:718g
R:623g
セット重量:1,341g
リム単体も非常にオススメです。
ONYXやHOPE、CHRIS KINGなどのハブで個性溢れるホイールを作ってみても面白いと思いますよ!
これから部活動で数多くのレースに出場することになるそうですが、今回の青みの深い紫色、日本の伝統色で表すと「菖蒲(しょうぶ)色」に近い色合いです。※理系の方のためにRGBで表すと85,65,135くらいの色です。
レースのみならず、日々の過酷なトレーニングでも常に闘い、”勝負”の世界に立ち続けることになると思います。
いつかその努力が実って、一輪花の如く表彰台の上に立つ瞬間が訪れることを願っています!