日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2025/06/17 15:29
実はこの日近隣の別場所にてORBEAの展示試乗会もあり午前中オルベア/午後XTRとはしごしてきたOH!NO!でした
7年ぶりに完全新型となったXTRを試乗するのに、走り慣れた富士見パノラマのダウンヒルコースは最高のシチュエーション‼‼ になるはずでしたが… オルベアのブログでも書いた通り当日は土砂降りの雨‼‼
しかしさすがMTB乗りのショップさんたちはがっつり試乗に行かれてました!
もちろん私OH!NO!も完全装備で出動しました!
レースでもDNS(ドントスタート要するに棄権です)したくなるような雨の中で、写真を撮るのも一苦労でしたが、気になるポイントを書いてみたいと思います!
まずはホースの出方を見てください!
ハンドル側にオフセットされて、非常にハンドルに近くなってます。見た目のスッキリ感はもちろん、MTBでも増えているステム内蔵型やヘッドチューブの上部から入るタイプのフレームとの相性も抜群です。
レバーのピボット位置もハンドルに近くなりました!
これは地味ですが、非常によく考えられた変更点です。従来のレバーは、レバーを握るとハンドルと平行になるように移動してきます。
今回のNEWXTRのレバーはハンドルの外端に向かって移動してきます。言葉で表現するのが難しいくてもどかしいですが、ハンドルの外側から握った手の方向にレバーが移動してきます!これはなるほど~と感心してしましました!
加えて角度を調節するノブがレバーに内蔵されました。転倒してぶつけても壊れにくい!
はず(笑)
XTRはもともとXC向けのDURAACEみたいな位置付けでしたが、今モデルから明確にエンデューロという名称が付きました。それがこの4ポッドキャリパーです。
一体型の異径対向4ピストン
仕上げの高級感はもちろんですが、ピストン径も変更されているのか?従来のブレーキパッドと互換性はありません。
実はワールドカップダウンヒルでもXTRが使用されています。
先日の第2戦で優勝したサンタクルズシンジケートチームのジャクソン・ゴールドストーン選手が駆るサンタクルズV10にもこのXTRが使用されていました!
またブレーキオイルも一新され、皆さんが慣れ親しんだ赤いオイルからオレンジかかった色のものへ! 低温高温両方に耐用温度が広くなり、より安定した制動力が発揮されるようです。
従来のオイルとの互換性はありませんのでお気を付けください!
富士見パノラマのDHコースでの操作感ですが、イヤーめちゃめちゃ良いですよ!
そもそもの制動力が高くなったのはもちろん、パッドがローターにタッチしてからガツッと効かせるまでのことロール幅が広くなった感じ!
これは某〇グラとも似た感じなのでは⁉
なんといっても9-45という歯数ですね!従来はトップ10tが最小でこれ以上小さくするのは無理なのでは?と言われていましたが出ちゃいました!
このスプロケットと組み合わせるチェーンリングは28tが想定されています
28×9-45 エンデューロ
30×10-51 クロスカントリー
という位置づけです。 28×9-45はロードクリアランスが大きくとれるので、BBの低い下り系のバイクでも障害物とのトラブルを起こしにくい!
取り付けはマイクロスプラインを使用していますが、トップ9tがロックリングになっています
専用の工具が必要なので、9-45使用するにはマストアイテム!
フルワイヤレス!やっとシマノも無線となりましたね!
ディレーラーのパンタグラフに内蔵される形のバッテリーでトラブルが起こりにくい!
バッテリーのカバーは樹脂製でぶつけた際の衝撃や変形に強い!
更にオートマチックインパクトリカバリーというテクノロジーを採用していて、
万が一岩や木にヒットしてディレーラーが動いてしまっても自動で元の位置に復帰するという素晴らしい機能が搭載されています!
実際にリアメカを蹴飛ばしてみると衝撃を逃がすようにズレた後すぐに戻りました!
ただ従来のハンガーを使用する方式に変わりはないので想定外の力が加わった場合はハンガーが折れることでフレームを守るように作られています!
これまたよく出来たシフターに仕上がってまして!
本体もISPECで前後左右の位置合わせの自由度があるのはもちろんなのですが、今回すごいのはパドル部分がそれぞれ独立して角度調節できるところ!これはいままで無かったですね~
クリック感は非常に軽く、しかも割としっかりクリック感があるので判りやすいです
ロード用Di2と同じくそれぞれのレバーの機能をカスタムできるので、より直感的な操作に合わせることもできそうです!
流石、満を持してのXTRですから使ってみたいポイント満載でした!
東大和店店頭で現物ご覧いただけますので、是非お声おかけください!