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~スタッフ高橋の奇行~Vol.5 Mt.FUJIに魅了されて
by: 高橋

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    ワイズロード東大和店の高橋です。

    この記事を書いている最中、スタッフ杉井から「高橋君のライドブログは面白いけど、変人すぎて全く参考にならないよね」と言われました。

    でも大丈夫です。自覚アリなので。大丈夫です。。たぶん。。。

    さて、今回のスタッフ高橋の奇行は「富士山を見に山中湖に行っただけ」です。
    とは言っても、もちろん今回のアクティビティも普通ではないので、是非お楽しみください。

    ライドの準備はバイク選びから

    現在私は4台のバイクを所有しているため、ライドの準備はバイク選びから始まります。

    昨年のキャノンボールでリムを破損した愛車のNo.22も修理を終えて復活していますし、組み立てたばかりのARIAもあります。さらにはMASIもあり、チタン・カーボン・クロモリと選り取り見取りです。

    さて、、、

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    MARLIN!行くぞ!!

     

    敢えてこのバイクを選んだ理由の9割が「なんとなく」ですが、残りの1割は「ゆっくり行きたいから」と「路面状況の視察」のためです。

    MARLINでロングライド!

    MTBでロード用のウェアというのも似合わなさそうだったため、普通の運動着でライドに出かけます。

    シューズもただのランニングシューズです。

    特別なことは何もしていないのでライドに関しては特に記載することは無いですね。ただ淡々と走っていくだけです。

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    道志みちの最高地点である「山伏トンネル」付近でも雪は路肩に少し残っている程度。
    雪の心配は不要ですし、日中であれば凍結の心配も無さそうです。

    山伏トンネルを抜けた先500mほどは、雪解け水で路面が濡れていたため早朝の時間は凍結に警戒したほうが良さそうです。

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    しばらく下っていくと正面に富士山が見え始めます。

     

    更に下っていくと信号のある交差点に差し掛かり、多くの車やバイクが右左折をしていきますが、その交差点を直進して細い路地を抜けると

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    山中湖越しに富士山を拝むことが出来ます!

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    悦です。悦です。(密です。風に)

    純白の雪化粧がされた富士山を見てテンションが上がります。

     

    その後山中湖を一周したいところでしたが、予定が入ってしまったためそのままとんぼ返り。
    トップスピードこそそこまで出ませんが、コレで証明されましたね。

    「MTBでもロングライドは出来ます!」
    「特別な装備は無くてもイケます!」
    (杉井『全く参考にならないよね』)

     

    「いい眺めだったな~」と思い馳せながら帰路につく私ですが、ここである野望が芽生えます。

    朝日に照らされる富士山を見てみたい。

    思い立ったが吉日。今日明日は久々の2連休。やらねばなるまいスタッフ高橋。

    再び山中湖へ

    用事を済ませて19時就寝22時起床。過密スケジュールな気がしますが「まぁ何とかなるやろ」で全てが解決(?)です。

    ライドの支度をして午前0時に出発。この季節でも山中湖の最低気温は氷点下となるため、バックパックには防寒着を2着入れておきます。

     

    道志みちの路面の状況も把握できたため、今回はNo.22で向かいます。

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    向かい風と謎の腹痛に見舞われながらもペダルを漕ぐ足は止めずに進み続け、道志みちへ。

    頻繁に鹿と遭遇するので、気を紛らわせるためにカウントすることに。
    山伏トンネルにたどり着くまでに合計10頭の鹿を見かけました。
    夜間走行は視界が悪くなることに加え、野生動物が道路上にいる確率も上がりますのでご注意ください。

     

    ようやく山中湖まで辿り着きましたが案の定冷え込みが厳しいです。

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    コンビニに立ち寄っておしることコーヒーとホッカイロを購入。
    コーヒーは持参した保温ボトルに移し替え、日の出まで待機している間に嗜むつもりでいました。

    しかし、予想以上の冷え込みで防寒具を着込みさらにはホッカイロを8個貼り付けてもなお身体の震えが止まらず、湖畔でコーヒーを嗜む余裕などありませんでした。

    日の出の刻を寒さと共に

    朝5時。この時の気温は-4℃。そりゃこの程度の防寒具では足りぬわけだと頷きながら日の出の時を待ちます。

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    スマホのカメラで撮影した満月。最近のスマホはそこそこ優秀。

    まだまだ真っ暗ですが、月明かりが煌々とあたりを照らしています。
    偶然にもこの日は満月。月明かりによって逆光となり、富士山のシルエットと満月という光景も拝むことができました。

     

    しゃがみ込み目を閉じて少し休憩。
    30分ほど経過して顔を上げてみると、空が明るくなってきており富士山が見えるようになっていました。

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    「マジか!?」
    慌ててカメラを準備し、立ち上がって手袋を外した瞬間に再び寒さに身体の震えが止まらなくなります。
    手ブレを抑えるため、シャッターを押す瞬間毎に息を止め、全集中。これをここから1時間繰り返します。

     

    時折風も吹き、湖面の逆さ富士は消えますし体温も急激に奪われます。
    それでも風が止んだその一瞬を逃さぬためにひたすらに耐え続け、刻一刻と変わりゆく景色をカメラのSDカードと記憶にしっかりと刻み込みます。

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    日が昇り、空もすっかり青くなってきました。バイクやヘルメット、さらには着ているウェアにまで霜が降りています。

    昨日MTBで来た時にはフカフカだった地面もカチカチに冷えて固まっており、クリートで歩いても沈み込まなくなっていました。

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    無惨なまでに真っ白になっている木の枝がその寒さを物語っている。

    湖畔で朝食にマフィンとコーヒーを食した後、帰路にはつかずある場所に向かいます。

    富士山おかわり。

    身体が冷え、足首に至ってはまともに動かなくなっている。そんな状態で向かったのは、

    新倉山浅間公園

    400段近い階段を登った先には五重塔があり、さらにその先には展望デッキが備わっています。

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    五重塔のバックに富士山という最高のロケーションを楽しむことが出来ます。
    櫻の開花時期にはかなり混雑し、駐車場も有料となるそうです。

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    鳥居越しの富士山も拝むことが出来る。悦です。悦です。

     

    ちょっとした寄り道をしつつ、ようやく帰路に着いた私ですが、この2日間での走行距離は400kmほど。
    「思い付きで走る距離か?」と聞かれると多少返答に困りますが、「まあ。ロングライダーですから。」

     

    皆さんもこの走りやすい時期にロングライドに出掛けてみてはいかがでしょうか?

    今の時期は花粉がツライという方。「 ナルーマスク 」めちゃくちゃオススメですよ。

     

    それでは今回はここまで。