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【社内試乗会】JAMIS RENEGADE S3試乗車でキャンプツーリングをしてみました
by: 真造隆行

 

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社内試乗会があると自転車に乗りブログを書く

そもそも私はスポーツ自転車を組むのと売るのは仕事なのでやりますが、乗るのは仕事にならないのでほとんど乗りません。そりゃあ乗ってる人の意見を聞きながら自転車を買いたいよというお客様も多いと思いますが、案外そうでもない人たちも世の中には結構いるのです。もしも私が真面目に自転車に乗るとして(乗るとしたら相当真面目に乗ってしまうことは過去の傾向からして間違いない)ただの通勤手段でも一生懸命走り疲れてしまうのは他の仕事の効率の悪くなるでしょうし交通事故も見過ごせないリスクです。運動をするなら時間を確保して適度なランニングと、ジムでのマシントレーニング、プールでのスイムをする方が安全で効率も良いです。そういうわけでどんどん自転車に乗らなくなりました。私がトライアスロンをやっていたような気がする読者の方もいるかもしれませんがそれは多分気のせいです。忘れて下さい。
そんな私がスポーツ自転車にまたがる貴重な機会が今回の試乗会です。そこで自転車に乗ると言っても、せいぜい半日で数台を決められたエリアで流すだけなので、それで記事を書くのに今ひとつしっくり来ませんでした。よって今回は役得をフルに活用し、バイクツーリングを楽しんでみたという内容の事をブログに綴ってみようと思います。

お願いしてみたら自転車を借りる事ができた

自転車に乗るけど、一生懸命早く走らなくて良いそのようにするのに何か大義名分が無いかと考えた時、それを純粋にある目的の移動と荷物運搬手段にすることを思い付きました。キャンプの移動手段に自転車を用いる。いわゆるキャンプツーリングです。幸い私はこの数年キャンプとそれをイメージさせる野外活動のいくつかを個人的趣味として嗜んできたので、あとはそれに自転車を少しの工夫で加えてやればまあまあ楽しめるんじゃないかという寸法です。私は古いカーボン製の競技用ロードバイクしか持っていないのでこれをキャンプの移動手段に用いるのはあまり効率の良いやり方ではありません。新しい自転車を購入する予算もありませんので私は全てを人に頼ることにしました。まず、アウトドアツーリングバイクの代表的なメーカーであるジェイミスの担当さんの所へ行き、手頃なバイクを数週間私に貸してくれるように頼み、快くその了解を得ました。そしてその伝手を辿るようにして、バイクパッキングブランドのオルトリーブさんのパッキング製品を3点ほど、貸して貰うことにも成功したのです。これぞまさに役得。あとはそれらを私の持っているキャンプ用品と組み合わせて、出発の準備を整えることが出来そうです。

実際にキャンプツーリングに必要な物を準備する

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自転車と、専用のバックを用意できましたがあと何が必要でしょうか。自転車の荷台であるバイクキャリアは、キャリアを土台としてその左右に専用のパニアバックを取り付けたり直接荷物を縛りつけたりできます。今回はリアキャリアをスタッフから借り、その天井にテント内で使う簡易ベットを右側に寝袋をバンドでしっかりと縛りつけました。借りてきたサドルバックを自転車のサダルの下に取り付けて、そこに簡易椅子と登山一人用のテントとその支柱を詰めました。
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フロントバックにホワイトガソリンのタンクとポンプ加圧式のガソリンストーブと携帯鍋、折りたためるスプーンフォークを詰めました。近くにあるキャンプ用品店に行き、夕食と朝食用にお湯で調理できる食品を、それぞれ500円ぐらいの物を3つ求めて、あとでゴミ袋がわりになるようにレジ袋に入れて貰った物をフレームバックに詰めて自転車に取り付けました。スタッフから大きめの(ナルゲンボトル用)のボトルケージを借りて、自分のナルゲンボトルに水を詰めて自転車のシートチューブにセットしました。ここまで用意すると目的を持って揃えられた道具たちが、いきいきとその存在価値を誇らしげに主張してくる様に見えるから不思議な物です。これが様になるという事でしょうか。

出発は今夜

ここまで揃えばあとは実行してみるだけです。お店より13kmぐらいの河原に、野営をしても良いところがあることを私は知っていたので、そこに行ってみることにしました。朝準備したので、その後の仕事は楽しみが控えて居ると思うといつもより楽に感じました。
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仕事を終えて
19時30分、道順を示したQシートをハンドルにくくりつけて出発。真っ暗な中ヘッドライトだけでの設営でしたが、慣れた機材な上に昼間のうちに一度組み立て手順を確認していたので全く戸惑う事はありません。
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食事をしてテントに潜り込み、22時ごろ寝袋に包まって気がついたら朝でした。気温は8度くらいになっていた様ですが、寝袋が優秀で、携帯ベットもあったので快眠でした。ずいぶん寝坊をしたようで730分になっていました。
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朝はいつもパスタですので、買っておいたパスタのキットを調理。分量の湯が鍋の中で蒸発しきるまでに茹であがるというなかなかの優れもです。
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830分になり荷物をまとめて帰途につきました。偶然にもその日は狩猟解禁日。去年までの私なら、日の出と共に川中に浮かぶ鴨をスナイプしているところですが今年はのんびり安全地帯を漂うマガモを眺めています。

 

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野営場からほど近くにスーパー銭湯があるので寄りました。

低予算でキャンプツーリングできてしまった

仕事の合間でもキャンプツーリングという非日常が楽しめました。かかった費用は食品代の1500円と銭湯代の850円合わせて2350円です。実際お客様が何も無いところから全てを揃えて始めるとするなら自転車、バイクパッキングで25万ぐらいからかかるかもしれません。加えてキャンプ用品も10万はかかるので合わせて35万〜40万はかかるので現実的には贅沢な遊びです。工夫や我慢をすればもっと安くする方法もあるとは思います。この記事を見て興味が出た方はぜひ東大和店で自転車をお求めいただければキャンプツーリングのやり方をアドバイスいたします。こんな程度の内容でよければですが。

 

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