【ライドログ】激坂の権化『子ノ権現』ヒルクライム！目当ての物はあの『輪っか』
by: 大元英俊

スタッフおおもとです

春になれば走りたくなるのがサイクリストの性分。

特に今年は早々に暖かく、サイクリング日和が続く春です。（そのぶん夏が怖い）

前回サドルを新調し、ロードバイクで走る機運も高まった所で、久しぶりに気合を入れて『ヒルクライム』に挑んできました。

子ノ権現ヒルクライム

脚自慢のサイクリストが根を上げるほどツラい埼玉随一の激坂スポット『子ノ権現』

山頂にあるお寺『大鱗山雲洞院 子ノ権現天龍寺』にまで続く道で、急勾配が待ち受けます。

写真の竹寺との分岐地点で平均勾配８％表記となっているのですが・・・

山道に入れば１２％前後の勾配が延々続いていきます。

これはかなりきつい・・・と弱り切った所に子ノ権現は追い打ちをかけてきます。

なんとラスト３００ｍでＳ字カーブを描く２０％越えの勾配が約１００ｍに渡って現れるんです・・・

この絶望感たるや、インナー３４Ｔ ✕ ローギア３０Ｔでじりじりと亀並の速度で堪えてなんとか登ります。

ここを抜けてから山頂までの２００ｍはここまで手こずった約１２％前後の急勾配が待ち受けているのですが、２０％勾配の後だと不思議なことにゆるく感じるのですから不思議です。

激坂との戦いを終えたクライマーを待っていてくれるのは、

ロードバイクがこのサイズになってしまうほど立派な樹齢８００年のスギ。

登り切って見上げた時の存在感は圧巻の一言です。

名前は二本杉ですが、すぐそばにあるもう１本は過去に伊勢湾台風や落雷被害の影響により幹半ばから折れた状態となっています。

もちろんこの立派な杉を眺めにこの激坂に挑むのも良いですが、実は今回お目当ての物があってここまで登ってきました。

自転車バイク守る輪

交通安全守り『自転車バイク守る輪』を買いにきたのでした。

サイクリストたるもの速さよりも安全第一、公道で遊ばせてもらっている身としてこういうアイテムで意識がけを強めます。

守る輪はカラーバリエーションがあるので自身のバイクカラーに合った物を選べますよ。

早速サドルレールにつけて安全祈願。

なぜならば、ここまで急勾配を登ってきたという事はそれを下らねばならないからです。

これがジェットコースターが比にならないほど怖い・・・フルブレーキをして時速５ｋｍ/ｈで下っても体感速度がとても速い。

当然握力が消えていくので、ブレーキの放熱もかねて停車を繰り返しながら下って行きます。

『交通安全祈願に来て下りのリスクを味わう』という矛盾すら感じるダウンヒルですが、無事下り切る事が出来たので早速守る輪の効果を感じたと言えます。

ゆずの庄　肉汁うどん

下りで冷えたキモを温める為に、道中にあった武蔵野うどん屋『ゆずの庄』さんへ。

小川のせせらぎを聞きながら濃いめの温かいつゆに食べ応えある武蔵野うどんを浸けて美味しく頂きます。

汗をかいた身体に麵つゆの塩味が大変沁みました。

激坂は登っている最中はとにかくツラいですが、登り終わった後の解放感は格別ですね。

皆様も子ノ権現に登って『守り輪』をゲットしてみてはいかがでしょうか。