808

【オルベア】新製品展示試乗会に行ってきました!その①最新「RALLON」はすごかった!
by: 大野茂一郎

  • 閉店告知
  • こんにちは!OH!NO!です。

    先日6/11 に開催されたORBEA 2026展示試乗会に参加してきました!

    20250611_091809721

     

    関東地方も梅雨入りが発表された次の日でしたが、会場の八ヶ岳自然文化園は朝から土砂降りの雨!

    梅雨前線が通過中の日本列島は各地で大雨のニュースが出ていましたが朝会場に到着した時には現地も大雨で、「ほんとに試乗するのか?」

    ところが会場にはバッチリ試乗車が並んで準備されていました!

    9:00の会場と同時に受付し、プレゼンの予定10:30まで会場内の写真を撮りながら待ちます。

    この後のプレゼン後に発表されるであろうカバーが掛かったNEWモデルは写真撮影禁止のものも!

    しかし私の今日一番の興味はなんといっても【RALLON】というMTBのNEWモデル!「Orbea FMD Racing – The Gravity Cooperative」の使用機材として走っているダウンヒルバイク!

    先日開催されたUCIワールドカップダウンヒル第一戦ポーランドで、メインフレーム周辺をカムフラージュのラッピングが施されたモデルが走っていました

    それがなんとデビューWIN!!女子「ターニー・シーグレイブ」選手が優勝し表彰台でバイクのラッピングをはがしお披露目するパフォーマンスを見せ最高潮に盛り上がった瞬間でした!

    そんなバイクがいよいよ日本でも手に入るようになります!

    現車を見るのもこれが初めてで、興奮が…(笑)

     

    RALLON トピック① マレット

    20250611_092021684

    DH仕様は前後サスペンションが200mmトラベルにマレット仕様(前輪が29インチ、後輪が27.5インチの前後異径ホイールを装備すること)が大きな特徴です。
    最近のダウンヒルバイクはマレットが主流になっています
    これは下りに特化したセッティングで、ワールドカップ級の急峻で過酷なダウンヒルコースにも対応するためです。

    大径のFホイールは回転物としての安定感と障害物乗り越え性能の高さがポイント!

    対してRホイールは左右への操作性の良さと身体とのクリアランスの大きさがポイント!

    操作性の高い275ホイールですが車体の安定感と両立させるため、チェーンステイ長は長くなっていてロングホイールベースなバイクになっています。しかも調整可能で450㎜と442㎜を選べます!

    RALLONトピック② スプリットピボット

    20250611_092051289

    ダウンヒルにおけるサスペンション性能を最優先しており、激しいコースでも高いトラクションと安定感を提供し、ペダルのキックバックを抑え、チェーンテンションがサスペンションに与える影響を最小限にしています。

    また、リアピボットの位置は車輪軸と同軸になっていて、スイングアームへのブレーキ力の影響を切り離し、ブレーキング時のフィードバックを軽減しています。これは以前からTREKやDAVINCHIといったブランドでも採用されていた実績のあるシステムですね!

    RALLONトピック③ グラヴィティリンク

    最近のフルサスMTBは低重心化の為に、BBになるべく近い(低い)位置にリアサスユニットが搭載される仕様が一般的になっています。

    20250611_091742648

    更に最近のワールドカップではダウンヒルバイクでは特に、急勾配で荒れた地形において最大限の信頼感をライダーに与える「抜群の安定性」が求められます。BB付近に鉛のウェイトを貼ったり、サスペンション周辺にマスダンパー(サスの動きに影響する重り)を設置したりと、バイクの車体重量よりもバイクの挙動が安定するように工夫しているようです。

    「軽いが正義!」で育った自転車乗りの皆さんには新しい世界ですね!

    そのために最も重要となるのが「重心を下げること」です。「RALLON」にはグラビティリンク・サスペンションシステムが搭載されているのですが、まさにこの目的を実現しています。

    画像のBB前側の黒っぽいカバーにみえるところがポイントです!

    実際カバーなんです(笑)

    20250611_091752412

    カバーを外すと…

    20250611_092307611

    リアサスユニットのフレーム側取り付け部分が取り外し・交換可能なユニットになっていて、ショックユニットを限りなく低い配置されています。

    20250611_091748500

    更に取り付けユニットにウェイトの追加が可能です。3種類のウェイトを1つずつ、または組み合わせて装着することで最大580gの重量をBB付近に配置することで安定感や接地感を増すことができるようになっています。

    20250611_092314388

    このウェイトの増減で「地を這うような走行感覚」と「コーナリングやジャンプ時の軽快な操作性」をコースやライディングスタイルに応じて変更することができるという、今までにないバイクになっています!もちろんこれらのウェイトは簡単に取り外すことが可能です。

    RALLONトピック④ 1台3役⁉

    RALLON最大のトピックはエンデューロバイクと共用フレームどということ!

    先ほど紹介した交換可能なリアユニット取り付けプレート「グラビティリンク」を付け替えることで

    A DH仕様(ストローク200mm) マレット 前後異形ホイール

    B エンデューロ仕様(ストローク170mm) マレット 前後異形ホイール

    C エンデューロ仕様(ストローク170mm) 前後29incホイール

    なんと3種類のセットアップが可能なんです。

    Rallon — Orbea

    イヤーすごいです!1台でダウンヒルバイクとエンデューロバイクの両方使えるバイクなんて見たことない(笑) もちろんフロントフォークは2本持って(DH用ダブルクラウン/ED用シングルクラウン)入れ替える必要あります。

    トピック⑤ MYO

     オルベアと言えばMYOでのカスタム! 

    デザインとカラーが自分好みにできます!しかもアップチャージ無し!

    マウンテン — Orbea

    パーツ仕様もチョイス可能で、最初から自分の思い通りのバイクが手に入ります!

    これは久々に乗ってみたいと思わせるバイクが登場ですね!