日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2016/07/15 21:55
▲シクロクロスでは162.5mmを使用中、ラ・クランク実は2つもってます。
どうもこんにちは、スタッフ大元です。
私はパーツで一番こだわっている所があります。
いろんな話を聞くと皆さんあまり気にされない、気にしても軽さや
硬さはどうなのか、という所ばかり注目しがちです。
でもクランクで気にする所はそういう所じゃないでしょう!
といつもついつい熱弁してしまうのが「クランク長」です。
そんなクランク長を語るのに便利なクランクを入荷しました!
DIXNA LA・CRANK
クランク長:140/145/150/155/160/162.5/165/167.5/170
クランクアーム単体
販売価格:15,000円+税
クランク&チェーンリングセット
販売価格:23,000円+税
。
DIXNAのLA・CRANKには他社を一線を画すメリットがあります。
幅が狭く真っすぐとペダルを踏み込めるマイクロQファクター設計、
PCD110とPCD74を合わせ持ち、より小さいチェーンリングが使用可能!
そして天下のシマノですら手を出していない豊富なクランク長設定です。
162.5mm以下やデュラエースにしかない167.5mmは素晴らしい。
▲内側にあるボルト穴がPCD74、インナー30Tという激軽ギアも使えます
身長の10分の1の長さが最適長と言われるクランク長。
厳密ではありませんが、大まかな目安になる事は確かです。
しかし!身長が161cmしかない私はその理屈なら161mmが最適。
ですが大半のメーカーが一番短くても165mmなのが現実です。
実際に165mmが当たり前だと思って乗ってきましたが、ふと疑問に
思って短いクランクに手を出してた所、まさにドンピシャでした。
162.5mmから試し、今は160mmに落ち着いています。
▲ロードではSUGINOの160mmを使用、高剛性フレームに最適な短さ
正確に言えば「短いクランク」ではなく、「適正長のクランク」になりました。
今よりもクランクを短くした場合どういう変化があるのかざっくりと書くと、
・上死点で膝が上り過ぎず深い前傾姿勢でも膝の通過がスムーズに
・1回転で描く円の直径が小さくなるので平均ケイデンスが向上
・回転の円が小さいのでダンシングの振りがより小刻みにしやすくなる
と言った具合です。
勿論短くする事で始めのうちは大きな感覚的なズレが生じます。
いつも通り踏み込んでも力が逃げるような感覚や、身体が覚えている円の
軌道を上手く描くことが出来ず、ダンシングのリズムも狂います。
ですがそれは結局の所「慣れの問題」なので慣れて身体が最適化されれば
力まずに踏め、ハイケイデンスで回し続ける事が当たり前になってきます。
省エネ運転で脚への負担を減らし、不必要な関節の動きを抑制してくれるので
長いクランクを無理に踏んで膝や足首を痛めてる方も検討の余地ありです。
回転数が求められる高剛性フレームとの相性や、前傾姿勢が深いトライアスロン
とタイムトライアルユーザーに最適だとか、パワー=運動総量なので短いとテコが
効きにくいなんて気にする必要ないとか、色々と書きたいことは沢山なのですが、
とても書ききれない、そして書いても読むのも大変なので大幅にカット!
とにかく言いたい事は、身長170cm以下の方は股下長を鑑みてクランク長を
短く見直してみませんか! というお話でした。
DIXNAのLA・CRANKは選択肢が最も幅広く、多彩なギアに対応可能な
秀逸設計、それでいて値段が手頃という非の打ち所がない満足スペックです。
平坦が苦手、ケイデンスが思ったように上がらない、乗車中に関節の痛みが生じる
などなど、ライド中に違和感を覚えている方は改善策として有効かもしれませんよ。
お気になる方はスタッフ大元までごぜひ相談ください!
▲デザインもシンプルで意外につけてみるとカッコいいですよ