日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2020/10/15 22:47
いきなり行きますよー
それなりに長いです
2021年モデルとして
3rdエディションとなった
TREK
EMONDA SLR
インプレッションや仕様については
当業界の各メディア発表を
ご覧になった方は多くいらっしゃると思います。
中でもバイクへのインプットパワーを
一定に設定して
同じコースのタイムを測るテストで
新型がタイムで勝る結果は
興味深い内容でした。
OCLV800カーボンによって織りなす
3代目EMONDA SLRの走りとスペック、
オールラウンダーという視点に於いて
TREK史上最軽量、最速というキャッチは
個人的に偽りは無いと感じます。
その総合性能は、
先代のリムブレーキタイプより
増した重量的ハンデを
問題にしない程の進化を遂げ、
2020年ツール・ド・フランスで
リッチー・ポート
総合3位の活躍が印象的です。
やはり最新型は良いのです。
TREKパフォーマンスロードの
最新フラッグシップです。
ハンドリング、加速性、ブレーキ性能、
そして、かの天才児と謳われた
マドン譲りの巡航性能と
羽を得るようなクライミング性能、
トータルバランスも当然、最上級です。
では
表題は
PINAELLO
DOGMA F12 XLIGHT DISK
との比較ですので
DOGMAについて簡単に書きます。
2021年モデル発表から各メーカーが
オールラウンドタイプのエアロ化に
舵を切っていることは周知の事実です。
そんな中でピナレロの
エアロオールラウンダーコンセプトは
2015年発表のDOGMA F8から
既に始まっています。
ピナレロはDOGMA F8の開発から
東レT1100カーボンの恩恵を享受し、
他メーカーに先んじて
エアロオールラウンダーの製作が
可能だったと言えるでしょう。
そんなDOGMA F8の
デザインコンセプトを継承したモデルは
F12で偶然にも3代目です。
DOGMAのナンバリングは以下のように
言われています。
———————–
F8
F8 XLIGHT(F9)
———————–
F10
F10 XLIGHT(F11)
———————–
F12
F12 XLIGHT(F13)
———————–
XLIGHTが奇数番に相当するため
偶数番がモデルナンバーとなっているようです。
DOGMAもEMONDAも
専門メディアのインプレには
「良いよー」の文字が踊っている訳ですが、
そのまんま
良いに決ってます。
なので詳細は
既にあるインプレッションにお任せして
極めて個人的な比較感想を書きます。
もう個人的な好みの問題で
どちらを選らんでも
高い満足感を得られるのですが
実際に走らせて感じた
DOGMAとEMONDAの違いは
ペダリング時の
入力具合に感じるのです。
硬いとか柔らかいも若干影響はするのですが
両車共フラッグシップだけあって
フレーム剛性は
お世辞にも柔らかいと表現できません。
ペダリングの入力イメージを
大雑把ですが絵にしてみました。
DOGMAのイメージ
(テキトーでスミマセン )
12時過ぎの入力開始から
それなりに強く踏み始めて
4時手前にスイートスポットが終わる
スキルの要求が高目、
スイートスポットを外れて
踏み遅れると
推進力への変換効率が悪く、
踏んでる割に進まず、余計に疲れる
DOGMAに乗って
初めてまとまった距離に乗ると
最初はなんとなく
バイクに合わせてペダリングしますが
疲れて
だんだん
バイクに合わせられなくなり
踏み遅れ続きで
強い疲労感に襲われがち。
されど、しっかり
DOGMAに合わせて
ペダリングできれば
ピナレロの神が降臨。
一踏み一踏みの伸びやかさは
鋭さを増し、
スイートスポットが狭い分
無駄な力を使わなければ
スピードの持続時間は
自ずと長くなり結果的に
速い訳です。
バイクに合わせられれば
最高に気持ちいいのです。
次に
比較の為に
左EMONDA、
右に改めてDOGMA
のイメージを置きます。
EMONDAはDOGMAより
若干しなるようです。
スイートスポットは
DOGMAより
やや長い感じです。
EMONDAの
力の立ち上がりは
DOGMAほどの力を必要せず
力の出し易い
4時に向かって
入力を大きくして
踏み終わるイメージです。
踏み終わりも
DOGMAほどの
強さは必要無い感じです。
しかし
スイートスポットが長い分
踏んでいる時間も若干長いので
必要な力の総量は
DOGMAと
EMONDAで
あまり変わらない感じです。
力の立ち上がりと
スイートスポットが長目の分
踏み遅れしにくいなど、
EMONDAの方は
スキルをあまり意識せずとも
合わせ易く、
より楽な印象になると思います。
DOGMAに比べて
ゼロスタート時は
明かに
走りが軽く感じることなど
EMONDAの方が比較的
万人受けし易い理由にも
繋がると感じます。
加えて
EMONDAの特徴である
シートマストは
自分の想像以上に
高い振動吸収を発揮。
これはDOGMAには無い機能です。
東レT1100Gと
東レM40X
の違いというのは、
短絡的過ぎますが
どちらが優れているという結論は
出せないと思います。
グランツール15勝
に憧れを重ねて
イタリアンバイクを選ぶ?
合理性を追求した
アメリカンバイクを選ぶ?
どちらも
速いバイクなので
外観と
重量と
カラーと
価格ひっくるめて
最後は好みですよね
以上 あくまでも
あくまでも
個人的感想です。
何かの参考になれば
幸いです。