日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2021/10/11 21:39
最近は家での作業が立て込んでおり
通勤以外でそもそも自転車に乗ることも
少なくなってしまいましたが
立川に買い物にでかけたりするときは
変速機のないシングルスピードの車体を
愛用しております
ピストやシングルスピードの車体は
ロードやMTBなどとは違ったトレンドがあり
幅の狭いハンドルだったり
ブルホーンだったりドロップだったりと
特にハンドル周りのカスタマイズが
その時々でガラっと変わります
大人の事情であまり詳しくは解説しないッ
私は入門が割と最近ということもあり
MTBよりはやや狭めのフラットハンドルで運用しています
世の中にはサドルが硬くてお尻が痛い!
という要望に対して柔らかいサドルがあるのに対して
グリップが硬くて手が痛い!
という要望に対して出回っている商品と言えば…
『握りやすいエルゴノミクスデザインだよ!』
『めちゃくちゃグリップ力強いよ!!』
『バーエンドバー付きだよ!!!』
……
いや
柔らかいの出してくれよ
ODIといえばMTB向けのグリップを
数多く手掛けるメーカーです
クロスバイクでは前述したような
握り心地を重視した
エルゴノミクスデザインが重視されますが
MTBはがっつり握れてズレない事が大事
DREAD LOCKは遠目から見ると
単純な丸グリップですが
よくよく見ると全周にわたって
不規則なシワのような模様が刻まれています
他のODIグリップではゴツゴツとした
ブロックのような模様が刻まれていますが
こちらは人間の指紋のように
『引っ掛けずともグリップする』
という機能が感じられます
実際使用した感触としては
グローブ越しでは勿論絶大なグリップ力が
感じられるのですが
素手で握ると最高に馴染んで気持ちがいいです
冒頭から騒いでいる
『クッション性』ですが
消しゴムよりやや柔らかめくらいの感触です
グリップ裏面には指が引っかかるように
くぼみが設けられていますので
角度調整をしていれば
自然と指が収まります
エンド側はソフト加工で塞がれています
転倒時にハンドルの破損や怪我の防止には
役立ちますが
バーエンドバーを取り付けることは出来ません
DREAD LOCKの是非が分かれるポイントは
何と言っても素材の質感でしょうか
素手で握れば一瞬で分かると思うのですが
かなり強烈な手に吸い付く感触があります
加えてスポンジとは異なる
しっとりとした湿り気を感じられる
肌触りという所も特徴なのですが…
人によっては
「劣化したゴム製品の感触」
に似ているとも捉えられますので
こればかりはどうしようもない
しかしグリップ力はさすがのODIといったところで
街中の使用でも段差を乗り越える際に
ハンドルを引き寄せて前輪を浮かせるなど
少しアクロバティックな乗り方をしたときに
非常に安定感がでます
路面からの振動減衰力も高く
振動を打ち消すまでは行きませんが
他のグリップと比較して明らかに
振動がマイルドになります
決して長期滞留品の
素材が劣化した商品を
展示しているわけではありませんので
店頭で是非触れてみて下さい