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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2019/06/01 11:06
昨日のジロ・デ・イタリア第19ステージ。
スタート地点はピナレロ本社があるトレヴィーゾ。
城塞のような旧市街からパレードランをスタートするプロトン。
先導するコミッセールの車に見た顔が乗っていると思ったら・・・
社長のファウストさんでした。
アクチュアルスタートの旗振りをやるのか!さすが地元!と思いきや
なんと0Km地点でわざわざプロトンを止めてのセレモニー!!
やることがもういちいち派手ですねー。
さて。
「DOGMA F12」の発表に沸く2020年のピナレロですが。
その第一弾として、あの名車がディスクブレーキを備えて登場!!
〇PINARELLO PRINCE FX DISC ULT ¥628,000-+TAX
ピナレロ伝統の由緒ある名前を受け継ぐ現行PRINCE「FX」。
DOGMAが無ければフラッグシップモデルと言われてもおかしくない
抜群の運動性能の高さはその名に相応しいもの。
以前試乗した際、「乗りやすくてかつ速い」というバランスが抜群で
真剣に欲しくなったことを思い出しました。
そんなPRINCE FXに、ディスクブレーキを備えたモデルが追加です!
いまやプロトンの中でもかなりのシェアを誇るディスクブレーキ。
カーボンリムホイールの熱問題の解決策の一つとしても有効なのでしょう。
肝心のイネオスは「戦略上の理由」でディスクブレーキに消極的ですが
エースのフルームは「普通に乗るならディスクブレーキも良いよね」と
言っているとかいないとか。
DOGMAF10譲りのオールラウンド系エアロフレーム。
空気を相手にする以上、どうしても似たり寄ったりになりがちな世界で
きちんと個性をキープするこのセンスの良さ。
イタリアブランドだからこそ、なのでしょう。
左右非対称を得意とするピナレロらしく、ディスクブレーキ化による
各部の剛性バランスの再設計などはお手の物です。
使用されるカーボンはトレカのT900。
DOGMA専用のT1100カーボンの存在がスペシャル過ぎるというだけで
これでも十分に軽くて硬くてハイモジュラス。
コスメティック的な理由もありますが、カーボンの織り目が見えるのも
バイクの高級感を高めるのに一役買っています。
ボトルを装着した状態での空力の改善を意識したコンケーブ状の
ダウンチューブと、そこに繋がる大ボリュームのBBシェル。
ただ、ボトムブラケットは従来からあるネジ切りタイプを敢えて採用。
圧入式BBだと交換時にフレーム側に負担にかかってしまうためです。
多少重量は重くなってしまいますが、メンテナンス性も重要な要素。
このあたりのバランス感覚もピナレロ人気の一つでしょう。
コンポーネントは機械式のアルテグラ。
フレームのポテンシャルが高いので、Di2(電動)化するものアリですね。
ホイールはフルクラムのレーシング500。
ぱっと見カーボンリムに見えますが、実はアルミ製。
後々手を入れるのなら足回りからでしょうか。
フレームサイズは50。
適正身長はおおよそですが170cmくらいでしょうか。
(詳細なフィッティングはバイオレーサーで計測いたします)
開発段階からディスクブレーキを視野に入れていた「DOGMA F12」と
足並みを揃えるようにしてデビューした「PRINCE FX DISC」。
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