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【社員試乗会】ブエルタ3位と鮮烈なデビューを果たしたV3-RS!【COLNAGO】
by: 小西真人

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UAEのタディ・ポガチャル、総合3位表彰台&ヤングライダー賞獲得!!

 

 

ニューモデル発表会の際「ブエルタでデビュー」とは聞いていましたが

まさかここまでの活躍を見せてくれるとは!

 

 

コルナゴ好き、レース好きとしてこれは乗らない訳にいかないでしょう。

 

 

 

 

 

 

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〇COLNAGO  V3-RS  DISC  ¥560,000-+TAX(フレームセット)  

 

 

  

〇まずは見た目。

 

今どきのフラッグシップモデルと考えると、なんというか非常にシンプル。

 

「V1-r」「V2-R」と続くエアロ+オールラウンダー路線を突き詰めていって

最終形態にたどり着いた・・・といった感じの佇まいです。

 

とはいえ、むやみにエアロの要素を主張することなく、王道的な形をキープ

している点は個人的にはかなり好印象。

 

 

〇乗ってみての第一印象。

 

軽い!

 

踏むことを特に意識しなくてもスイスイと前に進みます。

 

エアロ形状=チューブ肥大化の影響でどっしりした乗り味のモデルが増えて

きた中このスッキリ・サッパリ・シャキシャキ感は逆に新鮮。

 

あまり周囲に左右されない?コルナゴの「マイペースさ」が良い方向に出た

ような気がします。

 

 

 

 

 

 

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〇乗り心地。

 

ハイグレードなカーボンを使っているので、それなりの硬さは感じますが

肉薄チューブならではの程よいしなりもきちんと感じられます。

 

他社のような快適性を高めるようなギミックがない中で、この乗り心地の

良さは優秀なレベルとは思いますが、あくまでもレースバイクとして。

 

優先順位としてはあまり上にはない雰囲気も感じます。

 

 

〇加速性能。

 

これは文句なし!

 

ポガチャルが総合3位を確定させた、あのキレキレの山岳アタックも納得の

加速感は、今回のちょっとした平地でも実感できました。

 

最近のエアロ&マイルド路線に逆張りするかのようなシャープなテイスト。

 

「プロ用機材というモノはこうあるべし」というエルネストのメッセージが

感じられて、ペダルを踏むのが楽しくなります。

 

 

だからと言って空力への意識がないがしろになっているというわけでもなく

そこそこの向かい風の中でもスルスルと速度が上がっていきます。

 

同じコルナゴの「コンセプト」の立場が無くなってきたという噂も、意外と

本当のことなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

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〇ハンドリング

 

ピナレロのようにギュンギュン曲がるイメージが、実はコルナゴにはあまり

なかったのですがこの「V3-RS」はハンドリングも優秀。

 

今までのコルナゴで必要だった「曲げ方のお作法」を知らなくても、普通に

クルクルと曲がってくれたのが、なんだか新鮮でした。

 

 

〇総評

 

ルックスは普通、ワイドタイヤやその他のトレンドに対しても、あまり積極的

とは思えないある意味コンサバの極みのようなモデルですが・・・

 

それこそがコルナゴ。

 

その「極まり方」が全て良い方向に転がっていったかのような、非常に完成度

高い魅力的な一台へと進化していました。

 

 

 

プロ機材として必要なものは全て盛り込み、不必要なものやマーケティング的

思惑は全て削ぎ落したかのようなピュアレーシングバイク。

 

フレーム工房から始まり、いまだロードレースの世界に熱い情熱を傾ける代表

エルネスト・コルナゴの想いも感じられる、乗っていて楽しい一台でした。

 

 

 

 

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