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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2019/09/27 17:36
カレラのブースで鈍く輝く「PHIBRA NEXT」。
そういえばデビュー直後くらいに乗ったなぁと思ってよくみると・・・
ホイールがカレラオリジナルでなく、まさかの「ライトウェイト」!!
これはもう乗ってみるしかありません。
チームINEOSが自前で買い揃えてまでツールを走らせた超級ホイール。
こんなチョイ乗りでもそのスゴさはわかるのでしょうか??
〇CARRERA PHIBRA NEXT(フレームセット) ¥280,000-+TAX
〇LIGHTWEIGHT MEILENSTEIN 24E
チューブラー ¥510,000-+TAX
クリンチャー ¥590,000-+TAX
なんというか値段設定がもう凄すぎます。
〇まずは見た目。
どこからどうみてもライトウェイト。
それも一番それっぽい「マイレンシュタイン」。
テンションが上がりますが、同時に若干の落ち着かなさも・・・
〇ゼロ発進。
軽い!
でも「これは反則でしょう!」という程の軽さではない気も。
よくよく見ると24mmのワイドリム仕様。
チューブラーで1,165g(クリンチャーだと1,290g)と現実的な数値なだけ
あって、走りの軽さも意外と現実的なところに降りてきてくれた感じ。
〇加速。
速い、でも硬い!
そうは言っても前後で1kgチョイの超軽量ホイール、加速のキレは文句なし。
リム~スポーク~ハブが直結された構造によるものなのか、乗り味はとにかく
「剛性の塊」という感覚。
バイクを振ってもアッという間に戻ってきてしまって、なんだかペダリングの
リズムが取りにくいというか、漕いでいて忙しないというか。
まさにレース機材、遊びが全然ないピーキーなホイールです。
〇巡行。
リムが軽く慣性が働きにくいのと、三角に近いシャープなリム形状のせいか、
高速巡行性能に関しては、イマドキのディープリムの方が上でしょう。
イメージとしては先日乗ったSPEED40Cに近く、ディープリムでありながら
実質的にはオールラウンダーと考えればそれも納得。
(ローハイトリムと同等くらいの重量しかないわけですから)
〇総括。
コストも含めて万人向けではない・・・ある意味予想通りの結果でした。
高いホイール剛性によるメリット・デメリットがはっきりしているので、
それを活かせるシーンと脚があれば、飛び道具としての本領を発揮。
驚くような走りを見せてくれることでしょう。
今回のようなチョイ乗りレベルでも、既存のホイールの枠に収まりきらない
トンデモホイールの片鱗は垣間見えましたが、如何せん自分の側に引き出し
がなさすぎました。
テンション構造(スポークを引っ張る普通のホイール)に慣れた感覚だと
その違いに戸惑っているうちに予定の3周が終了・・・
これは自分のバイクで、それも慣れたコースで乗ってみたいヤツです。
次もしチャンスがあれば、それに期待。