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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2019/10/17 18:55
基本構造やコンセプトが同じだったとしても、トップモデルのホイールと
ミドルグレードホイールを比べた時、実際には結構な差があったりします。
ただこのキシリウムの場合、「PRO」と「ELITE」の走りの質感は非常に
よく似ていて、両者のギャップもかなり小さいように思われます。
〇MAVIC KSYRIUM ELITE UST
¥95,000-+TAX → ¥85,500-+TAX!!
デビュー当初はグレー・イエロー・レッドの3色展開でしたが、現行品では
残念ながらブラックのみとなってしまいました。
そう考えると、このレッドカラーって結構貴重なのでは??
アルミとは思えないほど滑らかな形状をした「ISM4D」リムは、上位モデル
の「PRO」と共通というハイグレードなものを採用。
削りに削ったこのリムのおかげで、ホイール外周部は大幅に軽量化。
少ない力でスッと転がり出し、そのまま軽快に進んでいくペダリング感覚は
ミドルグレードの域を大きく超えています。
エッジのないスムースな形状は空力的にも優れていて、25mm程度の低めの
リムハイトながら、30Km/hオーバーからの速度の伸びもかなり優秀。
モデル名に「UST」とある通り、このキシエリはチューブレス対応ホイール。
チューブレスレディの専用タイヤ「イクシオンPRO」も標準装備。
チューブがない=リム打ちパンクのリスクがない分、普段の空気圧より大体
1気圧くらい落としても大丈夫なので、乗り心地とグリップ力が大きく向上。
だからと言って、コギが重いかというとそれほどでもないのが不思議。
他ブランドを含めれば、チューブレスレディタイヤの選択肢も増えてきたので
クリンチャーのように乗り味でセレクトできるようになってきたのも〇。
リアハブは伝統的なマヴィック仕様、 FTS-Lの軽いラチェット音に癒されます。
フリーハブ側がイソパルス組みなのは「PRO」と同じですが、スポーク素材が
ステンレスなのと、フリーギアがID360ではないので、加速のキレに関しては
正直驚くようなレベルではありません。
ただ、リムの軽さがそこをフォロー。
旧型ハブながら、軽快にサクサク進む感覚はまごうことなき「キシリウム」。
元々がリム屋だったマヴィックの本気が垣間見える、超軽量リムを備えた
ミドルグレードホイール「キシリウムエリート」。
愛車の走りが1~2ランク軽やかになること間違いなし!!