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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2019/11/17 16:03
アルミフレームとクロモリ(スチール)フレームをラインナップするケース
だと、大体のメーカーはアルミの方を格上にするのですが。
ジェイミスの場合、クロモリフレームの方がグレードが上という扱いなのが
面白いというか流石というか。
〇JAMIS 2020 RENEGADE A1 CLARIS ¥99,800-+TAX
アドベンチャーロードの大定番「レネゲード」シリーズのボトムエンドとなる
アルミフレームモデルがこの「A1 CLARIS」。
(ちなみにクロモリフレーム+CLARISの「EXPAT」は¥125,000-+TAX)
使われているチューブがあまり太くないこともあって、溶接部分を見なければ
クロモリフレームにも思えてくる、すっきりしたルックスが好印象。
乗り手の体重や体格に合わせて、フレームサイズだけでなく各部のジオメトリー
までも細かく調整している「SSD=SIZE SPECIFIC DESIGN」をこのグレードの
モデルでも採用しています。
それはフォークのオフセットやチェーステー長、BBハイトの変更にとどまらず、
ダウンチューブの太さまでわざわざ変えているという芸の細かさ。
どのフレームサイズでもベストな乗り味になるように細かくチューニングをして
いる点からも、ジェイミスの物づくりに対する真摯なスタンスが垣間見えます。
実際に試乗してみて思いましたが、このレネゲードはあまりスピードを重視して
いないような気がします。
オフロードの路面を勢いよく駆け抜けるためのバイクではなく、一定のペースで
ゆったりと長い距離を走る方が向いているというか。
その証拠というわけでもないですが。
カーボン製のフロントフォークの左右に一か所づつ、フレームの前三角に三か所
と、十分な数のケージマウントを標準装備。
リアバックのキャリアマウントと合わせれば、かなりのボリュームの荷物まで
積み込んで走ることが出来そうです。
これなら未舗装路を走ることも含めたキャンプライドやロングライドのような
使い方にも、十分に対応が可能かと。
メインコンポはシマノのCLARIS(2×8段)
車体の重さやタイヤの重さも加味した、ゆったりした加速がこのモデルの味と
わかってしまえば、ギア段数の少なさはそれほど気にはなりません。
ロングライドにつきものの峠越え対策として、ローギアだけ34Tと特別大きい
ものにしているのも「分かっている感」強し。
タイヤサイズは700×36C。
太さを重視した650Bではなく700Cサイズで程々の太さにしていることもあって
使い勝手も優秀、特にチューブの手配が簡単になるのは〇。
推奨気圧は2.8BARから4.1BAR。
オフロードメインならギリギリまで下げてグリップ重視。
オンロードメインならギリギリまで上げて転がり重視。
ダート走行時の必修科目、エア圧を変えることによる乗り味調整も楽しめます。
フレームサイズは54。
おおよその適正身長は170~180cmくらい(カタログより)
街中での使い勝手の良さや安定感の高さはクロスバイクに匹敵。
ロードバイクのような速さを求めなければロングライドもOK。
さらにその気になれば ちょっとしたオフロード走行も十分可能。
という真の意味でのマルチパーパスモデル「RENEGADE A1」。
その対応可能なフィールドの広さから、初めてのスポーツバイクとしてだけでなく
ロード乗りのセカンドバイクとしてもかなりのオススメモデルです!