スポーツサイクル全ジャンルの品揃えと専門スタッフによるサポート
ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2022/07/04 11:09
こんにちは
広島店スタッフ 髙橋です
初めてのスポーツバイク購入からずっと愛用しているヘルメットメーカー『OGK KABUTO(オージーケーカブト)』。サングラスから二輪バイクのヘルメットまで手がける日本のメーカーです。カブト製ヘルメットは今まで3モデルを買い替えてきています。今回は現在使用している「VOLZZA」を購入してから約半年立ちますのでインプレしようと思います。
目次
販売価格:¥19,580(税込)
サイズ展開(重量):S / M(235g)・L / XL(250g)
VOLZZA(ヴォルツァ)はミドルグレードに位置付けられます。東京五輪でのために開発されたカブトのフラッグシップ『IZANAGI』のテクノロジーを色こく引き継いでおり、実質的に弟分となります。
兄貴分のイザナギは¥38,500(税込)とGPSサイクルコンピューターすら余裕で買えてしまう価格なのですが、実は重量だけで比較した場合ヴォルツァと実はほとんど変わりません。ほぼ同じサイズで比較をした場合たった10gの違いです。もちろん、イザナギの魅力が重量だけというわけでは決してありませんが、一般サイクリストからすれば250gという重量は十分過ぎるくらい軽いと言えます。
適切なエアホール(ベンチレーション)を用意することで頭部に空気を導きつつ、無駄な乱流を抑えた最先端の形状設計を行っています。
ヴォルツァは様々なテクノロジーによってピッタリ頭部にフィットするように調整ができるようになっています。
セミフローテイング構造を使用することで頭部を均一に締め付け、安定感と快適性の高い被り心地を実現しています。
頭にフィットさせるアジャスターには『BOAクロージャーシステム』が採用されています。ダイヤルによって締め付けを調整するのですが、BOAはノッチ数が多いので細かく変更がしやすく、より頭部にフィットさせることができます。
後頭部を抑える部分(ヘッドレスト)は上下8段階、左右に2段階に調整が可能です。これによって適切に後頭部を締め付けることができます。
ヴォルツァを使用する前は同じくカブトの『VITT』を使用しておりました。インプレはこちらから。のでそれと比べてどうか比較をしていこうと思います。
重さについて比較した場合はヴォルツァのほうが軽量に感じます。ヘルメット単体での数字上の違いは数gなのですが、ヴィット使用時はバイザーを追加装備していたのでそのせいで少し重たかったです。体に出る負担の違いとしては、やはり首への疲労蓄積が少ないです。200kmくらいのライドをするとじんわりと違いが出てきます。先日の280kmしまなみライドでも最後まで首周り肩周りの疲労には悩まされませんでした。これはポジションにもよって違いがありますが、ヘルメットという普段より重たいものがついた首を動かすのは意外と疲れるので軽いに越したことはないと思います。
ヴィットに比べて、ヴォルツァのほうが頭部へ導かれるフレッシュエアの通りがいい気がします。よりスムーズに空気を通してくれるので頭部の湿気もしっかり抜けて熱を逃して快適です。実は2ヶ月間全く自転車に乗っていないので最近の湿度はまだ体験していないのですが、昨年から5月頭までの経験としてはかなり好印象でした。熱中症予防にもなりますので、しっかりベンチレーションしてくれるのは重要です。
最も感動したのはこのフィット感の良さです。被った後はBOAで調節してアジャスト。ノッチが多いのでキツすぎずゆるすぎない絶妙な調節ができます。また、前述のセミフローテイング構造採用によってヴィットに比べて包み込まれている感が高いので安心感も高いです。この包み込まれ感はこれまで被ってきた中でピカイチです。イザナギも同じ仕組みを採用しているのでフィット感は上位モデルと同じ点はかなり激アツです。この包み込まれ感はライド中も変わらず、重量や涼しさとは違う点で快適に過ごすことができます。
いかがでしょうか?
ヘルメットは命を守る大切なものであると同時に、快適性を左右するものでもあります。破損がなくても2〜3年おきの交換が推奨されておりますので、ぜひ新しいヘルメットにOGK KABUTO・VOLZZAご検討ください。
※不審者ではありません