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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2022/12/17 00:29
今回インプレしたのはVITTORIAから新しくリリースされた
セカンドグレード(CORSAとRUBINOの間を埋める立ち位置で)としてリリースされたCORSA N.EXTシリーズは、クリンチャーとチューブレスレディのみの展開となりチューブラーはリリースされていません。
レースに出るわけではなではないが、ハイパフォーマンスかつ高耐久なタイヤが欲しいという最新のニーズに見事に応えた形で、CORSAとの大きな違いはケーシングがコットンからナイロンに変更された事と、シリカとグラフェンの新しいコンビネーションにより改善された新しいコンパウンドを採用している点。
後者については後発の強みと言って差し支えないですが、往年のCORSAファンはケーシングがコットンからナイロンに変更された事によって『しなやかさ(振動吸収性)+低い転がり抵抗+コットンケーシングによる高い路面追従性という他社には無いCORSA特有とも言える魅力が失われてしまうのではないか?』と心配されているのではないでしょうか。
かく言う私もその点が気になって気になって仕方が無かった一人でして、インプレを終え胸のつかえが下りた今の清々しい心境をお伝え出来ればと思います(笑)
ケーシングの違いによりCORSAよりは硬く感じるものの同価格帯の他社タイヤよりはしなやかに感じるので、個人的にはネガティブと言うよりはむしろ程よい硬さに感じました。
レースレベルでの高速コーナーで倒しこんでいった時の接地感と路面追従性の違いまでは確認出来ていませんが、トレーニングや強度高めのサイクリング程度のコーナリングでは全く不満に感じる事はなかったので、安全マージンはかなり高いと思われます。
そして、それよりも良いと感じたのが漕ぎ出しの軽さはCORSAを凌いでいるのではないかという点。
恐らく程よく腰のある硬さと新開発のコンパウンドが絶妙に作用していると思われ、漕ぎ出しからぐんぐん前に出ます。
実は試乗前にケーシングの違いと同じ位にネガティブに感じていたのが重さ(28Cで300g)でして、外周部の重さが漕ぎ出しや登坂に少なからず影響するのではと危惧していましたが、その心配は杞憂に終わりました。
CORSA特有の低い転がり抵抗はこのN.EXTでも健在で、いざ走り出してしまえば名実ともにCORSAそのものです!!
チューブレス、しかもフックレスリムによってエアボリュームが増えた状態がCORSAとの差を埋めていたかもしれないという感は否めませんが、実売¥9,405-(税込)で買えるハイエンドクラスのチューブレスタイヤは、
『買い』以外の何物でもないと思います!!
特にフックレスリムとの相性が抜群に良いと思いますので、
ZIPPユーザーは是非一度使用してみて欲しいです!!
(最大空気圧がリム毎に表記してくれていて分かり易いです)