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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2023/01/06 00:44
過去にもエントリーホイールを履かせた状態で試乗した事がありますが、その時は『ニュートラルで扱い易く基本性能がしっかりしたモデルだな』とは感じたものの、それ以上に際立った良さは感じませんでした。
装着していたホイールスペックに加えて各社ハイエンドモデルも交えた試乗会だった事もあり、良くも悪くも埋もれてしまったというのが正直なところですが、今回はアルミホイールの頂点に君臨する『RACING ZERO CPTN DB』を装着した状態で試乗する事により、838の真の実力を垣間見る事が出来ましたので早速インプレしていきたいと思います。
結果、あまりの良さにステムとホイールを変更しての長距離インプレも行いましたので最後までお付き合い頂ければ幸いです。
838は見た目からも分かる通りエアロロードでもなければ、プロの脚力を唸らせるような高剛性モデルでもありません。
しかし、そこが絶妙に良いのです。
フレームは程良い剛性レベルで不満など無く、レーゼロを履かせた状態でギリギリ不快に感じる手前で抑えられていて非常に乗り易いです。
かと言ってモッサリ感は皆無で漕ぎ出しから軽快で加速も鋭いので、硬いフレームが苦手な方なら十分レースでも使えるスペックだと思います。
変な癖が無く振動吸収性も高いフレームなのでシンプルに仕上げるのはもちろん、平地に特化したい方はディープホールを履かせたりと好みに合わせて仕上げられます。
更にフレーム重量がミドルサイズで900gと、かなり軽量の部類に入るのでヒルクライムバイクとして仕上げるのも面白いかと!!
つまり、上記のような特徴的なキャラクターを持たせずニュートラルに仕上げた事で、基本スペックの高さに加えてミドルグレードの枠を超えた軽量性まで手に入れる事が出来たのだと思います。
正しく『シンプルイズベスト』
凄く上手く仕上がったモデルの典型例と言えます!!
前回の試乗とは全く異なる印象を受けた838をじっくり味わうべく、自分のポジションに合わせたステム長とメイン使用のホイールZIPP『303FC(チューブレス仕様)』に換装して試乗を行いました。
エントリーホイール→ハイエンドアルミホイール→カーボンホイールと変更してもニュートラルなキャラクターは変わりませんでしたが、BB周りの剛性が絶妙に仕上っているからか、ミドルグレード以上のホイールを履かせる事で秘められたフレーム性能が解放されるように感じます。
レーゼロよりも更に軽いカーボンホイールに変わると漕ぎ出しの軽さ・登坂力・巡行性能が向上し、当然ですが乗り心地は数段良くなります。
流石に高出力時の加速力はレーゼロに軍配が上がりますが、ロングライドがメインで時々イベントやレースに出るという方であれば、このスペックならまず不満など出ないはずです。
レーゼロにはクリンチャータイヤが装着されていたので、振動吸収性においてはその差が広がってしまいましたが、チューブレス対応なので乗り心地は改善出来ますし、何よりこれ程までに真紅のレーゼロが似合うフレームは少ないかと。
この見た目にやられてしまっても性能的な不満は皆無ですのでご安心してご購入頂ければと思います。
自信を持っておススメ出来るモデルです!!
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