【スタッフインプレ】試乗イベント開催中！チポッリーニのエアロバイク「AD.ONE」をがっつりインプレします！
by: 山崎航世

こんにちは、広島店の山崎です。

26日まで開催予定の「チポッリーニ試乗会」今回は、お借りしたシリーズ中、1番売れているエアロバイク「AD.ONE」をインプレッション！

1 CIPOLLINI　RB1K AD.ONE

CIPOLLINI　RB1K AD.ONE

フレームセット価格：￥976,800-inTax

ハンドル：VISION METRON D5
コンポ：SHIMANO R9200 DURA-ACE DI2 2x12s
ホイール：MAVIC COSMIC SLR45

RB1K AD.ONE

設計・製造・塗装　その全行程をイタリアの限られた工場でのみ行う由緒正しきブランド「CIPOLLINI」
イタリアの国民的スプリンター“マリオ＝チポッリーニ”は、選手時代に既存品であるバイクに満足する事が出来ず、自身の理想とするバイクを母国イタリアの技術力で構築した、ハイパーバイクのみを展開するブランドを立ち上げました。

ラインアップ内の「RB1K AD.ONE」は、CIPOLLINI のスプリントレーサーモデル「RB1K THE.ONE」をベースに、タイムトライアルモデル「NKTT」で採用しているエアロ設計を取り入れた最新のエアロロードバイクとして展開しています。

ロードレースで求められるエアロ性能を追求し、全モデルに共通して言えるハンドリングと巡航性能の安定感。初動で感じるパワー伝達速度の速さ。その全ては正にイタリアデザインの機能美そのものです。

インプレ総評

“エアロバイク”その言葉を体現したかのようなこの上ないエアロマシンです。一漕ぎで体感できるパワー伝達性。入力以上に出力される加速力。これぞエアロバイクと言うような、納得できる走りがありました。

外観も、写真で見るより何倍も高級感があります。

加速力

桁外れの反応速度と剛性感から爆発的に加速していきます。時計の文字盤で例えるなら２時辺りからバイクが反応し始めるイメージです。軽く足を回しているだけなのに、想像以上にスピードが上がるので、自然と乗り手のケイデンスも上がります。剛性が高いながらも安定感があり、淡々とペダリングに集中する事が出来るので、バイクと体のリズムが合わさると最小の入力で最大の出力を、連続して続ける事が出来るでしょう。勾配や信号が全く無いフラットなコースで走ると仮定した場合、加速感が衰えずどこまでも走っていける様なイメージですね。勿論、その持続時間は乗り手のポテンシャルによって左右されますが・・・。

剛性

100入力したパワーを、120で出力する。比喩表現ではありますが、決して誇張はしていないと思う程の確立された剛性感があります。“しなり”は一切感じられず、真の意味で踏んだら加速していくバイクなのでしょう。その硬さはダンシング時により強く感じました。やはりタイムトライアルバイク“NKTT”を設計思想にしただけはありますね。

登坂

体感ではありますが、5～6％の坂道であれば余裕、7～8％でも平坦からの勢いを利用すれば登りきれるでしょう。特に5～6％のゾーンであれば、一般的な軽量ヒルクライムモデルよりも速く走れるのではないでしょうか。勿論乗り手のポテンシャル次第ですが、勢いが落ちにくくリズムよくペダリングを継続出来るだけのパワー伝達速度の良さが、登坂でも遺憾なく発揮出来ると体感しました。

ハンドリング

搭載されたホイール「MAVIC COSMIC SLR45」が、ローハイトの軽量ホイールなのでは？と錯覚するほどのクリアなハンドリング。自分の体とバイクが一体化した様な扱い易さを感じられました。横風の影響が全く無いだけでなく、細かな体重移動による微調節にも瞬時に反応します。特に超高速域であるダウンヒルにおいて、緩やかなカーブであれば殆ど減速せず、コーナーを膨らむことなく狙った所に差す様にハンドル操作を行えました。