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【スタッフバイク】念願のディスクロードをバラ完!~スタッフ山崎 納車までの軌跡~
by: 山崎 航世

こんにちは、広島店の山崎です。

私事ながらバラ完しました。ということで、私の新たな相棒をひたすら自慢したいと思います。完全に自己満ブログですので悪しからず。

これまでの愛車

newバイクの前に軽くこれまでに乗っていたバイクをご紹介します。

コルナゴ C60

UAEエミレーツが使用するV4-RSに対になるモデルとして存在するC68。私が乗っているのは2世代前のCシリーズになります。特徴的なのは現Cシリーズでも用いられるラグド製法です。カーボンシートを切り出して型に貼り付け、金型に入れて圧力をかけて成形するモノコックフレームとは異なり、ラグドフレームの場合はパイプ同士のつなげる部分に「ラグ」を使用し、パイプを差し込んで成形する方法になります。

効率的な量産が難しくはなりますが、パイプの長さを変える事で細かなサイズ調節を行えたり、剛性が強化される等のラグドフレームらしいメリットがあります。
実際、C60では420Sから570まで、実に12種類のフレームサイズが存在していました。

取り付けているホイールはカンパニョーロ BORA ONE TUモデル。コンポーネントはR8000アルテグラです。
私なりにフレームに似合うカスタムを施した、思い出の詰まった1台です。

新たなフレーム

新たな相棒として選んだのは、TIME ALPE D’HUEZ​ DISC。購入のきっかけは昨年冬に行われた大規模な試乗会です。かねてからディスクロードを検討していたのですが、見た目のカッコよさと乗り心地の優しさからALPE D’HUEZにしました。

1987年にフランスで設立されたタイム。当時レースで使用されていたクロモリ素材から、カーボン素材に転換しつつあった時代に誕生しており、カーボン素材に精通しているブランドです。

モデル名であるALPE D’HUEZ(アルプデュエズ)はツール・ド・フランスの名舞台であるアルプス山の高原地帯(ラルプデュエズ)から命名されおり、ブランドの顔でもある代表的なモデルです。

その名の通りヒルクライムを得意としていますが、それ以外でも何でも出来る素直なレーシングバイクといった感じです。
フラッグシップモデルによくあるパワー消費量が多く脚を削られるバイクではなく、スプリント、ヒルクライム、コーナリング、その全てにおいてライダーに寄り添う形で後押ししてくれるような加速感を感じられるレーシングバイクです。

真似できない製造方法

他ブランドと比べてもカーボン歴が長いタイムだからこそ、製造方法にこだわり抜いています。

一般的なモノコックフレームは金型にカーボンシートを張り付ける製造方法を用いるのに対して、タイムはレジン・トランスファー成型(RTM)を用いります。まずベースフレームを糸の様に細いカーボン繊維を編み込んで成形し、出来上がったベースを金型に設置して高圧プレス+レジンを流し込む事で、気泡やムラの無い均一化されたフレームが出来上がります。

他にもRTMを用いるメリットとして、「剛性強化」と「素材チューニング」が挙げられます。高剛性なのは想像に容易いでしょう。カーボン糸を編み込んで全体の密度が増す事で剛性が強化されます。
素材のチューニングとは、数種類の素材を用いて編み込むという事です。実際にアルプデュエズには高弾性率(HM)カーボン繊維、高強度(HS)カーボン繊維、ケプラー、ヴェクトラン、ダイニーマファイバー等など、多種の素材が用いられています。

高強度素材「ヴェクトラン」「ダイニーマファイバー」

ヴェクトランとは、液晶ポリマーから精製されたマルチフィラメントの糸です。同重量比でスチールの5倍、アルミの10倍の強度を持つ剛性と耐久性に優れた素材で、高剛性を求められるフォークコラムのベースフレームに用いられています。

ダイニーマファイバーはスチールと比べて15倍の強度を誇る素材です。引張強度が高い特性がある為、水に浮く軽さでも力強く編み込んで必要な剛性を確保出来ます。HMカーボン、HSカーボンの上から覆うようにして、フレーム全体に使用されています。

コンポーネント

フレームが電動コンポーネント専用であるのと、“せっかく組むなら105以上、でもデュラは値段が高くて手が出ない”という理由からアルテグラDi2で組みました。
試乗車で何度も触らせて頂きましたが、愛車にDi2を搭載するのは今回が初めてです。改めて感じましたが、いろいろと楽ですね。変速スピードが上がるのもそうですが、シフトチェンジに力を必要としない分手が疲れにくくブレーキングに集中する事が出来ます。

またBBはウィッシュボーンを入れています。2万円台と安価ながらセラミックベアリングを使用しており、シール性も高く耐久性に優れたBBです。

ハンドルバー

フレームはDEDAが定評するDCRシステムに対応していた為、思い切って一体型で組みました。DEDA ALANERAはタディ・ポガチャルを筆頭に数々のプロ選手が使用した高剛性ハンドルバーです。
エアロを阻害しない専用マウントが付属しますが、下にライトを取り付けられないので今回は使用せずレックマウントを付けています。

ホイール

ホイールはタイムと同じフランス出身のMAVIC COSMIC SLR 45をチョイス。UD2カーボンでラミネートされたスタイリッシュなリムと、空力に長けたスポークが気に入りこのホイールにしました。特徴はFOREカーボン技術を用いており、調整用の穴を開けずにリム成形を行っている点です。穴が開いたモデルに比べて剛性が高く軽量に仕上がっています。

その他パーツ

サドル Selle italia SLR BOOST

シートポスト TNI カーボンピラー


如何でしょうか。私自身バラ完は2回目になるのですが、色々と欲が出てきてお金が飛んでいきますね。
5/15日までTIME試乗会も開催しております。是非広島店へお越しくださいませ。詳しくは下記ブログをチェックしてください!

【TIME試乗会】本日から開催!試乗車アルプデュエズが到着しました!!

ご来店お待ちしております~

 

 

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