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【スタッフインプレ】低価格電動コンポーネント「EDS」は期待以上?期待以下?
by: 山崎 航世

こんにちは、広島店の山崎です。

今や電動コンポーネントともなれば、グレードによって23万円から60万円は当たり前となっています。そんな中、その常識を覆す価格設定の「Wheel Top EDS」が発表され、広島店にもデモ機が到着致しました。

クランクセットを筆頭にドライブトレインパーツのOEM生産を行うWheel Topが、13万円アンダーという価格でリリースしたEDSシリーズ。クランク、カセット、チェーンは自社開発せず他者メーカーを流用できる設計となっており、多くの完成車に取付が可能になっています。


Wheel Top EDS TX

WHEELTOP ( ホイールトップ ) コンポセット EDS TX TX-RA7000 油圧ディスクブレーキモデル カーボンモデル【対面販売/店舗受取限定商品】

 

・油圧ディスクブレーキモデル 

カーボンレバー仕様: TX-RA7000 / ¥128,700-inTax
アルミレバー仕様 :TX-RA7100 / ¥121,000-inTax

内容物 :シフトレバー/FD/RD/ブレーキキャリパー/充電ケーブル

・ワイヤーブレーキモデル 

カーボンレバー仕様 TX-RA6000 / ¥110,000-inTax
アルミレバー仕様 TX-RA6100 / ¥102,300-inTax

内容物 :シフトレバー/FD/RD/充電ケーブル

※2×7~13速まで対応

Wheel Top EDS OX

WHEELTOP ( ホイールトップ ) コンポセット EDS OX OX-YQ-1211-SGS フラットハンドル用 ロングケージ(対応スプロケット トップ10-12T / ロー 42-52T)【対面販売/店舗受取限定商品】

価格:¥81,400-inTax

内容物:シフトレバー/RD/充電ケーブル

※7~13速まで対応


総評

EDSは何と比べるかによってその評価は大きく異なります。エントリーグレードの完成車に取り付けられた機械式コンポーネントから見れば高い評価を得られますが、他者ハイエンドモデルと比較してしまうとそこまでの感動を得られないのも事実です。

結論としては、ハイエンドモデルが50万円から70万円という事もあり、価格差を考えれば期待以上の性能だと感じます。以上の事からまとめると、
・純正スペックから性能のアップグレードが感じられる。
・サイクリングユーズであれば素早いシフトチェンジから走りが楽になる。
・低コストで電動コンポーネントを導入できる。

以上のメリットがあります。

外観

今回は車体に取り付けた状態のEDS TXでのインプレッションとなります。まず外観ですが、FDとRDがとても大きいです。重量もずっしり感じる事ができ、見た目通りの重さと思います。逆に言えば、他社メーカーがコンパクトで軽すぎるくらい上手く設計しているという事になります。

電動コンポーネントにするメリットの1つに車体の軽量化が挙げられますが、EDSはその点での見込みは無いです。

シフトチェンジ

私自身シマノ ULTEGRA R8100シリーズを使用しているという事もあり、フロントの変速は少々もたつく印象がありました。電動コンポーネントはモーターで機械を動かす為、ある程度乱雑なペダリングでもしっかり変速します。しかしEDSのフロントの変速を行う際、僅かですがチェーンがチェーンリングに上がりにくく感じる場面がありました。チェーンリングも完全な真円では無い為、場所によってはもたつく可能性はあるでしょう。しかし価格差(約17万円)を考慮すれば気にならない程度です。

リアの変速は、13万円アンダーとは到底考えられない程スムーズな動きで驚きました。トルクをかけたペダリングでも動作に問題無く、正直この精度で十分と感じました。

操作感

シフトチェンジの操作方法は他と大きく変わらず至って普通です。左のシフトレバーはスイッチが1つのみで、その為フロントの変速操作はとても行い易いです。

シマノの電動コンポーネントのレバーはスイッチ押す際、少し深さに遊びがあるのですがEDSはスイッチを押したときの遊びがありません。その為押す力が弱いと反応しない場面がありましたので、シフトチェンジをする際は少し強くスイッチを押す必要があります。

予算次第では“あり”な選択肢

もちろん性能面で他者ハイエンドクラスに匹敵はしないです。しかし、誰しも自転車パーツに数十万円かけられるわけではないでしょう。例えば、シマノULTEGRA R8100に乗せ換える費用が工賃を除いて約30万円に対して、EDSであれば13万円で電動化が可能です。浮いた17万円はホイール等の他カスタムに回す事ができます。限られたご予算の中で、最大限性能を発揮するEDSシリーズは新たな選択肢としてとても有能です。

他メーカーではクランク、カセット、チェーンもメーカーに合わせて付け替えないといけないですが、EDSシリーズは既存のモノをそのまま流用できます。お好みの歯数、ギア比を変える事無く電動化できるメリットは計り知れないでしょう。


如何でしょうか。間違いなく今後メジャーなカスタムとなるEDSシリーズ。低価格な電動コンポーネントとして期待以上の性能があります。只今イベントも多数開催していますので、お気軽にお越しくださいませ。

イベント概要は下記ブログをご確認下さい。

【電動コンポEDS体験会】いよいよ明日から開催決定!ハイコスパ電動コンポーネント「WHEELTOP EDS」がやって来ます!

【MAVIC試乗会】ホイール試乗イベント「MAVICブランドキャラバン」を開催します!

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