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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2024/07/30 11:20
みなさんこんにちは。
ワイズロード広島店スタッフのシマムラです。
今回は続き物。自転車のパンク応急手当てのアフター。新しいタイヤとチューブに交換します。ただ、そのまま交換しただけでは能が無いので「トレイル・ダート」から「アーバン・コンフォート」向きに換装するカスタムを行います。
前回の「パンクの応急手当」の仕方もリンクを貼っておきますので併せてどうぞ。「やり方を知っていると便利ですよ!!HOW TO パンクリカバリー!!」
見上げれば空は晴れ。程よい暑さと湿度の中、セミの鳴き声が良く響いております。表で作業するのにうってつけの天気ですね(白目)。と言う事で暑さに負けず交換をしていきたいと思います。
まずは必要になる物・あると便利な物は以下の通り。
1.タイヤ・タイヤチューブ+α
タイヤ・タイヤチューブを交換するのにこれらが無いでは始まりません。
愛車のホイールの規格にあったタイヤ・タイヤチューブを用意しましょう。また、今回は+αで『リムテープ』も用意しました。
2.工具
今回の作業でもパンク修理時に使用したタイヤレバーは活躍。また、タイヤインストールがあると作業効率がアップします。ドライバーですがこれは意外な使い方をするのでこの後を注目。
3.エアポンプ
これはいわずもがな。折角交換してもポンピングしないと意味がありません。
4.暑さ対策グッズ
この時季、室外での作業で怖いのが熱中症。水分補給はマメに行いましょう。この際、麦茶やスポーツドリンクだと効率よく水分とミネラル等を摂取できます。水+塩飴でもOKですよ。後、最近では充電池式の置型扇風機もあるので、濡らしたタオルなどと組み合わせ暑さから身を守りましょう。
では実際に交換していきたいと思います。今回は、前後の交換を行うのでまずギアをイン・ロウ(小さいギア同士のたすき掛け状態)にしチェーンをたるんだ状態にしておきます。
で、車体をひっくり返す。
この状態なら前・後輪とも外しやすいです。
ここら辺の前・後輪の外し方は過去「そうだブレーキパッドを替えてみよう!初心者向きHOW TOブログ!」でも触れてますのでよかったらそちらも見てやって下さい。では外していきましょう!!
で、外した前輪がコチラ。
チューブから空気を抜いて剥がしていこうとおもいます。さて、通常は前回のパンク修理のようにタイヤレバーを利用してタイヤを外します。
が、今回はタイヤが劣化しているので素手でもイケそうです。
そぉーい!!
と素手で引っぺがせました。ただ、今回はタイヤが劣化していたので出来ましたが、通常はタイヤレバーを使った方が簡単かつ安全です。で、この外したタイヤの中にはチューブが収まっているのですがパッチからわかるように前回応急手当をしたチューブです。
パッチが接着剤によりチューブと定着しているのがわかります。この画像だけ見ると「まだ使えそう」と思われたかもしれませんが、残念ながらタイヤチューブは一度穴が開くとそこを起点に穴が広がっていきます。なので、穴の開いたチューブはバッサリと交換するのが吉。新しいタイヤとチューブを装着していきましょう。
ただ、今回は折角なのでリムテープも交換したいとおもいます。
【SCHWALBE】『リームテープ(27.5×20mm』
価格:770円(税込)
では古くなったリムテープを交換しましょう。
で外し方ですが、この様にマイナスヘッドドライバーを差し込んでやると…
簡単に外せます。
今度はこのホイールに(こっちも結構くたびれていますね…)
新しいテープを張り付けていきます。
やり方ですが、テープに空いたホールとホイールのバルブホールを合せそこを起点に装着していきます。なのでズレないよう画像の様にドライバーで固定するといいです。この際、テープがよれたり捻じれるとパンクの原因になるので注意です。
規格さえ間違えていなければテープはホイールにフィットしてくれます。リムテープの交換が終わったので今度は本命のタイヤ・タイヤチューブです。今回用意したタイヤはこちら。
【SCHWALBE】『クリンチャータイヤ BIG BEN ブラックリフレックス 』
27.5 X 2.00
価格:6,380円(税込)×2
古いタイヤが2.25だったのに対し今回は2.00とスリムにしてみました。特性としてはトレイルやダートよりもアーバンライドを重視した品になります。実際の勝手は試乗してからお伝えしますね。そして肝心の中身、タイヤチューブはこちらです。
【SCHWALBE】『チューブ 21SV ( 仏式 40mm )』
価格:1,320円(税込)×2
ちなみにタイヤ・タイヤチューブは基本は単体売りなので、今回の様に「前後のタイヤ交換」をする場合もう一組用意する必要が…(白目)。
それでは本命ホイールへの装着を行っていきましょう。パンク応急手当のと同様、まずタイヤの中にチューブを入れていきま。ただ新品の場合チューブは気が付かないうちによじれたり絡まってたりすることがありますので一回整えてあげるといいです。
また、タイヤの側面にロゴがイニシャルされている場合、バルブをイニシャル中央に来るように収めてあげてください。そしてホイールに装着ですが、タイヤには向きが決まっているので気を付けましょう。
あとはバルブを中心に左右均等にホールの中へタイヤのビートを収めていきます。この時、チューブの押し込み具合が甘いとホイールとタイヤのふちビートにはさまれパンクの原因になるので注意です。なお、新品のタイヤは硬いので「あと最後の一息が上手く嵌ってくれない!!」となる事も。
そこで役立つのがこのアイテム。
【GRUNGE】『タイヤインストール』
価格:1,430円(税込)
前回も出た『タイヤインストール』です。
(※画像ホームページより引用)
どうしてもうまく嵌められないという人は切り札にどうぞ!!
装着が出来ました。後はポンピングしてあげて
ホイールをフォークに嵌め固定して終了です。で、次は後輪ですが…内容は同じなのでスキップ!!
という訳で、新タイヤに換装した相棒です。
タイヤが変わっただけですが、シュッとなって印象が変わりましたね。試しにコクピットから見える前輪の様子も比較してみましょう。まずは交換前。
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で新タイヤに交換後がコチラ。
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旧タイヤに比べると細っそ!!細くなることで小回りが良くなると同時にタイヤの回りが良くなっています。こうした走行時の違いについては次回の試乗偏にて。と言う事で次回に続く!!