【スタッフインプレ】ピレリの最新ハイエンドタイヤをレースで使用してみた『P ZERO RACE RS』
by: フジグラン広島

こんにちは、広島店の上橋です！ピレリのハイエンドロードタイヤ「P ZERO Race RS」に、待望のクリンチャーバージョンが登場！早速レースで使用したのでインプレしていきます！

PIRELLI　P ZERO RACE RS

価格:13,501円(税込)
サイズ:28C

軽量かつ高グリップ

去年発売されたチューブレスレディモデルよりも軽量に仕上がっており、26Cで210g、28Cで230g、30Cで245gと他タイヤメーカーと比べても超軽量な仕上がりになっています！コンパウンドにはチューブレスレディと同様のSmartEVO2を採用し、グリップ力と低い転がり抵抗を実現しており、ケーシング構造には耐パンク性能の「TECHBELT ROAD」を採用しています。また、トレッド下に耐切断性の高い生地を配置することで、軽量性を保ちながら優れた耐パンク性能を実現しています！

インプレッション

インプレッション前に、レース当日のコンディションや条件ですが、路面は雨上がりでウェットな環境でした。また、全日本出場がかかったハイレベルレース展開ということで、レース用タイヤの実力を試すにはもってこいの好条件でした！以下インプレッションになります。

まず感じたのは、路面に吸い付くようなグリップ力があることです。今回のコースは起伏が激しくコーナーも多いテクニカルなコースでしたので、加速時やコーナリングといったグリップを求められる状況でも安心して走ることができました！
特に今回ウェットな路面の中60km/hほどのスピードを出しながらコーナーを曲がりましたが、グリップ力の高さのおかげで膨らまず、イメージ通りのラインをビタッと気持ちよく描けました。普段は練習用にP ZERO ROADを使用しているのですが、ROADタイヤでは今回のようなウェットな環境下でここまでの安心感は得られないと思います。

次に走りの軽さについてですが、高いグリップ力を持ちながらとても軽やかに感じ、P ZERO ROADと比較してもフットワークが軽く感じます。TPUチューブを使用しているということも関係していると思いますが、とにかく立ち上がりが軽やかで、転がり抵抗も少なく感じます。

乗り心地もとても柔らかく、今までのP ZERO RACEからさらに薄くなり、ヴィットリアのCORSAに似た薄さと柔らかさの感覚です。計測上の重量はP ZERO RACEと大きく変わりませんが、この柔らかさとスムーズさはRSでしか体感できない、とてもクセになるタイヤです。

ということで長く語りましたが、路面がウェットなハイスピードレースでコケずに生還できたのは、間違いなくタイヤのおかげです！ピレリを試したことない方は是非一度使ってみてください！ご来店心よりお待ちしております。